神機の予感YAMAHAのAVアンプRX-V479レビュー

2015/10/24 36327hit

YAMAHAのAVアンプRX-V479を買いました。
YAMAHAのAVアンプを買うのは初めてですが、気が利いているな と思える部分があったので購入。
結論から言うと、これは買って良かったです。


今まで使っていたのはDENONのAVC-1570で、もうすぐ15年ちかく使っていました。


かなりヘビーユースしていました。
購入当初はノイズが殆ど無く、蚊の飛ぶ音くらいまで音量を落としても歪みない音楽が聞こえるのに感動していたのですが、
去年の終わりくらいからホワイトノイズが出るようになってり、今年の夏からは再生中に突然マイク端子を直接指で触った時のようなかなり強めのノイズが出るようになってしまいました。
分解してみたところ、半田のヤケでショートしている部分があったり、多数のコンデンサーが液漏れをしていたりとひどい状態、長くはないだろうと思っていたらついに先日電源がつかなくなってしまいました。

ということで買い替え

アンプの使用方法としてはPC用の音源を出力するのが9割、たまにスマートフォンやタブレットの出力を行うという使い方です。
なので、実はUSB-DACやプリメインアンプのほうがいいのでは?という気もしていましたが、最近Google MusicでBGMを再生することが増えたのでChromeCastを接続できるHDMI端子付きのAVアンプを買うことになりました。

今回は予算を5万円未満と決めていたのでAVアンプのローエンドに対象を絞りました。
AVアンプの場合、プリメインアンプに比べてハイエンドとローエンドの音質差があまりないのが特徴で、対応するデータ形式や接続できるスピーカーの数に違いが有ります。
PC繋いで2台のスピーカーを流している現状はもちろん将来的にスピーカーを増やしたとしても5.1chを超えることはないでしょうしローエンドで十分な感じ。

候補に入れたのは
YAMAHA RX-V479(B)
SONY STR-DN850

当初の予定ではSTR-DN850にするつもりでした。
SONYの良いところはなんといっても先進的な機能に貪欲な点で、例えばNFCを使ってBluetoothのペアリングを完了するみたいな便利機能が豊富にあります。
我が家にもSONY MDR-EX31BNSONY CMT-BT60がありますが、複数台のペアリングをかざせるだけで完了できるのはとても便利。

SONYのローエンドといえば、かつては高音は割れて低音は歪む印象でしたが、最近は随分と改善していて十分他社と競合出来るレベルになっています。

けれど結局RX-V479にしてしまいました。
選んだ理由はHDMIの入力端子が多いとか、YAMAHAのAVアンプは音質面が優れているとか色いろあるのですが、一番は前面にあるSCENEボタン。


これ、BD/DVD とかTVとか書いているのでINPUTボタンに見えますが、印字は意味がなくて、実際は設定を保存できるボタン。
長押しすると現在の状態を保存して、
次回からそのボタンを押すと設定を復元することが出来ます。
入力系統や音質設定を保存させるので例えば、BD/DVDボタンにPC、TVボタンにChromeCastを設定しておくとが可能。
さらには同じ入力系統でも、映画用の重低音重視な設定と技術動画用のボーカル重視な設定を別に割り当てるなんてことも可能。
電源が切れている状態でもボタンを押すと自動で電源が付くので、すごく楽ちんです。

普通のAVアンプだと、
電源をつける。
再生したい入力系統が出るまでINPUTを連打する。(リモコンなら一発で選べるものもあるけれど、本体のボタンだと順番に流れてくるのを選ぶしか無いのが殆ど)
イコライザー、低音、高音を選ぶ。
という手順が必要だったのが1回の操作で可能に。これは快適過ぎる。

そもそも、AVアンプ、使う入力系統は限られているし、音質の設定も、細かく設定できて欲しいけれど一度設定した内容をコロコロ変えることはないので、ちゃんと保存して、これを本体の一番大きなボタンでワンタップで切り替えられるのはとても便利。
きちんとUX考えてあるなーという印象を受けました。

