水戸小旅行

夏の暑い夜、工高の先輩だった人に会うために深夜SuperCUBで水戸まで行くことになった。
距離にして100km強3時間程度の小旅行だ。
コースは単純で通称水戸街道と言われている国道6号線をひたすら北へ向かい、長岡から県道50号線 に乗り換えるだけ、
確かに距離は長いが、途中で迷う心配もなく結構安心していた。
平凡な国道をゆったりと進めばすぐだろう・・・ と
SuperCUBの特徴的なバババババーンという野暮なエキゾーストノイズを響かせ午後10:00出発

国道6号までの道は予想以上に空いていた。
もうちょっと混んでいるかなと思ったがそもそも田舎、金曜日とはいえ水戸へ向かう人など少ないのであろう。
流れも速くない、原付で走っていると速い車に煽られるのがとても嫌なのだが、制限速度程度で余裕を持って走れる。
意外なほどスムーズに国道6号線に到着した。

国道6号線は東京から太平洋側を走り東北の方 まで進む道だ。
それだけに道幅も広く流れも速い。
車にとって見ては 原付はちょこまかして邪魔な存在なのだろう。
自分も車に乗っているときには原付が邪魔に思える。遅くもなく速くもなく、自分の前にはいてほしくないと思う。
そういう気持ちがほかのドライバーにもあるのだろう。原付を見付けると、突然ピッチをあげ無理矢理追い越してくる車がいる。
体感速度では70から80は出しているだろう。 そんな車が同じ車線を追い越していくのだからたまらない。
特にマーク2などのちょっと大きめのセダンと一昔前のワンボックスカーが多いと思う。
道幅が広かったおかげでキープレフトで譲りつつ道を急いだ。
道は北へ進むにつれビルや家が減り、車の量も次第に少なくなってきた。
と、油断していたところで、突然だだっ広い直線に出くわした。
片道2車線で信号なのないストレート、少ない車 そう、車が飛ばすのに持ってこいな道なのです。
しかも恐るべきことに大型トラックの集団が登場。

間違いなく100km/h越えてます彼ら、
こっちも追突されるのが怖いので80km/hオーバーで走っていたのに同じ車線!をトラックが猛スピードで追い抜けていく。
右にトラック、左にガードレール。おまけに立体になっているのであろう、路肩もエスケープ出来る交差点もない。
死を覚悟しました。 神経とがらせまくりでトラックが接近するまで車線の中央気味を走りトラックの減速と車線変更を促し、接近すると 接触をさけるためにガードレールぎりぎりに寄る。
火事場のくそ力というか、ちょっとZEROの領域走ってました(爆&マイナー)
長い直線が終わったとき神の存在を信じました。 神様ありがとー
CUBのエンジンは長時間全開にしたため異様に熱を発しちょっとやばかった。
エンジンが死んじゃうと大変なのでちょっと休ませ、ペースダウンして走る。

茨城に入ると田舎度はいっそう増し、あたりは漆黒の闇
まばらな街灯と明るいとは言い難いSuperCUBのヘットライト、彼方に見える民家、そして月と星、視界に入るのはそれくらい

原付で走るとき遅い車の後ろに付けるとすごく楽になる。
ペースが遅く走ることが出来るし、速い車も前の遅い車も一緒に追い越さなければ行けないため、同じ車線で追い抜こうとしないからだ。
運がいいことにトヨタの新車を運ぶトレーラ の後ろに付くことが出来た。目の前に自分の方を向いたVitzがおり、車と目を合わせながら走るという妙な体験が出来た。

しばらくレーラーの後ろを走っていると、フロントタイヤがいまいちグリップしないのに気がついた。
停車して確認すると、

パンクしてるー

もはや日付も変わりそうな真夜中 バイクショップなど開いていないだろう、そもそも店があるのだろうかと悩みつつ、遠くにかすかに見えるガソリンスタンドへ向かった。
しかし、スタンドでいきなり、バイクはだめだ。と断られてしまう。
そして、アノ店に行ってみなさい。と指差す向こうには、バイク屋がしかも深夜に普通に営業中!
コンビニモードか?と不思議に思いつつ、九死に一生を得たと早速よってみる。
店長はどことなく世話人、どこから来たの?どこへ行くの?等といろいろ聞いてくる。
実はシルビアがほしい(当時まだ車を持っていなかった)というとうちは4輪もやってるからシルビア入ったら電話しようか?等とも言ってくれた。
しかもこんな時間なのに客が結構来る。
マフラーをチューンしたもの、テールライトが白いもの、紫の刺繍が入った派手な服を着ている人達・・・

暴走族やん

そう、暴走族のご用達ショップだったのだ、それでこんな深夜に営業していたのか、
タイヤが治ったとき、2重でほっとしました。
パンク修理なのにタイヤを交換できるくらい料金を請求されたけどもういいです。
帰りに店長さんにお礼を言おうと思ったけど、昼間は休業中のようでした。
その後は修理したばかりのフロントタイヤを気遣いながら、気が付いたら到着してました。
所要時間は3時間ほど(うち修理1時間) 結構楽しかったです。

後記
水戸で納豆そばってのを食べました。
まんまそばに納豆が入ってるだけ、おまけにそばのつゆで納豆の粘り気が全て飛んでしまい、納豆そばと言うより大豆そば・・・

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