BOSE QC30からSONY WF-1000XM3に乗り換えました。
ノイズキャンセルイヤフォンを2年半使っていたQC30からSONY WF-1000XM3に乗り換えました。
しばらく使っていて良い点、悪い点が見えてきたのでレビューします。
QC30はネックストラップタイプのイヤホンなのに対してWF-1000XM3は最近流行の左右独立式イヤホンです。
どちらも強力なノイズキャンセルで有名です。
電車や飛行機での移動で耳への負担を減らしながらYouTubeなどの動画を視聴したくて買いました。
QC30は約2年かなりの頻度で使っていたのですがそれだけにヘタリが目立ち始めていました。
良い点
ノイズキャンセルの性能
QC30のノイズキャンセル効果は今でもトップクラスだと思うのですが、WF-1000XM3はさらに強力にノイズキャンセルされます。
特に電車や飛行機でのノイズに強い感じ。
左右独立式のイヤホンではノイズキャンセル機能自体が珍しいことを考えるとすごいことだと思います。
USB-C対応
PCもスマートフォンもタブレットもUSB-Cになって、身の回りからmicro-USBがかなり減っているのでUSB-Cに対応していたのはポイント高いです。

QC30のときはmicro USBの表裏を間違えるというのをよくやっていただけにコレは嬉しい。
持ち運びしやすい
WF-1000XM3は完全ワイヤレスタイプでケースに入れても小さく収まりが良いです。
鞄の隅っこにおいて置けるのがいい感じ。

ケーブルが引っかからない
QC30もネックタイプだったので通常の有線タイプよりはケーブルが絡まりにくかったのですが、たまに肩掛けかばんの紐が引っかかったりかばんの中でイヤーピースが挟まって出てこなくなることがありました。
WF-1000XM3ではそういう心配から開放されました。
あとQC30は左右に首を振るとネック部分が左右にずれてしまうという弱点があったのですがこれもWF-1000XM3では発生しないくなったのが嬉しいです。
GoogleAssistant連携が便利
Androidスマートフォンと接続しているとGoogleAssistant連携をすることができます。
通知があった時に通知内容を音で聞けるのはとても便利です。
ただ、音声操作で天気やナビゲーションの操作もできますがGoogle Homeやスマートフォンほどの精度はなく取りこぼしが多いです。それにはたから見ると一人でなんか言っているように見えるのが抵抗あります。
Google Assistant連携は通知を聞く専用にとどめてます。
音質がいい
一昔前のBluetoothイヤホンからは想像できないくらいにちゃんとした音がなります。
イコライザーなどの機能もついていますがそういうのを使わなくても素直で素朴に良い音が出ている感じがします。
カッコいい
ガジェット感の強かったQC30に対してWF-1000XM3はアクセサリ感があります。
マットなケースに光沢のアクセントもいい感じです。

ホワイトの見た目はベージュのコートのようでもあり、程よくテックな感じがしつつ程よくファッションな感じ。
高級感はないですが安っぽさもないです。
あと、充電用のLEDがむき出しになっておらず本体を透かしてぼんやり光るような演出もおしゃれ。

耳から取ると電源が切れる
QC30は電源ボタンを長押しで電源を消す必要があり、たまに電源を消し忘れたままずっと音楽や動画を流しっぱなしにすることがありました。
WF-1000XM3は耳から取った瞬間電源が切れ、多くのアプリではBluetoothの接続が切れたタイミングで再生も止めるので音楽が流しっぱなしになるということはありません。
悪い点
特定条件に弱いノイズキャンセル
多くの場面ではQC30より高性能なノイズキャンセル力を発揮してくれるのですが、特定の環境ではノイズキャンセルがほとんど効果なかったりむしろ悪化することがあります。
例えばビルの風切り音とかはかなり苦手で大きな筐体が余計に風切り音を発生させてしまって、つけてないときよりもノイズが目立つことがあります。
耳落ちしやすい
左右独立タイプの共通の弱点ですが、長時間つけたままにしていると、じわじわと外に押し出されていくのを感じます。
不意に手やかばんの紐があたったときなんかにポロッとイヤホンが飛んでいくこともあります。
イヤホン部分のサイズが大きいので有線タイプより落ちやすく、もし落ちたら完全無線のため地面まで落ちていってしまいます。
軽いので多少落としたところで大丈夫そうですが、もし溝とかに落ちていったら最悪です。
限られた操作性
QC30ではイヤホンについているリモコンで音量調整ができたのですがWF-1000XM3では音量調整がついていないため送信側で音量を調整しないといけないです。

音楽を聞こうとしたら音量が大きすぎてあたふたするとか、ノイズキャンセリングが苦手なところで音量をあげようとして困ることがよくあります。
複数台接続時の安定性
QC30は最大5台までの同時接続が可能で、なおかつその切替も殆どの場合において自動で大丈夫という優秀ぶり。一方でWF-1000XM3は同時接続は2台までかつ、もう一台に接続し直そうとした場合にうまく切り替わらない事が多いです。
ノイズキャンセルの強弱がやりづらい
標準では右耳をタップすると 環境音を強調するモード→環境音を強調しないモード→ノイズキャンセルモードという順にノイズキャンセル効果が入れ替わります。
普通はノイズキャンセルモードのままでいいのですが、イヤホンが耳から落ちそうになった時にイヤホンを耳にねじ込もうとしてうっかり右耳のボタンをタップすると環境音を強調するモードになってそこからノイズキャンセルモードに戻すにはさらに2回モードの切替が必要です。
名前が分かりづらい
なぜSONYは毎回名付けルールに一貫性がなくてかつ暗号文のようにわかりにくいのでしょう。
WF-1000XM3とかじゃなくて SONY InEar3 とかだったらもっと覚えやすくていいのに。
そもそも WF-1000XXM3とか言ってるけれどWF-1000XM2がなくていきなり3になっているのもよくわからない。
オーバーヘッドタイプのWH-1000XM3に合わせたのかなと思いきや今度発売されるネックストラップタイプはWI-1000XM2になるらしいし、一体全体どうなってるんでしょう。
イヤホンに限らずアクションカムもHDR-AS300の4K対応版がFDR-X3000
XperiaもXperia1の後継機がXperia5だそうです。
そしてXperia8は廉価モデルだそうです。 意味がわかりません。
SONYはサイコロでも振って型番を決めてるんでしょうか
全体的に
買ってよかった というのが一番の印象。
左右独立式にありがちな不安定さや音質の不満はなく全体的に良いものを使ってる感が強いです。
それでいてQC30よりも安価というのがうれしいです。