同様の機能は更に下位モデルのRX-V379にもあるのですが、実売価格で1万円も差がない状態でHiRes、Wi-Fi、USBポートに対応してHDMIポートが多く、HiResAudioにも対応するなど機能差が大きいのでRX-V479はかなりお買い得な感じがします。
とくにUSB端子部分、RX-V479は横長の広いくぼみにAUX inと並ぶかたちですが、RX-V379はUSBに対応しておらず、端子もありません。なのにRV-V479と同じサイズのくぼみがあってUSB端子部分がないという状態で、いかにもコストダウンのために上位モデルの筐体を使いまわして機能を削ったというのがみえみえでカッコ悪い

その点RX-V479はデザイン上の破綻を感じません。



サイズはAVC1570と幅はほぼ同じ、高さは若干高く、奥行きは若干短いです。
このあたりは、技術の進化で基盤のサイズを抑えつつ、音質に影響を及ぼす排熱性能を重視している印象。


AndroidやiOSアプリを使ってリモコン操作ができるのですが、音量の上げ下げと言った単純機能はもちろん、音質の設定や電源のON/OFF(そうONも可能なんです)、エフェクターの設定、スピーカーの設定など殆どの機能を操作可能。


RX-V479はAirPlay(音声のみ)にも対応していて、iPhoneやMacの音声をWi-Fi経由でロスレス送信できるのも嬉しい。
D/A変換がAVアンプ側で行われるので有線ケーブルをつなぐより高音質です。AirPlayは常時待ち受け状態になっていて、再生側が再生を開始するとAVアンプの電源が自動的に入るのも嬉しい。

最近はCDを買わずにYouTubeで音楽を聞くという人も多いでしょうが、YouTubeの再生も(音声のみですが)対応しています。
AirPlayでの再生遅延は数秒あるものの、YouTubeの映像側が合わせて遅延させてくれるのでPC側の映像と音声がずれるということもありません。(しかし、ボタン操作時のレスポンスは一瞬劣る)
映像に関してはChromeCastのHDMI接続なら映像ごと送れるようになるはずなので第二世代ChromeCastが日本で発売されるのを待って試してみようと思います。
通信の環境かもしれませんが、曲の開始時に音飛びすることが有ります。

肝心の音質ですが、YAMAHAらしい癖のない透き通った音を出してくれます。
管楽器やサックスなどの音が心地よく感じられます。
かつては、この価格帯はONKYOが飛び抜けて音質がよく、YAMAHAは10万円クラスで音質が良かった印象ですが、ちょうどその10万円クラスの音質が降ってきたような感じがします。

あと、このRX-V479、元の値段は6万円超えでローエンドというよりミドルレンジに足を突っ込んだ価格帯なんですが、実質後継機のRX-S601(出力が若干落ちて省エネ)が出たおかげか、Amazonで約35,000円という、完全ローエンド価格帯まで落ちていて、機能を考えると意味不明な割引率になっています。

ここがダメ

ほぼほぼ満足しているんですが、一部に不満もあります。
まず、AirPlayに関して言うと、Macか、Wi-Fiの問題かもしれませんが、音飛びすることが有ります。
あと、DLNAサーバーの音楽を再生できるのですが日本語に対応しておらず、曲を選ぶのも大変です。
リモコンはほんと、コストカットの塊という感じでデザイン、質感、剛性どれをとっても物足りないと言わざる負えない。
(手元のスマートフォンで殆どの作業ができるのでリモコン使わなくてもよかったりはしますが)
スリープタイマーを設定していると、設定時間に突然 ぱちっという音とともに電源が切れてしまう。 本当に寝ようとしている時にいきなり音がなくなると逆にびっくりして目が覚めてしまいそう。フェードアウトしてくれたらよかったのに

おすすめ度 90%(かなりおすすめ)

6ポートも4K 60Hz対応のHDMIポートを備えてスマートフォンを始めとした外部連携も優秀、そして音質もかなりよく、これはかなり良い買い物をしました。
耐久性は今後の使用を試してみないと分かりませんが現時点では買ってよかったという気持ちしかありません。
それでいてこの実売価格はもはや意味不明なレベルです。

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