一之瀬泰造の写真展に行ってきました。
一之瀬泰造は佐賀で生まれた戦場カメラマン、
カンボジア内戦でクメールルージュ(後のポルポト派)の本拠地であるアンコールワットを写真に収めるべく単身乗り込み、消息を絶つ
著作権の関係で写真を紹介できないのが残念だけど、
かなり、衝撃を受けた
敵兵を探るために、銃身にヘルメットをかぶせて物陰から出す兵士
塹壕を掘り潜む兵士など、
まさに、最前線、弾丸が行き交うなかで写真を撮り続けた。
そして、ついには最前線を超え、解放軍の本拠地に単身乗り込んで消息を絶ったのだけど
泰造の手紙や日記の中には、いかに自分が死と隣り合わせなのかを綴ったものも多い
爆弾の破片で肩から血が噴出し、心臓までドクドクと波打つ
好きなことをするんだから、自分が死んでも悲しまないでくれ
うまく、地雷を踏んだら、サヨウナラ!
戦場、最前線で敵兵の様子を探る兵士、
南軍から開放される解放軍捕虜
屈託のない笑顔を見せる子供と、その子供が手にする弾薬箱
どれも、眩暈がするほど衝撃的な写真ばかりなのだけど
自分の写真について、未熟だ、まだちゃんとした写真を取れていないと苦悩が書き綴られている。
入国禁止を食らっても弾丸行きかう中密入国してまで狙ったアンコールワット
26歳、泰造が死んだのと同じ年齢に達したけど、泰造の自分を模索し続けることへの異様なまでの執着心と行動力に刺激を受けた。
TAIZO展
2007/11/25 5465hit
コメント
名前:kyo|投稿日:2007/11/26 10:57
おお。写真展あったのか〜 俺もこの人の本読んでかなり衝撃でした。