QR Noteを公開しました。

2019/2/5 651hit
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QRコピーをリニューアルしてQR Noteとして作り直した話。

Google Playで公開中だったQRコピー(英語名QR Copier)をバージョンアップしてQR Noteとしてリニューアル公開しました。


QRコピーとは

QRコピーはQRコードをスマートフォンに保存してスマートウォッチで表示することを目的に開発したアプリです。

予約時に受け取ったQRコードを受付で渡す場合、QRコードを受け取るタイミングと使うタイミングに時間差があるので、QRコードを適切に保存しておかないといけないのですが、メールで受け取った場合はメーラーを開かないといけないし、紙のときは紙を持っていかないといけない。ログインが必要なWebページでしか見られないなんてこともあります。
そのため、いざQRコードを使うときになかなかQRコードを出せずに慌てるということを何度も経験していました。
そこでQRコピーではQRコードをスマートフォン上に保存して、いつでもすぐにQRコードが表示できるようにしました。

普通のQRコードスキャンアプリとの違い

普通のQRコードスキャンアプリはQRコードを読み込み、その情報を使ってすぐになにかアクションを行うように最適化されています。
QRコピーはスキャン時はとりあえず保存するだけで、あとからQRコードを誰かに見せる場合に特化していました。
そのような経緯で開発しているため、QRコードを読み込んですぐ使いたいと言うのは苦手でした。
レビューのスコアが低いのはその原因が大きいでしょうし、私自身もQRコードをすぐ使うときは別アプリを使っていました。

そこでQR Noteへのバージョンアップでは、QRコードを撮ってすぐ使う場合の使い勝手を大幅に改善することを目標にしました。

QR Noteでの改善点

カメラを簡単に起動できるように

QR Noteでは以前取り込んだQRコードを簡単に表示できるように、初期画面は過去にスキャンしたQRコードの一覧が表示されます。
一般的なQRコードスキャンアプリでは初期画面はQRコード撮影画面なので、ここで余計な手間が発生することになります。
この取り込んだ一覧を選ぶ使い勝手を損なわなずに、新しいQRコードのスキャンもすぐに行えるように、Android7.1から追加されたAppShortcutを使いランチャー画面でアイコンを長押しして直接カメラを起動できるアイコンをホーム画面に追加できるようにしました。

また、AppShortcutはあまり認知度が高い機能ではないので、通常通りアプリを起動した場合も一覧からワンタップでQRコードをスキャン出来るようにするボタンを追加しました。

スキャンしたQRコードの情報をすぐに表示

従来はQRコードをスキャンしたあとは一覧に移動していましたが、すぐに読み込んだQRコードを使えるようにQRコードの情報を表示する画面に移動するようにしました。

情報を表示する画面ではスキャンしたQRコードの情報からブラウザを開いたりWi-Fiに接続できます。
これで、かなり普通のQRコードアプリのように使うことが出来るようになったかと思います。

また、スキャン元にカメラだけではなく端末に保存されている画像なども選べるようにしました。
これはうっかりしていたのですが、QRコードが添付されたメールをスマートフォンで受信するとQRコピーで撮影できない、という問題があったのですが、これでスマートフォン単体で完結してQRコードを読み込めるようになりました。

従来のQR Copierで売りだった見せる機能 についても更に充実させました。

画面のデザインを作り直しQRコードをより大きく、画面の上部に表示するようにしました。

これにより、端末をひっくり返してスキャナに当てるような操作のときに指がQRコードにかかりにくくなりました。

QRコードの表示方法としてQRコードを通知バーに表示出来るようにしました。

これにより、別アプリを起動しているときでもホーム画面に戻ることなく通知バーを下ろすだけでQRコードを表示することが出来るようになりました。
また、通知バーのQRコードはスワイプですぐに消すことが出来るので受付のように一度だけQRコードを見せればいいときに便利です。

Wear OS by Googleデバイスでの操作性を改善しました。

スマートウォッチ上に表示するQRコードの選択画面を画面下からスワイプするだけですぐに表示できるようになりました。
以前の挙動はAndroid Wear2.0の初期デザインパターンに沿っていたのですが、手数が多くあまり使い勝手がよくありませんでした。
また、スマートフォンとの同期が失敗しがちで、失敗したときにはQRコードが表示されなくなるという問題があったのでライブラリーを最新に更新し安定性を向上させています。


