Google I/O 2016渡航記 I/O 3日目編

2016/8/2 1613hit

今日はついにI/O最終日です。
始まるときには、これから3日もあるなんてどれだけたっぷりなんだろうと思ったけれど、3日目になってみるとあっというまですね

今日はATAPの発表があるので、またしても朝一で並ぼうと思います。
ATAPは元Motorolaの先進技術研究部隊でARAやSoliといったすぐ実用になるかどうかわからないけれど技術的に面白い発表をいろいろとしてきているのでとても楽しみです。

それにしても、連日早朝起きは流石に辛いですね

ATAPのセッションは10時からなので最初の1時間は完全に空き時間。
早めにたどり着いて並んでおきます。

朝食を取ってすぐに並びに行きます。
今日もドーナツとベーグル。ベーグルにチーズがとても美味しいです。
流石に並んでいる人はそんなにおらず列の前の方に並ぶことが出来ました。


ATAPのセッションでは新しい発表はなく去年行われた発表の成果報告という感じ。

TrustAPI

AbacusはTrustAPIになりまもなく実用段階になるとのこと。
Androidでは顔認証や指紋認証、Bluetooth認証など様々な認証がありますが、これらを複合的に使用することでパスワードを使わずに認証をリアルタイムに行う仕組みです。
バッテリーへの負荷など含めてどの程度使い物になるのか試してみたいです。

JACQUARD

服にタッチセンサーを組み込むJACQUARDはカフス風のパーツにコンピュータを仕込むことで防水を保ったままより服っぽくなっています。
服に組み込んだ場合、毎日着るというわけでもないし季節によって利用形態も変わってくるので本格的に普及する気はしませんが、面白そうな技術では有ります。
今年中にリーバイスと組んで発売すると言っていますが、果たして本当に発売されるのか?価格はどれくらいか?発売される国はどれくらいか?気になるところです。

Project Soli

ATAPの中でも最も先進的で面白そうなのがProject Soli
センサーを使うことで直接手を触れずにデバイスを操作できるという仕組みで、去年のセッションでもサイズの小型化がアナウンスされていましたが、今年はさらに小型化されウェアラブル内に組み込まれていました。
発熱やバッテリー持ちを考えるとまだウェアラブルに内蔵して実用できるレベルではないと思いますが、本当に実用レベルになればウェアラブルでの操作性が大幅に改善しそうです。

ARA

スマートフォンの部品を取り外し可能なARAについては、開発続いていたのか、という状態。
CPUなどの取り外しができなくなり代わりに音声での取り外しに対応しました・・・
が、正直音声で部品を取り外したいと思う時がいつあるのやら
単に完成を急ぐために規模を縮小してそれをごまかすためにおまけ機能をつけたのかな?という印象。

VR

VRについてはコンテンツの誘導方法についてコンテンツ作成環境の紹介がされていました。
実際に体験してみましたが、特定の方向を見たくなる技術と、特定の方向を見ないと物語が進まない仕組みの組み合わせでVR問題である特定の方向を見せたい問題をうまく解決しているように感じました。

全体的に夢の技術発表だった去年のATAPに対してことしはそれらが実際に使えるようになりますよって紹介だった気がします。
そういう意味ではATAPという枠からは外れつつあるのかもしれません。

Google本社

その後、他の参加者やGooglerと話をしばらくしていたのですが、Google本社に行くことになりました
駐車場にGoogle自転車が置いてあったので借りていくことになりました。


Google自転車一見するとただのママチャリなんですが、ブレーキが特殊です。
一般的な自転車は右レバーが前輪ブレーキ、左レバーが後輪ブレーキだと思うのですがこの自転車は
左レバーが前輪のブレーキになっていて、右レバーはありません。
では、後輪のブレーキはどうするかというと、ペダルを逆向きに回転させます。
ペダルを数センチ逆回転させると後輪にブレーキがかかり始めてその後は圧力に応じてブレーキの効き具合が変わります。

