AUKEYのUSB-C 2ポート 63W GaN はAnkerのAtom PD2 キラーではないか

2019/12/17 958hit

今やほとんどの機器はUSB Type-Cで充電するのが一般的になってきました。
PCもUSB Type-Cで充電できるものが増えてきましたし、タブレットやカメラもUSB Type-Cに対応したものが一般的になっています。

iPhoneはまだLightningが使われていますが、それでも充電器側はUSB Type-Cに移行しつつあります。

私も、日常的に持ち運ぶものはMacBook ProにiPadPro、Pixel3、GoProHero7、wf-1000xm3とその殆どがUSB Type-Cになっています。

Type-Aを排除して USB Type-Cに統一すると、日々の色々が便利になりました。
特にケーブルを複数種類持ち歩かなくて良くなったのは大きく、今ではかばんの中には両端が USB Type-Cのケーブルしか入っていない状態です。

わずかに、α7sとスマートウォッチがまだmicro-USBだったりしますが、そこは

このような、Type-Cのメスmicro USBのオスの変換アダプタである程度回避しています。

注意:このような変換アダプタはUSBの規格からは外れているため、どのようなことが起きるかは自己責任です。
実際に使っていても通信や充電が不安定だったりと怪しい動きをしていて、他人にオススメできるものではないです。
私はあくまで限定的と割り切って外出先での緊急時のみ使用しています。

ところが、世の中のUSB充電器の殆どはUSB-Cの口が一つしかありません。
二口以上付いている場合は、たいてい2本目がUSB Type-Aなんです。
互換性を考えると、Type-Aを残したくなる気持ちはわかりますが、可搬性とのトレードオフなので、身の回りからType-Aを排除してしまったものにとっては単に余計な端子がついているだけの状態。

そんな中2018年の終わりにAnkerのAtom PD2が発表されました。
高出力な60WのUSB PDに対応したType-Cが2口、まさに求めていたものだったわけです。
途中PD4の炎上回収事件などがあったからか販売はかなり遅く2019年の9月までずれ込み販売されてすぐに購入しました。

常に持ち歩いていたのですが、2点ほど不満を感じるようになってきました。

Anker Atom PD2の不満点

出力容量の問題

接続するデバイスによって変わるけれどUSBの電源ってだいたいこんな印象。
18W スマートフォンを充電するのに十分
30W MacBookAirを充電するのに十分 MacBook Pro13インチの最低限。
45W MacBookPro 13インチを普段づかい。MacBook Pro 15インチの最低限。
60W MacBookPro 13インチを充電するのに十分、MacBookPro 15インチを普段づかい

それに対して Anker ATOM PD2は60W使えるのは接続している機器が1つだけのときで2つのポートを同時に使うと1つあたりのポートは最大30Wに制限されてしまいます。

私は普段MacBookProの13インチを使っているのですが、MacBookProを使いながらスマートフォンを充電しようとすると、MacBookProへの出力が30Wに制限されてしまい、ギリギリな出力になってしまいます。

そのため、結局それまで使っていたRAVPower 45W USB-C PD対応充電器 RP-PC104を充電器も持っていきMacBookProはそちらにつなぐようになっていました。

割と重たい問題

PowerPort ATOM PD2はGaNを使った小型軽量世代ということでしたが、実際には重量が約178gもあります。
持ってみると 割とずっしりと来る重さ。
PD4での発火事故があったので冷却系を強化しているのでしょうか

60W USB 1本 RavPower RP-PC112はもっと小さく重量は105gしかありません。
30W USB 2本として使う場合を考えるとAnker ATOM PD1が約53gしかないので2つ使えばだいぶ軽い。

つまり、60W一本として使うにしても30W二本として使うにも大きいし重たい感じ。
それを一つの機器でまかなえるところがアドバンテージという感じでした。

そんなところにAUKEYの ACアダプタ 充電器 USB-C 2ポート 急速充電器 アダプタ 63W GaN が登場しました。

AUKEYの63W GaN

この製品、どことなくAnker Atom PD2を意識したような製品で、一本だけ使うと60WというところもAnkerの Atom PD2と同じ。
違うのは2つ使った場合で、2つ同時に使うと片方が18W、片方が45Wになります。
45Wあれば、MacBook Pro13インチを普段づかい出来ますし、18Wでもスマートフォンやカメラのようなバッテリーが小さな機器を充電するには十分です。

