お台場meg@web

お台場のmeg@webに行ってきました。
ここはトヨタ自動車が運営する、日本最大の自動車アミューズメント施設とも言えるべき場所で、
トヨタが販売する車の展示や試乗、運転シミュレータ、名車の展示等があります。
今回、試乗予定は、関西より遊びに来ている後輩のRISがMR-S(シーケンシャル)とe-com(電気自動車)
私が、MR-S(MT)でした。

MR-S(シーケンシャル)はその独特な雰囲気にとまどい気味。
1速に入れてもアクセルを踏み込まないと、車は動かない。
MTのように、エンストすることはないし、ATのようにクリープで動き出すこともない、新しい感じ。
アクセルを踏み込むと、のそのそとスタート、
クラッチの繋がりは良好のようだ。

回転数を上げ、シフトアップ、軽い失速がおきるが、意外とスムーズに繋がる。
雰囲気としては、ちょっとへたれてきたATくらい。
どうやら、コレは回転数にもよるようで、スムーズに繋がることもあれば凄い失速もあり、
もしかして、学習機能か何かと関係しているのかもしれない。
そうだとすると、試乗のような、短期間でいろいろな人が乗る環境は不利なのかもしれない。

シフトダウンは、やはり、回転数のずれが発生することがあるが、かなり良好。
演出過剰な感もあるが、ウァォン ウァォンと回転数を自動的に煽ってくれるのが面白い。
レースゲームでのシフトダウンみたい
シフトアップ時にあった、まぁコレくらいなら妥協出来るかな、と言った範囲と比べると、シフトダウンは華があって良い。

しかし、試乗コースは、大型スーパーなどの駐車場を思わせる、狭いコースが多く曲がりくねった道、
乗り慣れない車では運転が大変そう、

60キロまで加速すると、すぐに無線で苦情が来た。
速度は監視されているようだ。
MR-Sはマイナーチェンジを受けたようだが、やはりあの、見た目は金属、しかし実際触ると、
プラスチックで拍子抜けな内装の取っては変わっていなかった。
乗り降りでは必ず触れる部分だけに、改良を強く期待したい部分。

次は、e-comに乗り込む。
まず、ドアを開け、閉じる時点で、この車の位置づけが8割方わかったような感じがした。
ヒドくぬるっとした、安いおもちゃのようなドアノブ、
ブリキを思わせるバチンという、軽々しいドアを閉める音、
取って付けたような、インパネ周り
叩くとカツーン カツーンとカンペンを叩いたような音がする。
そうか、そうなのだ。この車はコンセプトカーなのだ。うん
こういう、商品的なところに突っ込むのは、あまりよろしくないのかもしれない。

スロットルをひねるとギュィーンという音が響く
何をやっているのかはわからないが、もしかしたら、準備OKだよ、というフィードバックなのかもしれない。
アイドリングの音もしないので、こういう、シェルモーターの音を模した音を鳴らせているのかもしれない。

アクセルを踏み込むと、クーンというモーター音、そしてゴロロという、タイヤの転がり音だけを残して走り始める。
モーターの音は電車に近いが、凄く静かなもので、普通の車でアクセルを踏まずに、下り坂を下がるような感じに近い。
内部の仕組みはわからないが、シフトアップもなく、スムーズに加速する。
加速感は良い感じ、市街地なら、流れに乗ることも容易だろう。

石畳にはいると、突然タイヤノイズが酷くなった。
うるさいといえるレベルで、乗り心地もあまり良くない。
基本的に継ぎ目の無い整地路のイベント会場を走る位にしか乗り心地は考慮されていないのだろう。
ブリキなドアの中には遮音材は入っていないのかもしれない。

RISは、ハンドルが切れにくいとも言っていた。
同じ曲がるには、余分に切り込まないといけない、結果、ハンドル操作が忙しくなるそうだ。
このあたりも、セッティングが煮詰まっていないのだろう。

加速はフラット、減速もフラット、車としての基本性能は、乗り心地以外は及第点。
ただし、乗った後に少し疲労感があった。
人間自体が、こういう動きに慣れていないせいかもしれないが、長距離はイヤだなと思わせる感じがあった。
しかし、こういった物は、セッティングと技術の進化でいくらでもどうにかなるだろう。
エアコンをフルに付けても、流れに乗れる加速感、電気自動車が本格的に完成に近づいていることを感じさせた。

そして、MR-S(MT)に乗り込む、
前の2台と違って、こちらはオーソドックス、
普通にエンジンをかける。
しかし、シフトが凄いショートストローク
Zやロードスターもショートだと感じたが、そう言うのとはレベルが違った、
とにかくショート、今のシフト位置が分かりにくいし、操作もしづらいのだが、
スポーツカーだからソレは有りだと思う。実用車なら論外だけど、ここまでクセがあると面白い。
クラッチも、慣れていないのもあるだろうが、半クラが少ないように感じた、
ちょっと回転数あわせの手を抜くと、加減速Gとなって、しっかり現れる。
これも、スポーツカーだから、OKだと思う。