最初は若干違和感があったのですが、踏み込む力によってブレーキがかかっていく感覚はちょうどバイクのブレーキと同じなので意外とすんなり使うことができました。
後ろからついてきた人がいうには、ブレーキを踏み込むときに足が動くので後ろから減速しようとするのがわかって楽だったとのこと。

Google本社内は、色々なオブジェクトが有るのですが、恐竜を鳥が食べているという進化論を暗喩するようなオブジェクトから鳥が排除されていました。
現在の恐竜オブジェ。普通にかっこいい。

以前の恐竜オブジェ、鬱蒼とした木々の中に突縁現れるテラノサウルスの骨とよく見るとそれが鳥に食いつくされた後というグロテスクなオブジェは哲学的だったけれど怖さもあった。


本社内には小学生の職場見学のようなイベントが行われていたりして、以前に比べて一般人が増えているように思います。
その辺りを含めて不気味なオブジェは控えたのかもしれません。

Google本社は最近構成変更が行われてビジター用のスペースが確保されGoogleの歴史を知ったりGoogleグッズを買ったりする場所、ドロイド君の置物が置かれている場所などが本社の端の方に統合され広い社内を歩きまわらずに見て回ることが出来るようになりました。(おそらくにおいてはGoogle側としてもビジターがあちこち歩きまわってほしくないという意図もあるのかと思います)
Google本社の敷地はゲートなどがなく建物の外であれば誰でも入ることが出来る状態になっていて、しかも、Google社員はけっこう建物の外でプチミーティングをしていたりするのでこういう対策が必要になったのかと思います。

Google本社ではおみやげを幾つか購入しました。
幾つかは子供のために、幾つかはイベント関係でお世話になった人のために、幾つかは自分のために買って帰ります。

それにしても、Googleグッズ、かなり種類が減っていた気がします。
単にI/O期間中で買い占められた後だからかもしれませんが、ここで一気に色々買おうと思っていたので買いづらくて残念。

その後I/O会場に戻るとクロージングの準備が進んでいました。

去年までですと、クロージング間際になると会場がかなり閉鎖されて再入場できなくなっていたのですが今年はそんなこと無く普通に入っていくことができました。
このあたりも田舎でやるメリットかも。

会場ではもうセッションも残っていませんでしたが、Android4.0のコードネームとして知られるICSことアイスクリームサンドイッチが配られていました。
クッキーとアイスクリームの組み合わせを指定することができます。

これが驚きの旨さ。
クッキーはその場で温めた物で、それでアイスクリームを挟むので外はアツアツカリカリのクッキー、中は冷たくとろとろなアイスクリームという不思議な味。
その構造的に出来た瞬間から溶け始めるのでその辺解けたアイスクリームだらけになっていましたがとても美味しい。
作るにも売るにも食べるにも大変そうなので、日本で売るのは難しそうだけれどこれは病みつきになりそう。

その後はBestbuyに行くことにしました。
狙いはHuaweiWatchとAmazonEchoです。
Mountain ViewのBestbuyは歩いて30分ほどっぽいけれど、現地の人たちからは車で行くことを強くおすすめされたので、
本田さんがLyftで車を呼んで待つ・・・ が来ない。
散々待った挙句しばらくしたらドライバーらしき人が来てお前たちが呼んだのか? ずっと待っていたという。

??? となりながらも 車に案内され、Lyftのナンバーと照合して乗り込んだら、どこへ行くのか? と聞かれる。
Lyftを使ったこと有る人ならわかると思うけれど、Lyftは出発地点と到着地点をアプリ上から指定する仕組みでタクシーの運転手は本来事前にどこへ行くかわかるはず、この時点で不信感満点だったのだけれど、MountainViewのBestbuyだというと凄い不機嫌な顔をして、イベントで渋滞しているここまで来るのに30分もかかった。駐車場を出るのに1時間はかかる。 俺なら歩くね。降りて歩けと まさかの乗車拒否。
どうも新人の運転手なのかアプリの使い方を分かっていなかった模様。
結局降りて歩くことに。

