デュアリス最後のレビュー

2017/2/18 792hit

デュアリスを買い替えました。

新しい車は今度紹介することにして、今回は今まで乗ってきたデュアリスについて振り返ってみようと思います。
愛車のレビューって大抵は納車直後か、せいぜい1年程度しか乗っていない状態でレビューするとおもうのですが、デュアリスは2010年に買って6年半たちます。最初乗っている時は気が付かなくても長く乗っているうちに気がついた事もあります。
また、車を買い換えるにあたって色んな車を試乗したのですが、その時に比べてわかるものもありました。


デュアリスは日産車ですがそもそもイギリスで設計・製造されて、イギリスでのヒットを受けて日本に輸入車として入ってくるという特殊な車です。
その後、想像以上にヒットしたため日本での生産に切り替わりましたが、基本設計はイギリスでの設計に基づいています。
今でこそ一つのスタンダードになっていますが、当時としては珍しい車高の低いSUVで、エクストレイルをベースとしてオフロード性能を犠牲にしてオンロード性能を高め、よりコンパクトな設計になっています。
デュアリスがどの程度ヒットしていたかは、3代目エクストレイルが名前こそエクストレイルながら、デュアリス路線を引き継いでいることからもわかります。

ケチが付いた納車

私が買ったのはちょうど後期型に切り替わったタイミングでした。後期型になって各種メッキパーツが使われるなど内外装の質感は向上していますが、ダンパーはザックス製だったのが国産品に変わっています。
また、エコカー減税対応なのか車両重量が不自然に増加しています。
で、試乗したのは前期型だったわけです。後期型に変わることは聞いていましたが、まさか足回りがコストダウンされているとは思いもしていませんでした。実際に前期型の自然な乗り心地はいくらか失われていました。

しかも、肝心のエコカー減税は納車直前でエコカー減税のカウント漏れが大量に見つかり予想より早く予算が尽きて打ち切られるという事件が発生して減税対象外に
とはいえ、後期型はメッキで質感が改善されていて前期型より都会的な印象が増しているし、内装も燃費計がついていたりしてそのへんは良かったです。


遭遇したトラブル

7年乗っていたけれど、あまりトラブルには遭遇しませんでした。
大きなトラブルは、パワーウィンドウが閉じた後に自動で数センチあいてしまうというトラブルが発生したくらい。
原因は不明ですが、最上部の位置を誤って覚えてしまうとこの状態になるらしくバッテリーを抜いてリセットしたら治りました。
その他細かいところで言うと、シガーソケットのヒューズが飛んだとか他には内装にシワが寄ったり中のスポンジがでてきたりしました。
内装のシワは確か買って半年目くらいからじわじわでてきた気がします。


走りについて

良かった点もあり、悪かった部分もあり
当初懸念していたのはエンジンが吹け上がったときの気持ち悪さですが、実際に乗ってみると気になりませんでした。
そもそも吹け上がるほど加速しないといけないことはほとんどなく、日常的な加速においては十分に静かだし、エンジンを回す楽しみがないので凄く安全運転になりました。
高速道路も80km/hくらいで走ることが多いです。その辺の速度域の方が楽だし飛ばしたいって気持ちにならない。
トラックに抜かれてもイライラしないし、それよりもアクセル開度を控えて平均燃費計の数値が伸びるのを見たほうが楽しい。
取り回しはとても楽になりました。全幅が1780mmもあって、シルビアの1695mmから大きく広がったわけですが、実際には路駐で幅に収まりにくいくらいしか困ることがなかったですし、それよりも全長が大幅に短くなって小回りが効くので細い道では逆にシルビアより取り回しやすかったです。
SUVとしては低い車高も、町中で使うには十分に車高が高いので急な坂道とかでもバンパーをするんじゃないだろうか?みたいな心配を全くしなくていいし、どこでもガンガン走っていけます。
街乗りでの揺れの少なさは見事、ザックス製じゃなくなったことで気持ちよさは失われましたが、段差を乗りこなすときも ゆらっ という感じで柔らかく乗り越えるし、それでいて昔のトヨタ車みたいにゆらゆらと揺れが続くこともありません。
その前の車がガチガチだったので、普通の車はこんなモンだろ と思っていたけれど、今回いろんな車を試乗してデュアリスと同じ車格にはデュアリスレベルのしなやかな乗り心地を持つ車は存在しませんでした。
より車格が上なCX-5やMPVでさえ、足回りが硬すぎてボディがガタガタと揺さぶられ、デュアリスと比較すると我慢できないほど乗り心地が悪く感じました。

