Anker のカナル型ヘッドセットSoundBuds Sportレビュー

2016/2/10 3161hit

モバイルバッテリーやUSB給電器で有名なANKERですが、最近商品の種類を増やしはじめていて、今回はイヤホンに参入してきました。
ANKERというと高品質と低価格を両立した商品が多いのですがこれはどうでしょう。
今まで使っていたMDR-EX31BN(以下MDR)と比較してみたいと思います。

本体サイズ

本体サイズはMDRが親指サイズのユニットを別に持つのに対してSoundBudsはイヤホン部分のみと圧倒的にコンパクトです。それでいて、公称連続再生時間はMDRが10.5時間なのに対してSoundBudsは8時間と大差ありません。
このサイズの秘密は対応している無線方式の差で、MDRが一般的なBluetooth3.0なのに対して、SoundBudsはより省電力なBluetoth4.0でその辺りの効果が出ているのだと思います。

SoundBudsの圧勝


音質

ヘッドフォンのユニットはMDRと比べて大きく、音質も期待してしまうところですが残念ながらドンシャリ系です。
SoundBudsは中高音に対して低音だけが別のウーハーで鳴っているような不連続さを感じます。低音の音は酷く単調でとりあえず鳴ってますという感じ、高音も簡単に割れてしまいます。
15年前くらいのSONYがちょうどこんな感じだったと記憶しています。

最近のSONYは音質向上に力を入れていてMDRは低音から高音まで継ぎ目なく全音域が一定で鳴って癖がなく音も明瞭です。
コレは聞き比べるまでもない差。
とはいえSoundBudsがそんなに酷いかというと、そうでもなく2000円以下の価格帯で言うと有線含めて極めて妥当な音質だと思います。 MDRの音質が良いのでそれと比較した場合に劣るというだけの話。

MDRの圧勝


装着感

ヘッドユニット部分の重さが気になるかと思ったのですが、装着した時の違和感はMDRと比べてもそこまで大きくありません。
MDRはクリップで止める形式の本体のせいで服装に制限をうけることが多いです。
あと、MDRが残念なのが柔らかくちょっと粘着性が有るゴム製のケーブル。腰がなくよれよれしているのでこれが顎に触れて気持ち悪かったり、ポケットの中で容易に絡まったりします。
それに対してSoundBudsは平らなケーブルを使うことで折り曲がり方向に制約をつけさせてやたらめったクチャクチャになるのを防いでいます。
Y字型のケーブルになるMDRに対してU字型になるSoundBudsは服とのスレによるノイズの面でも有利です。(ただし襟元に当たるとかなり激しい音がします。

SoundBudsの勝利

ノイズキャンセル

MDRにはデジタルノイズキャンセル機能がついています。それに対してSoundBudsはcVc6.0とかいうよくわからないノイズキャンセル方式です。
その差は歴然としていてMDRはノイズキャンセルのスイッチをONにすると すーっと周囲の音が消えていくのに対してSoundBudsはとくにそういう現象が発生しません。
ただ、SoundBudsはイヤホン自体の遮音性がMDR以上で電源をつけていない時の遮音性ではMDRよりかなりいいです。


MDRはNC時にサーっというホワイトノイズが大きめで、自宅や夜中のような外部ノイズが少ない時はノイズキャンセルをオンにしたほうがノイズが大きくなるとか、独特な耳を圧迫される感覚があるのですが、SoundBudsではそういうのは発生しそうにないです。

おそらく飛行機や電車の中ではMDRの方が遮音性が高く、町中では同等、図書館などではSoundBudsの方が静か ということになりそう。

引き分け

付加機能

付加機能についてはMDRの方が充実しています。
SoundBudsになくてMDRについているものとして早送り、巻き戻し機能。イヤホンユニット部分の交換、複数モードに対応したノイズキャンセル、そして特にAndroidユーザーに嬉しいNFCによるペアリング機能などがあります。
音量調整機能は両方共ついているのですが、SoundBudsの音量調整機能は最小音量が大きくて、ちょっとを下げようと思っただけなのにすぐにミュートになってしまいます。MDRはそのようなことがなくきちんとストレートに音量が下がり最後にミュートになります。 ミュートになった時に一瞬電子音がなってミュートに入ったことをおしえてくれるのも気が利いています。
一方で、SoundBudsにしかない機能として、充電中でもイヤホンを使用可能です。MDRは充電状態になると強制的にBluetoothの通信が切れます。
あとイヤホン部分に磁石がついていて使用していない時は左右のユニットを貼りあわせたり冷蔵庫に貼り付けることが出来ます。

MDRの勝利

音漏れ

SoundBudsはcVc6.0により音漏れを抑制しているはずなのですが、実際にはMDRの方が音漏れは少ないです。
とはいえ、どちらも現実的な音量で聞いている分では不快感が出るほど音が漏れることはないです。
比べればMDRの方が音量が少ないというレベル。

MDRの勝利

コストパフォーマンス

Amazonで比較するとMDRが7680円、SoundBudsは初回限定ながら1999円と圧倒的な差。
上記の比較は価格を考慮しておらず、純粋な性能差ですが、それでもSoundBudsがMDRを優っている部分があることを考えるとこのコストパフォーマンスはかなり高いといえます。


SoundBundsの圧勝

おすすめ度

今回は珍しく比較という形で出させてもらいましたが、比較抜きにして製品としてのおすすめ度は90%(ほぼ全員におすすめ ただし条件あり)
価格を考えると初めてのイヤホンとして圧倒的におすすめ度高いです。古い有線イヤホンを持っている人もお手軽なBluetooth4.0イヤホンとして魅力ありです。
一方で音質に難を抱えているので、既にイヤホンを持っている人はこれでは満足しないかもしれません。

お詫び
当初製品名をSoundBundsとしていましたが正しくはSoundBudsです。

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