と思ったらここで運転手が来て無課金にしてやるから☆5の評価をつけろ(Lyftは降りるときにドライバーの評価をつける仕組み。評価が悪いと運転手の仕事がなくなるため運転手にとって高い評価を維持し続けることが大事)とすごんできた。
☆5をつけたら運転手はすぐに車に戻ってイライラした様子ですごい勢いで駐車場を走り去っていった。

その後課金されたメールが・・・
今までUberやLyftを使っていてここまで不愉快な気持ちになったことはなかったけれど、こんな運転手もいるのかと驚き。
(あとから本田さんがLyftにクレームを入れたところ全額キャッシュバック+クーポンを受け取ったとのこと)

さて、仕方ないのでBestbuyまで歩くことにします。
Lyftで他の車を探そうにも真っ先に先ほどのドライバーがヒットしてしまいます。
流石にもう会いたくないのでてくてく歩く。

サンフランシスコと違って治安が悪い感じはしないけれど、とにかく人がいない。
もしここで襲われたり何かあったらどうしようと思いながらてくてく歩いていくとやっとBestbuyを発見。


Bestbuyまでつくと、先着していたほかのI/O参加者からEcho 売り切れたよ、との衝撃の言葉が・・・
店内を見るとEchoもHuaweiWatchも(というよりAndroidWearの殆どが)売り切れ状態。
I/O参加者の多くがここで買い漁っていったのでしょう。ここまで歩いてきたのは一体何だったのか・・・

しかたがないので(日本でも買えるようになりましたが)おみやげにMissfit Flashだけ買って退散。

夕食はBestbuyのすぐ近くにあったIN-N-OUT burgerへ
店内はびっくりするほどノイジー
皆が大声で叫ぶように話していて、アメリカはうるさいところが多いと思っていたけれどこれまでで一番うるさい。
店員と会話が全然できず、商品をジェスチャーで伝えてようやく買うことが出来ました。(一緒にいった人はなぜかバーガーのセットを頼んだのにハンバーガーが2つ入っていました)
値段はアメリカの物価を考えるとかなり安く、それでいてボリューミー。
ドリンクも飲み放題で言うことなし。味はバーガーキングほど本格的ではないけれど、マクドナルドとかよりは一段上の感じ。


なんだか色々あったけれど、このハンバーガーで全て救われた気がします。
あとはホテルに帰って今年のI/Oはおしまい。
明日はMakerFaireに行って明後日は帰国するのみです。

今回のI/O、かなり賛否両論だった気がしますが、賛が多かったように思います。
否定的な意見で言うと、暑かった(これは事実だと思うけれど、個人的に湿度の少ないカラッとした暑さは心地よくて苦に感じなかった。これが辛い人にとってはきつかっただろうというのはわかる)
セッションのオペレーションが悪かった(これについては完全同意、行列が無秩序に並んでいるのでセッションの入り口から行列を逆に追いかけていかないと何の列かもわからない。セッション入れ替え時に中の人が一回でないといけないのか残って良いのかも統一されていなかった。セッションのキャパシティはもう少し大きくて良いのでは)
おみやげがなかった(おみやげが無くなること自体は好意的に受け取っているけれど、だったら事前に告知して欲しかったと思う。転売ヤーに一泡吹かせることは出来たかもしれないがほんとうに行きたい人にチケットが回らない問題は今回は解決できなかった)
良かった点としては、発表の内容が幅広く、かつ開発者に関係がある話が多かった。
開放的な空間のおかげで例年ほど息苦しくなかった。(特にアフターパーティーの雰囲気は最高だった)
会場付近の渋滞なども少なく、会場に由来するぐだぐだは発生しなかった(セッションがダメなのは例年通り)

ということで、行くまではかなり不安だったけれど終わってみると2012年以来に楽しめたというのが率直な感想。
そして、開発者としてやれることがかなり増えたのを感じたくさんの宿題を貰った気がします。

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