Android Studioではじめる Androidアプリ開発 書評

2016/2/2 2821hit

著者の有山圭二さんより[改訂版]Android Studioではじめる 簡単Androidアプリ開発をご献本いただきました。


そもそもどんな本なのか

この本はAndorid Studioを使用してAndroidアプリを今から始める人のための本です。
おおまかな流れは
環境構築→Androidのアプリ入門→スマートフォンならではアプリ開発→ゲーム作成
という順番。

この本、初版を購入していたのですが、Android Studioが本格的に移行される前だったこともあり、その後Android Studioの定番本となった感じがします。

なんといっても、この本の魅力は環境構築のサポートが分厚いこと。
Android StudioってGoogleの趣味なんじゃないかとおもうくらい環境構築の手順が変わるのですがそのたびにWebで改訂版を公開してずっとフォローしています。
このアフターフォローの高さこそ、この本最大の魅力ではないでしょうか。

おすすめの読者

読んだ感じ、想定している読者は
Javaは知っているけれどAndroidアプリは作ったことない人向け
という感じです。
Javaの知識が有ることが前提なので変数の説明とかクラスの説明のようなJava由来の説明はかなり省かれています。
Androidアプリについてはかなり丁寧かつ限定的に説明されていて、最初の一歩を踏み出しやすくなっています。

逆に言うと次のような人は、この本だけでは不足しています。
・Javaを知らない人
・業務レベルのアプリ開発が必要な人
・EclipseでAndroidアプリ開発の経験がありAndroid Studio固有の機能を知りたい人

学ぶこと

作成されるサンプルはHello Android、天気予報アプリ、アクションゲーム、シューティングゲーム、迷路ゲームの5つ
それぞれ題材とされているテーマは
Hello AndroidがAndroidアプリの開発チュートリアル。
天気予報アプリが標準的なアプリ開発とスレッド処理
アクションゲームとシューティングゲームがゲーム処理
迷路ゲームがセンサー処理という感じ

各章でそれぞれ説明が独立しているので天気予報アプリを飛ばしてもアクションゲームが作れるとか
アクションゲームを飛ばしてもシューティングゲームが作れるようになっているのも特徴的。
その分、3つも作っているゲームで説明が冗長な感じもしますが、書籍の厚さに比べて価格が安いので無駄感は少ないです。
やはり最初の入門においてゲームはモチベーションにつながるので手厚くしたのだと思われます。

ココが残念ここが物足りないなという部分もありました。
・Intentや永続化といったわりとAndroidの基礎部分がごっそり抜けている。
これは「おわりに」によると、あえて他の入門書が触れている部分には触れていないということのようですが、章を独立させるという都合上、一つのアプリで説明できる内容が限られてしまうというのもあるようです。
個人的にはChapter7,8,9は1つのアプリにしてもう少し掘り下げて欲しかった気もしますが、サンプルアプリが複雑化し過ぎると脱落者も指数関数的に増えてしまうので、このあたりのバランスを取られたのだと思います。

・索引がない
これも1つの説明を複数箇所で繰り返すという仕組み上難しいのかもしれませんが、この用語ってなんだっけと思った時にその用語を説明していた場所に戻れる索引って個人的には凄く重宝するので索引欲しかったなぁと思います。

初版との違い

Android Studioの開発環境を準備する方法が最新に変わっています。
また、各部の説明が2015年12月相当の状況にアップデートされています。
加えて、全体的に章の階層が浅めで一つの区切りが長めになっています。

説明は付け加えられた部分は少なく、新しくまるごと追加された部分が多いように思います。
逆に従来ある説明文は洗練され文章量が減っていっるようです。

買うべき?

おすすめの読者にも書いたように
Javaは知っているけれどAndroidアプリは作ったことない人がAndroidアプリ開発の雰囲気をつかむにはとても良く出来ています。
私の中では一押しです。

Javaを知らない人はJava入門書と合わせて読まれることをおすすめします。

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