もうすぐ30代が終わるので30代を思い返してみた。

2021/4/12 462hit

もうすぐ40代なので、30代を思い返してみたら、やはり激変であった。

20代も転職を繰り返し、結婚もしたしでもうこんな激変はなかろうと思っていたのが
Google I/Oに参加したのを契機にその後の10年を大きく変えることになった。

30代の始まりは完全に落ち込んだ気持ちで始まって、それは東日本大震災のショック状態にあって
節電と言う名目でお昼にオフィスが消灯されるようになった。(それはその後経費節約と言う名目で続けられることになる)
最初は誰かがカーテンを開けていたのだが次第にそれも誰もやらなくなり、みんなが真っ暗なオフィスの中で買ってきた格安弁当やカップ麺をThinkpadの照明を頼りにかきこんでいた。

そんなときに、Google I/Oに行くことが出来るようになった。

業務ではなくプライベート。
会社が旅費を出してくれるなんてことはなく、自分でスケジュールを捻出して一週間の有給を取るためにあちこちに頭を下げて回ったのを覚えている。
給料は今の半分もなかった。当時としては悪くない給料だったとは思うけれど、それでも一ヶ月分以上の給料を全額I/Oの旅費に回した計算だから我ながら良い決断力だったと思う。

たしかイエスマンっていう映画を見てとにかくなんでも出来ることはやってみようと思っていた時期だったのだと思う。
それでも、悩みに悩んでGoogle I/Oに参加した日本人の記事はほとんどなく、唯一見つけたよういちろうさんの天使やカイザーと呼ばれてを何度も見直して悩んでいたのを覚えてる。

この時の情報のなさが自分の敷居をあげていたので少しでも参加しやすいようにとGoogleI/Oに行ったときのレポを出来るだけ詳細にかきあげることを心に決めた。

Google I/Oは本当にすごかった。2012年のGoogle I/Oといえばもうすぐ10年経とうとするにも関わらずいまだに最高のI/Oだったと言う人も少なくない。


けれど、この旅で自分に一番の影響を与えたのはI/Oそのものではなく、Googleオフィスに見学に行ったとき、ランチタイムにカフェテリアの外で太陽の陽を浴びながらプロジェクトの問題を話し合うGoogle社員を見た時。
そして、カフェテリアに書かれていた "Optimize Your Life"の文字を見た時。


日本で食事中に灯りもない自分が途端に惨めになった。 絶対にこの人達に叶うわけがないって思った。
自分の人生を切り開くのは自分自身 みたいな言葉はありきたりだけれど、この時初めて実感した。

翌年、チームリーダーになった。
新人と外注を含めた3人の小さな開発部隊であったが、コレをきっかけにして以前から試してみたかった残業ゼロをチームルールにした。

効果はてきめんでスケジュールがすぐに前倒しとなった。
人生を最適化するというのは仕事か、プライベートかの二択ではないことを確認した。

その後の独立に至る話は愚痴っぽくなるのでやめておく。

あれからもうすぐ9年。
子供も3人も生まれたし
素敵な人たちに支えられて個人事業主として独立したりしながら、今はZOZOテクノロジーズにいる。
とても10年前はこんな人生になるとは想像もできはしなかった。
けれど、たしかに今でも自分は"Optimize Your Life"を進められているように感じている。

注:
カフェテリアに書かれている "Optimize Your Life"のLifeは人生ではなく、おそらく生活環境を整えましょう的なよくある標語だったのだと思う。
近くには睡眠を取ろうとか豆を食べようみたいなことも書いてたし

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