コーナーでのロールは、少なく感じた。左右への急な振りにもクイックに反応していたし、コーナーの感じも悪くない。

加速は、良く、排気量が少ない割には、結構スムーズに加速していく、
しかし、加速感はあまり良くなかった。
高回転になるほど、音がくぐもり、詰まったようなフィーリング、いかにも、普通のエンジンと言ったイメージがつきまとう。
MTの気持ちよさ、という感じがなかったのは残念

エンジンさえ、あと、手提げバックくらいは置く場所があれば手軽なスポーツカーとして面白いかもしれない。

RISも、試乗での、評価は渋かったが、今回の場合、コースにも難点があったように思う。
狭く、細く、最高速度がストレートの40キロでは、MR-Sもセルシオもないわけで、試乗コースが公道であれば、MR-Sについては、もっと好印象になりそうに感じた。
あの試乗コースで一番楽しいのは、スーパーカブじゃないか?、そう思えた。

試乗を終え、トヨタF1やJGTCスープラ、WRCセリカ、TS020 GT−ONEアタリを見て回る。
トヨタF1のカラーリングは赤と白だとずっと思いこんでいたが、実は赤と白と黒だった、ちょっとびっくり
ルックスは全マシン中最高だと思う。
背面のパネルには、今年の戦歴が並び、リタイアとか、サロ残念という文字が多く並んでいた。
来年には、パニス善戦とか、初優勝と言う文字が並ぶことを期待したい。

一回り、見た後に今回の目玉、history館に行く
そもそも、今回meg@webに行くのもRISのデロリアンのあるところへ行きたいと言うところから始まっていたりする、

history館は世界中のクラシックな名車を集めた物で、華やかなトヨタシティショーケースに比べると、シックで落ち着いた物になっている。
入り口では、ドイツの第2次世界大戦時の車が飾ってあった。
車と言うよりは、ボブスレーに車輪が生えたようなルックスで、ドライバーは地面に寝るように乗り込む
助手席は無く、縦2列の二人乗り、
これで90キロ出たというのだから、ドライバーはかなりの恐怖心と戦わないといけなかっただろう。
バックギアが無く、エンジンを逆回転させるというのも独創的

二階に上ると、テントウ虫でお馴染みの、スバル360が飾ってあった。
軽く叩いてみると、その外壁の薄さが、良く分かる。
しかし、ぴんと張られたその外壁は、決して華奢な印象を残さなかった。
足回りを見ると、何もなく、がらんどう
TVで紹介されていたネジリ棒バネの成果なのだろう。
コレを作り上げた、スバルの開発陣には脱帽するばかりだ。

すぐ近くのディスプレイでは、稲村ジェーンや大脱走と言った懐かしのモーターサイクルが出てくる映画が流れていた。

そして、デロリアンも、もちろん見てきました。
S13を思わせる端正なフロントマスク、
航空機を思わせる、肉厚なガルウィング、しかし、なにより、印象に残ったのはその質感。
なんと、ステンレス製だそうで、無塗装のその質感はヒンヤリとして硬質で、他の車には無い物だった。

往年のキャディラックも飾ってあった。
印象はデカイとしか言いようが無く、言いようがないので言えない。
でかかった。
以前はディーノが飾ってあったのだが、無くなっていたのが残念。

国産スポーツカーも飾ってあった。
注目度が高かったのが、初代フェアレディZ
新型が出たばかりと言うのもあるだろう。
そのスマートなスタイリングは、格好良く、世界で一番売れたスポーツカーという理由も頷ける。

Zと向かい合うように並んでいたのが、初代スカイラインGT−R ハコスカ、

その、厳ついスタイリングが醸し出す雰囲気はワルそのもの
我が道を行く、無骨なデザインは、同年代の車と比べても、圧倒的に威圧的で硬派で格好いい。
当時、ハコスカが大流行したのは当然の事だろう。
R34のCMソングを歌うVan Halenの歌が似合うのは、R34より、むしろこのハコスカではないだろうか

その隣に並ぶのは、初代ロータリーとして資料的価値も高い、コスモスポーツ

車のスタイリングと言うより宇宙船のようなスタイリング

低くコンパクトなスタイリングが、ロータリーの強さをアピールしている。
写真で見ることは多いのだが、そのたびに、リアテールの処理に、不満を持っていたのだが、
実物で見ると、リアテールは、思ったより落ち着いており、ケバケバしさは無く上品だった。
ボンネットにはCosmoのロゴが光る。


meg@webは、とにかく金を取りまくると言うイメージ
今回もそのイメージは払拭されなかった。
金を払ったのなら、それに見合う上質なコンテンツが欲しい物だが、それも充分ではないのはよろしくないように感じた。
普通なら無料の試乗も、カタログも有料
それであるなら、ちょっとは公道より楽しいコースがあったり、付属品があっても良いような物だが

とくに、ディジタルCGを使った物は、設立時よりリニューアルがなされておらず、時代の流れで陳腐化してしまい、
リッジレーサーにも劣るような画質と挙動のゲームが300円では納得出来ない、
日産の同等のシミュレーターは無料であった事を考えても、こんなところで商売気を出さなくてもと思う。

車好きならhistory館がオススメ、それ以外、例えば家族連れで寄るにはトヨタシティショーケースが良いように感じる。
ただし、100円玉は多めに持っていきましょうということで、

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