これは良い Peak Design Everyday Backpack Zip 20Lレビュー

2020/1/16 1435hit

Peak Design のEveryday Backpack Zip 20Lを購入しました。
ここ最近ずっと新しいバックパックを探していたのですが、Peak Designが出した新しいEverday Backpack Zip 20Lは出た瞬間にこれだと思いました。

今まで日常使いはEveryday Sling 10L、短期出張はGoogleからもらったBOBBYっぽいバックパック約15L。長期出張は以前にもレビューした Thule Paramount 29Lを使い分けていました。
けれど、バックパックに感してはBOBBYっぽいバックパックにもParamountにもどちらにも別々の不満点を感じていました。


左からParamount 29L、Everyday Backpack Zip 20L、BOBBYっぽいバッグパック
ちなみにBOBBYっぽいバックパックは見た目BOBBYっぽいですが内部はかなり簡素化されていて、保護層なども薄くなっているのでBOBBYとは使い勝手はかなり異なると思います。
紛らわしいですが、ここではBOBBYっぽいバッグと記載させてもらいます。


気に入った所。

側面が開くのが便利

私が普段使っているα7sはフルサイズミラーレスということもありややかさばります。
そのため移動時はバックパックに収めたままということが多いのですが、カメラをバックパックに収めたまま歩いていて、突然素晴らしい被写体に出会ったとき・・・
今までのバックパックだとカメラを取り出すのが大変で撮影を諦めることが多かったです。

Everyday Backpack Zipは側面が開くので、バックを背負ったまま前に持ってきて側面からカメラを取り出すことが出来ます。
荷室にはPeak Designの特徴ともなっているのが荷室を小分けする仕切りがついているのでカメラを側面から取り出しやすい位置に固定しておけます。
仕切りはやや硬めのしっかりとしたクッション素材になっており、別途カメラ保護用のクッションに入れなくて良いためとても取り出しやすいし収納も容易です。

背面が全面に開くのが便利

側面しか開かないParamountと全面が開くBOBBYっぽいバッグを比較して実感したことだけれど、荷物を詰めるときに背面が全面開くと隙間を詰めるように荷物を入れられるため同じ容量でも荷物の入り方が違います。
ParamountとBOBBYっぽいバッグは実容量では約2倍の差がありますが、実際に荷物を詰め込んでみると1.5倍位の差しか感じないです。
ZIPも20Lしかないですが、体感的にParamountと収納力はほとんど変わらない印象です。

全面を開いた状態で仕切りをマジックテープで好きな位置に取り付け可能なので、荷物を詰めながらその隙間に仕切を差し込んでいくことができます。

全面が開くのはZIPだけの機能でZIPではないPeakDesign Everyday Backpackはv2になっても全面が開かないので要注意です。

背面が全面に開くのと側面からアクセス可能という2つの仕組みをどちらも備えているバッグは結構珍しく、これに加えてPeakDesignならではのかっこよさが備わっていたのが購入の最大の決め手でした。

圧倒的カスタマイズ能力

ファスナーは立体的な配置となっていて、上面だけを開く、左右の側面だけを開く、全面開くというというのがやりやすくなっています。

上面だけを開いた状態

側面だけを開いた状態

ファスナーのスライダーが4つもついているので利用用途に合わせてカスタマイズが可能です。
端と1番スライダー、2番スライダーと3番スライダーの間、4番スライダーと端の間の3箇所が開くという珍しい構造になっています。
1番スライダーと4番スライダーを下においておき、2番スライダーと3番スライダーを上においてけば上からも下からもアクセス可能なかばんになります。

また、それぞれのファスナーは端や隣のファスナーと固定することもできるので ファスナーが多すぎてセキュリティ的に心配という場合にはファスナーを無効化出来ます。

内部の仕切りはベルクロで好きな位置や角度で置くことができる上に、折りたたむことでより柔軟に荷室の形状を調整できます。
カメラとレンズの組み合わせたときにカメラのサイズに合わせることが出来て無駄なスペースが発生しにくいです。

背負心地が軽いのが嬉しい

ParamountやBobbyっぽいバッグもそれまで使っていた普通のバックパックに比べると背負心地は軽かったのですが、PeakDesign Zipはそれと比べてもさらに背負ったときの疲れが少ないです。
バックの性能を試すためにMacBook Pro13インチ、iPad Pro 10インチ、α7sにf/2.8のズームレンズと、GoProを持って二日間歩き回ってみたのですが、他のバッグと疲れかたが全然違います。
おそらく、肩部分が動きやすくなっていることで首を動かしたときに余計な負担がかからないこと、内部の仕切りのおかげで重心を高い位置に持ってくることが出来て背中全体で背負う形になっていることが大きいように思います。

ポケットが多すぎないのが嬉しい

これはParamountを使っていたときに感じたことで、最初はポケットが多くて便利に使えるだろうと思っていたんですが、実際にはポケットが多すぎて、荷物がバック内で行方不明になることがよくありました。
忘れてきたのかなと思っていたら帰宅後かばんを整理してやっと見つかるということが何度もあり、ポケットは多すぎないほうが良いという結論に至りました。
内部で荷物を小分けにする時はバッグ自体に複数のポケットが有るよりもポーチを使ってある程度荷物をグループ分けしておくほうが取り出して探しやすく便利に思います。

