BOSE QUIETCONTROL30を買いました

2016/11/28 2481hit

BOSEの新製品イヤホンQUIETCONTROL30を購入し2週間ほど使ってみました。
一言で言うならこれは買ってよかった。

購入のきっかけ

そもそもの発端はそれまで使っていたSONYのMDR-EX31BNが突然ノイズを発生するようになったこと。
分解してみたところノイズキャンセル用のマイクに繋がるワイヤーのハンダが剥がれており接触不良を起こしていた。
そこでハンダ付けを試してみたのだけれど、ノイズは出なくなった代わりにノイズキャンセルが有効にならなくなってしまった。


MDR-EX31BNはケーブルが絡まりやすいことを除くとかなり気に入っていたのですが購入後1年半程度での故障は残念。しばらくノイズキャンセル無しで使ってみたものの、それまでノイズキャンセルに慣れていたせいで、電車に乗ると電車内のレールが軋む音やモーター音が気になって妙に疲れてしまう。
電車移動中は動画を見る事が多いのだけれど、ノイズのせいで声が聞き取れず音量を上げ気味になるのも耳のことを考えるとよくなさそう。
ということで買い替えすることにしました。
買い替えの条件はノイズキャンセル機能付き、Bluetoothによる無線タイプ、インナーイヤータイプ。ここまでしぼると中々いい商品がありません。
実際、SONY製品以外はノイズキャンセル機能がイマイチだし、SONYはMDR-EX31BNの後継機種を出していない状態。


そこに、すべての条件に一致したBOSE QUIETCONTROL30が発売されました。
価格は3万円台中盤とそれまで1万円未満のイヤホンしか使っていなかった身としては高いイヤホンですが、タイミング的にドンピシャだったこと、QUIETCONTROL20のノイズキャンセルがMDR-EX31BNより優秀だったこともあり思い切って買ってみることにしました。
ちょっと特殊なのが、左右をつなぐのがワイヤーではなく襟のような筐体になっていることです。この使い勝手も気になるところ。


接続する

接続は簡単なNFC方式
BluetoothのペアリングはSONY製品での採用が多いNFCによるペアリング方式。
単にかざせばいいだけなので非常に楽です。NFCに対応していないMacBookProやNFCによるペアリング機能がないiPhoneなどは通常のBluetoothと同様に手動で接続することもできます。
しかし、後述の理由により、このNFC機能そこまで重要じゃないです。



ノイズキャンセルを試す

ホワイトノイズが少ない

早速接続してみたところ、すぐに気づいたのがホワイトノイズの少なさ。
アクティブ式のノイズキャンセルイヤホンは外部マイクで録音した音に対して瞬時に逆位相の音を再生することで音を消すという仕組みなんですが、完全に逆位相の音を出すことは難しく、静かな場所では逆にサーッというノイズ音が乗ってしまうという問題があります。
MDR-NC33VやMDR-EX31BNの場合、人の少ない屋内では真っ昼間でもノイズキャンセルできえる騒音よりホワイトノイズのほうが大きくなる状態。
それに対してQUIETCONTROL30はホワイトノイズが少なく真夜中で殆ど騒音が気にならない状態でもノイズキャンセルを有効にしたほうが静かになります。
イヤホンを外した時にPCのファンや水道管に水が流れる音など、QUIETCONTROL30が消していたノイズが突然聞こえて、こんな騒音があったのかと気付かされるほど


地下鉄で試す

ノイズキャンセルぶりを地下鉄で試してみます。
駅で歩いている時にノイズキャンセルを有効にすると、服が擦れる音がキャンセルされて歩いていることに違和感がある不思議な感覚を受けました。
そもそも、服が擦れる音なんてそんな音がある事自体気づいていなかった
駅の改札で構内アナウンスが小さく聞こえたので、階下のホームからアナウンスが漏れ聞こえているのかな?と思っていたらマイクが頭上にあったりと中々のインパクト。
車内では走行音が静かになるのはもちろんですが、MDR-EX31BNではあまりキャンセルされなかった車内アナウンスや乗客の声も一気に静かになります。
ノイズキャンセルのされかたが自然なのも凄い。
MDR-EX31BNの場合ノイズキャンセルするとたしかに静かになるものの機械的に音をシャットアウトしているなーという感じだったのが、QUIETCONTROL30はノイズキャンセルしていることを意識すること無く、普通に静かな空間にいるように感じる。本当にうるさいのかな? とイヤホンを外してみると想像以上の騒音が入ってきて思わず驚くほど。


MDR-EX31BNもけっしてノイズキャンセル力は弱くはありませんでした。競合他社と比較すると、いまでもノイズキャンセル機能は優秀です。ただ、QUIETCONTROL30はそれを遥かに超えていました。
競合他社がノイズキャンセル力が1とすると、MDR-EX31BNは3、QUIETCONTROL30は6。


