Android Wearアプリ開発入門 書評

2016/2/8 2814hit

著者の神原さんよりAndroid Wearアプリ開発入門(電子版)を献本いただきました。

Wearの現状

私は、外出時ほぼ毎日AndroidWearを身につけています。
と言いながら、先日Nulab Happy Hourに行く時に付け忘れていたのですが、忘れた時ほどWearの重要性を再認識させられます。
いつもは意識していないのですが、忘れた時携帯の通知を確認するためだけにスマートフォンを取り出さないといけないといかに日頃Wearを使っていたかに気付かされます。

スマートウォッチ全体で言うと市場はまだ盛り上がっていませんが、実際のユーザーを見ているとAndroid WearとPebbleの顧客満足度が最近上がっていて継続的に使用している人が増えてきたように思います。

アプリについては簡単なアクションが可能なFacebookメッセンジャーアプリや飛行機のチケットレスチェックインに対応したJalアプリなど便利アプリも出始めていますがまだこれから可能性を模索していくところと言った印象。

どんな本?

そんな中Android Wearアプリ開発入門は現状唯一といえるAndroid Wearアプリ開発を包括的に解説した書籍となります。
内容はとても充実していて開発環境の構築から、簡単なアプリ開発、Play Storeへの公開方法、通知を使った開発、音声入力、携帯-Wear間のデータ通信、UIデザイン、GPS、Watch Face、Tipsという流れ。

書いてあること

Android Studioの作り方
Android StudioとWearの開発環境構築
Android Wearでの開発方式を一通り

書いてないこと

プログラムの基礎的な話
Javaの基礎的な話
Androidの基礎的な話
応用的な話

ココが残念

気になったのは二点

Android Studioの説明が多い

ここまで丁寧にAndroid Studioの説明が必要だったのかなぁと思います。
Androidアプリの開発方法については説明がないのでAndroidアプリ開発経験者を想定読者としているように思うのですが、AndroidStudioの説明がちょいちょい入っていてWearの話になかなかたどり着かないので途中で脱落する人が出そうな気がしました。

Android Studioの説明は別章にして、Android Studioでの経験がある人は読み飛ばせる仕組みがあると嬉しいと思いました。
逆に、Eclipseでの開発経験はあるけれどAndroid Studioでの開発経験がないという人は安心して読むことが出来ます。
純粋なEclipseユーザー向けのAndroid Studio入門書としてもよく出来ています。

Handheld端末のMin sdk versionが15

サンプルに有るHandhelod(携帯)側のMinSdkVersionが15(Android 4.0.3)となっているのですが、Android Wearと接続するにはMin SDK versionが18(Android 4.3)以上である必要が有るため、Min SDK versionは18以上を指定するのが混乱少ないように感じました。(Android Wearを付加価値として機能追加する場合はコレばかりではないですが)

ココが凄い

通知型、ローカル型、WatchFace型とWearアプリについて一通りの実装方法が網羅されているため、Androidアプリの経験者であればコレ一冊でほぼ全てが手に入ります。
WebはWatchFaceを知りたければココ、通知を知りたければココという感じで情報が分散していますし、書籍はそもそも他に比類するものが存在しないのでここまでWearについて幅広く体系立てて説明されている資料は他にないです。

Android Studioの解説も手厚くこの部分だけでも有用です。
文章が優しく、読みやすいです。

買うべき?

Wearアプリ開発をこれから始めようと思う人は買うべき。Wearアプリ開発を行う一番の近道だと思います。
既に開発しているけれど、もっと幅広い視点が欲しいと思っている人にもおすすめです。





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