多すぎたParamountのポケット 上部だけで数え切れないほどポケットが有り、どこにしまったかわからなくなりがち

それでいて、必要なポケットはあるのが嬉しい。

といいつつポーチでは機敏に取り出すことが出来ないので、カメラのバッテリーやノイズキャンセルイヤホンを取り出せる最小限のポケットは地味に便利です。

Everday Zipは左右側面に2つずつと上部に2つのポケットがあります。
どれもさっとアクセスしやすい所においてあり荷物を迷子にさせる心配が殆どありません。
側面にはミニ三脚やモバイルバッテリーを入れておくと便利

上面にはイヤホンや携帯バッテリーを入れておくと便利。

今回の出張では帰りの便で富士山が見えたときにカメラのバッテリーが無くなりそうになったのですが、上部のポケットに交換バッテリーを入れておいたおかげで狭い飛行機の座席上でバッテリーを交換することが出来ました。

PCを持ち上げられる仕組みが楽で便利

珍しい仕組みとしてPCのポケットの深さを変えられます。
これはZIP 20Lタイプのみの機能なのですが、PCのサイズに応じてPCを収納するポケットの深さをかえることが出来ます。
ポケットを調整する場所にはインチサイズに応じた目安が書かれているため、これに合わせてベルクロを調整すると深さを簡単に変えることが出来ます。

このおかげでノートパソコンが深く潜りすぎて取り出しにくいという問題が発生しなくなります。

重量物であるノートパソコンの位置が上がり重心が高くなるのも疲れにくさに有利に働いているように思いました。

ここがいまいち

かなり満足しているのですが、いくつか不満点もあります。

美しい新色BONEが選べない

PeakDesign Everyday Backpackでは新色の明るいBoneが追加されたのですが、残念ながらZIPでは15Lでしか選べません。
たしかに膨張色なので20Lでは大柄に見えすぎてしまうという問題もあるのでしょうが、BONEの配色はテック感が薄くエレガントな感じなので選べないのはやや残念です。

20Lでも短期出張程度では収納力が過剰に感じるので15Lでも良かったかなと思っていたりします。

Peak Design Clip v3をつけられる場所が限られている。

これはEveryday backpack ZIPの問題というよりClip v3の問題なのですが、Clip v3になってからサイズが小型化されバックパックを選ぶようになりました。
そして、なんとEveryday backpack Zipも肩のあたりは細くなっていてつけられるのですが胸のあたりは太すぎてつけられないんですよね。同じPeak Designなので対応してほしかった所。
というか Peak Design Clip v3は小型化の代償で色んな所がv2から劣化しているので v4の登場に期待です。

形状がやや大きい 折りたたみ構造がない

20LということでParamountよりは大分小さくはなったのですが、それでも意外と存在感があります。
その原因は本体全体がクッション構造をもっていて形状を維持するようになっているから。
Paramountは荷物を入れるほど本体が膨れる形状になっていましたが、Everyday backpack ZIPは空荷の状態で満載と同じ大きさになってしまいます。
そして、上にも書いたとおり ZIPはかなり荷物が入るので数日程度の出張では20Lを持て余してしまいます。
もし、一部でも折り畳める構造になれば電車内とかで取り回ししやすくなって便利そうです。

全面を開いたときに間仕切りが自立しないので荷物の出し入れがやや手間

これ、意外な盲点だったのですが、間仕切りはフタ側にも張り付いて自立するので蓋を全面開くと間仕切りが自立しないんですね。
そのため、蓋を閉じる時は間仕切りの角度を確認しながら慎重に閉じる必要があります。
全面を開くのは荷物の整理時だけで、そんなによく開くわけではないので慣れの問題で解決しそうでもありますが、仕切りが自立してくれればもっと便利そうです。

外側側面のポケットはペットボトルを出し入れするにはやや狭い

両側面の外側にペットボトルをさせるのも購入の決めてだったのですが、実際に使ってみると左右の内側側面ポケットにものを入れると外壁が外側に膨らんでしまい、外側のポケットにペットボトルを入れるのがやや難しくなります。
内側側面のポケットに何も入れなければ快適に使えるのですが、なにかひと工夫欲しかった所

ファスナーがYKKではない

PeakDesign曰く、UltraZipという止水ファスナーが使われています。
確かに今までのPeakDesignの製品と比べると滑らかにはなっていますし実用上問題はなさそうなのですが、YKKの滑らかさと比べるとやや劣る感じ。
この価格帯のバックパックではYKKが事実上の標準となっているだけにやや残念な所。

YouTubeのレビューではすごくなめらか といっているYouTuberも居ましたが、個人的な感想としてはYKKと比べるとやや粗さを感じます。

結論

買ってよかったというのが結論。
一番嬉しいのは背負ったときに軽いこととカメラを取り出しやすくなったことで撮影のフットワークが軽くなったように思います。
PeakDesignは全体的にやや高価なポジションにありますが、Everyday Sling 10Lには感じられた全体的な縫製のあまさもなくなっていて価格相応の品質を得ているように思います。
使い勝手がとても良くなっていたので15Lやトートも欲しくなるのがちょっと問題?

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