繁華街で試す

繁華街に出るとさらにノイズキャンセル力の強さを実感します、歩道を歩いている時に音楽などをかけていなくてもノイズキャンセルを有効にするだけで車道を走る車の音がほとんど聞こえなくなる状態。
乗用車はもちろん、バスやトラックのような大型車も目の前を走っているのにかなり離れた場所を走っているようなくらいまで消音されます。怖くなってすぐにノイズキャンセル機能を弱めました。
MDR-EX31BNの時は道を渡ったり歩道が細いところではイヤホンを外すようにしていたのですが、QUIETCONTROL30は歩道でさえノイズキャンセルを最高のまま歩くのは怖いです。
ノイズキャンセルを弱くしていくと今度は逆に通常よりノイズが大きくなるまで上げることができ補聴器みたいになります。


飛行機で試す

飛行機でも試してみました。
本当はBluetoothトランスミッターと組み合わせて試したかったのですが、乗った飛行機にオーディオサービスがなく単体で試してみました。
ここでもやはり印象は他の場所と同じ、圧倒的にノイズキャンセルできてすごく静かになります。
ただし、やや難しいのは電車にしろ飛行機にしろ完全に無音にはならないということ。
真夜中の秒針の音が気になることがあるように、完全に無音じゃない以上、この音でも気にし始めると気になります。
それでも、ノイズキャンセルしない場合と比べると飛行機を降りた後の疲れが俄然違いました。


ノイズキャンセルの違い

ノイズキャンセル力については圧倒的な性能差がありました。
ノイズの減り方もちがっていて、MDR-EX31BNは割り算、、QUIETCONTROL30は引き算という感じ。
例えばMDR-EX31BNは10の音量は5に、2の音量は1になるイメージで、大きな音は小さな音に、小さな音はもっと小さな音になって、小さな音でも音が残る。
それに対して、QUIETCONTROL30は10の音量は5に、5の音量は0にと言うように大きな音は小さな音になるのは同じだけれど、小さな音は殆ど聞こえないか意識の外に行くほどなくなってしまう。

価格の問題

1万円以下のノイズキャンセルイヤホンと比べるとQUIETCONTROL30は高いイヤホンだと思うんですが。
世の中を見ても、最高級の性能を持った製品が3万円ということは殆ど無い気がします。
たとえばイヤホンで言うと高音質モデルは10万円を余裕で超えますし、スピーカーで言えば3万円はエントリーモデルの範疇、デジカメでも3万円のモデルはややいい程度。
パソコンやテレビだとボトムエンドの価格です。
それがノイズキャンセルの部分だけとはいえイヤホンタイプではQUIETCONTROL30のノイズキャンセルは他にないレベルで、あれ?これはお買い得では と思えるようになりました。

音質は十分高音質

音質に関しては好みの問題も出てくるのであまり深いことは言えないのですが、文字通り十分高音質と思える音質に感じました。
この価格帯でこれよりももっと音質の良いイヤホンはいくらでもある用に思います。例えばaudio-technica IM Series ATH-IM02とか
無線式やノイズキャンセル方式はどうしても音質面では不利になるし、コストもそこでかかってしまうのでそれは仕方がないところ。
といっても決して音質が悪いわけではないです。MDR-EX31BNよりは明らかに音質が良い。ただノイズキャンセルの能力がインパクトが大きい割に音質に関してはそこまで大差がないです。
私の場合はこれで十分。


Bluetoothの接続が安定している

自宅ではMacBookPro、移動中はNexusを繋ぐことが多いのですが、従来のBluetoothイヤホンではこういうときのデバイス切替がうまくいかないことがよく有りました。
MDR-EX31BNの場合、MacBookProからNexusに切り替える時はNFCをタッチさせればいいのですが、逆にNexusからMacBookProに切り替える時はイヤホンをペアリングモードに切り替えてMacBookProから接続しないとうまく切り替わらなかったりデバイスの情報を一旦リセットしないといけないことがあったりしました。
また、今どちらのデバイスとつながっているかを確認することが難しく、実際に音を鳴らしてみるまでわからないため、公共の場では最初に音量を小さくしてから再生して、ちゃんとつながっていることを確認してから音量を上げるようにしていました。


それがQUIETCONTROL30の場合は電源をつけるとConnected to MacBookPro and Nexus5というように音声案内で複数同時につながっているのがわかります。(設定で日本語の音声案内にすることも可能)
あとは音がなった方を再生するというスマートな仕組みになっているようでこれと言ってどっちと繋ぐかという操作をする必要もありません。
電源ボタンを押すとConnected to MacBookProのように音声案内が行われ特定の端末と明示的に接続することも出来ます。
実利用においてはQUIETCONTROL30の電源をつけたらあとは再生したいデバイスで再生すれば良いだけ 今までの苦労は何だったのかと思うほどスマートです。
おかげでBluetoothの再接続は必要なくなり、NFCの出番もなくなりました。