逆に我慢できないほど駄目だった部分はハンドル周り。
アンダーステアが大きいのと、ハンドルの舵角に対して実際に回る角度が一定ではなく、ハンドルを切るまでどういうふうに曲がるか予測がつかない。最初は慣れの問題だろうと思っていたけれど結局最後の最後まで予測がつかないままでした。峠道ではカーブが来るたびに不安な気持ちに襲われて、思いっきり減速したくなるのですが、減速するほど前後に揺さぶられるし、ユックリ曲がったところでやっぱり不安で自分が運転しているのに他人の下手くそな運転に乗っているような感じで気持ち悪くなってしまいます。
車としての限界性能はけっこう高いみたいで、飛ばして突っ込んでみても実は意外と曲がるんですが、安心感がない。

高速道路の直進安定性も良くなくて、ステアリングのセンター域がだるだるでハンドルの応答が曖昧なので、真っ直ぐ走るだけで不安を感じます。
おかげで高速道路はいつも80km/h位で走っていました。
シルビアで走っている時は80km/hで走る車をちゃんと流れに乗って欲しいと思っていたのですが、勝手なものです。

ミッションはあまり評判が良くないCVTですが、私にとっては良いミッションでした。
常にギアがつながっているので変速ショックがなく、トルク変動がなめらかなので車をコントロールしやすかったです。
マニュアルモードのレスポンスも良好で、峠道の下りはマニュアルモードを多用してエンブレだけで減速して降りてきていました。
MT車に乗っている時は普通の話なんですが、AT車の場合マニュアルモードのレスポンスが悪くて、カーブの前でギアを落としても間に合わないという車が多い中で、このレスポンスは気持ちよかったです。
ただ、唯一嫌な感じがあったのは惰性で減速したあとの再加速時で、ギアがハイギアになったままなかなか降りてこずアクセル踏んでも全然加速しません。ミッションに対して不満があったのはそれだけです。


内装について

内装は悪かった。褒めるところがあるとしたらサンルーフだけです。
あとは本当に何だこれってレベルです。
イギリスの設計だから って言われましたが、イギリス車って内装はおしゃれでしょ?
基本的なデザインがとても質素なのに加えて一番気になったのは内装のバリです。それも、ハンドルの握る部分やシフトノブの裏側、車内ドアノブの裏側など、運転中に普通に手が当たる場所にバリがあって操作中に手が当たります。
一応殆どの部分がソフトパッドが入っているなど、実のところそれなりにコストはかかっているのですが、とてもそれを感じさせられませんでした。
ユーティリティも良くなくてセンターコンソールの凹みにはホコリ以外何も入らないし、ドリンクホルダーはシフトノブの手前にあるのでペットボトルを入れると手が当たるし、ドアノブのドリンクホルダーは低すぎて車に乗り込むと手が届かないし、後部座席には車内灯がない、後部座席のドアにスピーカーが埋め込まれていて乗り込もうとすると足が当たる。
荷室のトノカバーは外すと置き場がない。 などなど・・・

サンルーフは良かったです。運転している時は関係なくても後部座席からの評判は毎回良かったし、子どもたちのウケも良かった。
サンルーフの駆動も終始安定していました。
メーターはスピードメーターがハンドルにかかって見づらかったです。まぁ法定速度が気になるほど飛ばすことは一度もなかったですが。

燃費について

街乗りで10km/l程度、渋滞の少ない郊外を走って13km/l、高速だと15〜20km/l程度とかなりいい結果が出ました。
既に書いたとおり、飛ばす気にならない、燃費以外楽しみがない というのもありますが・・・ 十分に広い車内、しなやかな乗り心地を兼ね備えた上でこの燃費は嬉しいです。
ただ、新車時に比べて燃費は年々悪化していきました。車内燃費計で、高速を走った時初期の頃は20km/l超えることも多かったのですが、最終的には15km/l切るくらいになっていました

原因はよくわかりません。エンジンオイルは変えていたんですがそれ以外は特にいじらなかったのでプラグとか悪くなっていたのかもしれません。そういえばエンジンルームも殆ど開けたことがないです。そういう事に興味がなくなる車でした。

トータルで

実用性という点でいえば、取り回しがよく、車内が広く、静かで、乗り心地がよく、燃費もいいと非の打ち所がない車でした。
特に乗り心地に関しては、乗り換えで他の車と比較して改めてデュアリスが飛び抜けて乗り心地が良いことに気付かされました。
出始めの頃は偽SUVだの、色々言われましたが、現実の使用用途が町中だとしたら、下手に車高が高いくるまよりずっと乗り心地が良く、ちゃんと地に足がついたくるまでした。
ただ、高速と山道の運転で楽しさが殆ど無い上に恐怖感すらあったのが残念。
もし、他の人がこの車がほしいんだけれどどう思うと聞かれたら、町中だけで使って内装に我慢できるならカナリおすすめの車。
峠道や高速を通ることが多いのであればやめた方がいい 。

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