その他にもこんな機能を追加しました。

画面デザインを完全に作り直し大画面の端末で操作しやすくしました。
黒ベースの画面デザインとなり主に有機ELデバイスを使った端末で電池の消耗が改善されます。
Wi-Fi情報を埋め込んだQRコードを読み込んでWi-Fiに接続することが出来るようになりました。
また、Wi-Fi情報を埋め込んだQRコードを生成することもできます。


名前を変更した理由。

今回アプリをQR コピーからQR Noteに変更しました。
合わせてアイコンのデザインも変更しています。 個人的には旧来のユーザーを混乱させることになるのでブランドを変えるのは好きではないのですが、いくつかの点から必要だと思い決断しました。

もともとQRコピーと言う名前は紙のQRコードをスマートフォンやスマートウォッチにコピーするイメージからですが、QRコードをすぐに使う場合の改善やQRコードを手入力で作成する機能の強化などのため実態にそぐわなくなりました。
複数のQRコードをまとめると言う機能はコピーと言うよりノートという感覚に近いと思います。

QRコピーというのが語呂が悪く言いづらかったのも理由の一つ。
特に英語名の QR Copierに至っては本当にひどい名前をつけたもんだと反省しています。

アイコンについて

デザインについては素人なのですが、今回はアイコンも完全に作り直しました。
QRコピーは他のQRスキャンアプリでもありがちな、QRコードをもとにしたアイコンデザインとなっていました。
けれども、シンプルなアイコンが流行する上で、QRコードの複雑な模様は他のアイコンと並んだ場合にかっこよくありません。
さらにQRコピーはコピーするコンセプトを表すためにQRコードを2つも表示していたのでさらにごちゃごちゃしたデザインになっていました。

そこでまずは、QRコードをシンプルにすることを考えました。
まず、2枚のQRコードを表示するのをやめ、QRコードとしての正しさを捨て、QRっぽく見えるギリギリを探っていきました。

ボツ案

この時点で正しいQRコードではなくなっているが、まだかなりQRコード感が残っています。
QRコードを一箇所にまとめ上げるイメージからノートをイメージしたアイコンにしました。
いまいちパッとしなかったためボツにしたけれど、ノートのコンセプトはアプリ名として残りました。
ここからさらにシンプルさを探っていった結果、

最終案


他の様々なアプリのアイコンを見ているうちに、アイコンだけをみてQRコードであることを認識できる必要はなく、言われて初めてQRコードとわかるくらいシンプル化しても良いのかなと思ってこんなデザインにしてみました。
3つの四角はQRコードの四角をイメージし、右下のペンはノートの象徴。またQと言う文字にもRと言う文字にも見えるようなデザインを狙ってみました。

ダウンロード

QR NoteはGoogle Play storeで完全無料にてダウンロードできます。
今の所、マネタイズは考えておらず広告も可能な限りはつけないでおこうと思っています。(QRコードはセンシティブな情報を含む可能性があるし、カメラ機能も使うためネット接続のPermissionをつけたくないというのもあります)
そのうち寄付機能でもつけてサイトで募集したいです。

開発のきっかけ

そもそもQR Noteにバージョンアップしようと思った最大のきっかけはWear OS by Googleのマイナーバージョンアップです。
Android Wearは2.0になってから様々な便利機能が増えた反面イマイチ使いづらく感じるようになっていて、いつの間にか自然と別のウェアラブルデバイスをつけることが増えていました。
それが、2018年の秋のマイナーバージョンアップで操作性が劇的に改善されまた最近はWear OSデバイスを身につけるようになっています。
このマイナーバージョンアップは本当に差分を聞かないと何が変わったのか気が付かないくらい細かなブラッシュアップですが、そんな細かな積み重ねがデバイスを使うか使わないかと言うレベルの判断を変えるほど大きな要素になるのだな というのを改めて気付かされました。

GDG温泉 in 湯布院 DevFest2018で開発を始め、イベント中にリリースまでを目標としていたのですが、いざ作り始めると様々な新しいアイディアが浮かんできてあれも作りたい、この機能も入れたいと思っているうちにリリースが伸びてしまいました。
まだいろいろと組み込みたいアイディアはあるので、これからフィードバックを得つつもっと育てていきたいと思っています。

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