首掛け式は便利

購入時に不安だったのが首掛け式の本体。見慣れない形状だったので首にかかって気持ち悪いのではないか?カバンでかさばるのではないか?と心配していました。
ただこれは、少なくとも秋の時点では違和感が全く無いです。
全くないというのは誇張でも何でも無く出かけようとしてイヤホンを探しても見つからず、はっと思って首を触ってみると実はすでに首にかけていた なんていう漫画に出てくるおじいさんのメガネみたいなことが実際にありました。



カバンの中でかさばるのではないか?というのも不安だったけれど、たしかに多少かさばるもののバッグ内にすっと収まるサイズだったし、ケーブルをまとめたりしなくていいので収まりはむしろ良いです。
ちょっと聞くのを中断 というときも耳からイヤホンを抜いて首にかけた状態に出来るのでカバンに収めずに済ませることも増えました。
細かい点ですが左右が分かりやすいのもありがたいです。
あとは襟の無い服を切ることが多い夏場にどう感じるかですね


大切に持ち運びたい人は厚手の緩衝材で作られた専用ポーチも付属しています。
これを使うとかなりかさばります。
体感的にはCDウォークマンとかのサイズがあります。
イヤホンの形状から中央部分があくためここに他に持ち運びたいものを入れておくことでスペースを多少は有効活用できそうです。
MacBookAirのACアダプタとかを一緒に入れることも出来ますし、

モバイルバッテリーとUSB給電機にUSBケーブルを入れたりも出来ます。



LEDがきれい

高輝度なLEDをつかっているようで充電や電源ON時に点灯するLEDが色鮮やかでかっこいいです。
実性能には関係ないけれど細かいところで所有欲をくすぐってくれます。


ボタンを見ずに操作できる。

再生や巻き戻し、音量の調整にノイズキャンセルの調整ができるリモコンが右のケーブル部分についています。
音量とノイズキャンセルではアップダウンの幅を変えるとか、ボタンを片面と側面にのみ配置するなど工夫されていてボタンを見ずに操作ができます。



ここがいまいち

全体的に良いのですがこれはどうなの?って思う部分もあります。


ピーチスキンの耐久性は大丈夫なのか

本体表面は薄いゴムで覆われたソフト素材になっています。
これは高級感にはつながっているものの、この手の素材はベトベトに溶けてくることがあるので心配です。
ThinkPadのように長期間経過してもベトベトになりにくいものもあるので、QUIETCONTROL30も同様に耐久性が高い可能性もありますが、はたして。


充電端子の質感が悪い

この製品はmicro USBで充電するんですが、USBの蓋がくねくねしたゴムだけでちょっと使っていると抜けたりちぎれたりしそう。 取り付け、取り外しのときの感触もよく割りません。
次期的に難しいけれど、USB typeCじゃなかったのも残念。
蓋を開けたあとに差し込みにくい上に向きが見えづらいので逆向きに挿そうとしてしまうことが多発しています。



デバイス接続時における音声案内の弊害

これはBOSE QUIETCONTROL30の問題というよりMac側の問題もあるように思いますが、QUIETCONTROL30はデバイスと接続された時に Conneted to MacBookProのように接続されたデバイス名が読み上げられます。
Nexus5と接続している時でもMacBookProが接続可能な状態になるとNexus5の音声が再生したままで、Connected to MacBookProという案内が行われます。


ところがMacはスリープ時に定期的にBluetoothと繋ぐことがあるようで、Nexus5で動画を見ているのにカバンの中でスリープになっているMacBook Proと定期的に繋がってConnected to MacBook ProとDisconnected MacBook Proが交互にながれて煩わしいことがありました。


ノイズキャンセルの強度が直感的じゃない

これはノイズキャンセルが自然すぎるためなんですが、ノイズキャンセルの強さを弱めるのに下ボタンを押すのが違和感あって、何度も押し間違えました。
どういうことかというと、ホワイトノイズが少ないため下ボタンを押すと外の音が大きくなっていくだけで、ノイズキャンセルの強さを調整しているという感覚がないんです。逆に外の音を聴くために、外の音量を上げ下げしていると錯覚してしまうので音量を上げるのに下ボタン? と混乱してしまいます。


おすすめ度

70%(条件付きでおすすめ)
価格は高いし、耐久性や気になるポイントも多々ありますが、それでもこのノイズキャンセルを味わえるインナーイヤータイプのイヤホンが他にないことを考えれば、これ以外のイヤホンを選ぶ気持ちはなくなりました。
あとは長期的に使ってみて評価を決めようとおもいます。


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