これなら 45W充電器を別に持っていく必要もなさそうです。

外観比較



AUKEYブランドはAnkerを意識しているけれど、全体的にAnkerより安く製品品質はやや劣るという印象でした。
ところが、この63W GaNは全体的に見てもビルドクオリティは大きく向上していてAnker Atom PD2と比べても遜色ない印象。
Atom PD2のほうが角を丸めていて可愛らしく作っていたり、プラグの付け根部分の空間を狭めていたりするのは好印象。
一方でAUKEYは製品全体で継ぎ目が少なく、継ぎ目自体もAnkerより狭くビルドクオリティが高い印象。

USBの出力口もAnkerとAUKEYはやや違っていて、AUKEYは別パーツの差し色が入っていておしゃれだしUSB差込口の隙間もAUKEYのほうが小さくなっています。
抜き差しの滑らかさはAnkerのほうがやや上。

Ankerのほうが2つのポートの間に空間があり、AUKYはかなり狭まっています。
一つ一つを取り外すのはAnkerのほうが簡単そう。

AUKEYの表面素材は弱いのか、かばんの中で他のケーブルなどに擦れた部分がツルツルになってしまっています。
写真では指紋の脂みたいになっていますが、素材的に削れてしまったあとで、拭き取ったりしても消えません。
使用期間はANKERのほうが2倍位長いのに劣化具合はAukeyのほうがひどいです。
一方でAnkerはもとからツルツルですが傷などは目立たずより耐久性がありそうです。

USB出力

上記でも言ったように2ポート使用時の出力は大きく違っていてAnkerが両方30Wになるのに対して、AUKEYは上段が18W下段が45Wになります。
注意が必要なのは上段の18Wは常に最大18W固定で間違えて上段につないでしまうと1台しか繋いでいなくても18Wしか供給されません。
一方で、Ankerは上下どちらのポートでも60W出力可能で2ポートつなぐとどちらも最大30W出力になります。
USB Type-Aを使ったころからAnkerはポートの仕様は全ポート共通にするこだわりを持っていてそれがUSB Type-Cでも受け継がれている形です。

重量とサイズ

AUKEYの重量は148gとAnkerより30gも軽いです。
実際に持ち比べるとはっきりとした差を感じます。Ankerで感じた持ち上げたときの違和感のような重さはなくなり、充電器としてサイズ相応な重さになっているように思います。
また、筐体の素材もつるつるとしたAnkerに対してサラサラとしたAUKEYは滑りにくく、コンセントに差し込む場合などにも軽快で差し込みやすいです。

サイズAnkerが約68 × 69 × 28 mm、AUKEYが67 x 64x 29mmとなっており、ややAUKEYのほうが縦横で小さく、幅がある形になっていますが、実際に比べてみると個体差なのか、AUKEYのほうが厚みも薄いです。
とはいえ、重量とは違いこっちはほとんど誤差というくらいの差でどちらもとてもにたサイズ感です。

どっちが買いか

両方とも使った結果私の利用用途の場合、Aukeyのほうが圧倒的に便利に使えています。
なんと言っても2ポート使用時に45WでMacBook Pro13インチへ給電可能なのが大きいです。
それでいて小さく軽く、ビルドクオリティも同等なのだから言うことありません。
AUKEYは長年、悪い言い方をするとAnkerの偽物のような扱いでしたが、ここ数年は独自の利用形態を提案する商品も増えていてだいぶ印象が良くなっています。

ただ、これはかなり使っている人の使用状況にもよるきがします。
例えばMacBook AirとiPad Proを同時に使うユーザーであれば、Airに45Wは過剰なのでiPadProに30W出力できるAnkerのほうが都合がいいかもしれません。
MacBook Pro13インチを2台同時に使う人も、30Wあればギリギリ実用レベルですが、18Wでは実用に耐えないのでAnkerのほうが便利なはず。
どちらにしても 選択肢が極めて限られていたUSB Type-C オンリーの複数ポートに新たな選択肢が増えてきているのは嬉しい傾向です。

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