baserCMSを仮想環境にインストールする 2015

2015/8/5 4304hit

baserCMSのテーマコンテストが開催されるそうです。
ところがbaserCMSというととにかくセットアップで色々問題が起きやすいCMSという印象。
レンタルサーバーによっては簡単にインストールすることは出来るのですがやはり開発機はローカルにあると何かと便利です(コストとか)
仮想マシンを使ってbaserCMSが動くサーバーを立ち上げてみます。



以前も一度手順をまとめていたのですが、現在のバージョンではインストールできなくなったので現在のバージョン3.0.7でのインストール方法を紹介します。

VirtualBoxのダウンロード

まずはVirtualBoxをダウンロードします。
VirtualBoxのサイトから実行しているOSにあったVirtualBoxをダウンロードしてインストールします。
VirtualBoxのインストールはウィザードに則るだけなので割愛。

Ubuntuのダウンロード

Ubuntu ServerのダウンロードページからServerのLTS版をダウンロードします。
LTS版は通常版より長いサポート期間が確保されている業務利用向けのバージョンです。
もし、手間を惜しむのが苦でないならLTS版を使わずに最新版をダウンロードしてバージョンアップを繰り返し続けてもいいです。

仮想マシンを作成します。

VirtualBoxを起動したら左上の新規をクリックします


名前とオペレーティングシステムが表示されたら
名前にbaser
タイプにLinux
バージョンにUbuntu (64-bit)
を選び続けるをクリック。

メモリーサイズが表示されたら使用するメモリーを設定します。
この値を増やすほどbaserCMSのパフォーマンスは良くなりますが
実行しているパソコンのメモリーはそれだけ消耗します。
基本的には多くても1GBあれば十分です。
メモリー容量を指定したら続けるをクリック。

ハードディスクが表示されたら仮想ハードディスクを作成するを選んで作成をクリック。

ハードディスクのファイルタイプが表示されたら
VDIを選択して続けるをクリック。

物理ハードディスクにあるストレージが表示されたら
「可変サイズ」が選択されている状態で続けるをクリック。

ファイルの場所とサイズが指定されたらディスクを保存する場所を選択し確保する容量を指定します。

ディスクの容量は少なすぎると困りますし、多すぎると余計なデータ量を使用してしまいます。
最低でも3GBは確保してください。baserCMSの開発用なら5GBもあれば大丈夫かと思います。
作成をクリックすると仮想マシンが作成されます。

仮想マシンでbaserを選んだ状態で「設定」をクリックします。

ネットワークを選び割り当てからブリッジアダプターを選びます。
※注意:これによりこの仮想マシンは同じLAN内のPCからアクセス可能となります。
今回の手順では開発用と割り切り他のPCからのアクセスについてデータ書き込みを含めて許可していますので、信頼出来ないネットワークに接続しているときは仮想マシンをオフにしてください。
特に公衆wi-fiなどで使用する場合はご注意ください。
信頼出来ないネットワークに使用したいときにはUbuntuにセキュリティの設定を行う必要があります。

ストレージを選んでコントローラー:IDEの下にある空を選びます。
光学ドライブの右側にあるCDのアイコンを選び
仮想光学ディスクファイルを選択を選びます。


ダウンロードしたUbuntu(拡張子iso)を選択したら仮想マシンの準備完了です。
OKを押して設定を閉じたら起動をクリックします。

使用中に仮想マシンでのキーについて英語の警告が出ることが有ります。
Do not show this message againにチェックを入れてCaptureをクリックします。


Languageが出てきたらカーソルキーで日本語を選んでエンターキーを押します。
以降仮想マシン内ではマウスは使用せず全てキーボードで操作します。

Ubuntu Serverをインストール を選びます。

一番上に The Virtual Machine reports that the guest OS supports mouse pointer integration. This means that you do not need to capture the mouse pointer toと表示されたら右側の吹き出しに斜線が入っているアイコンをクリックします。

Select a languageが表示されたらJapanese-日本語を選択します。
インストーラの翻訳は、選択された言語では完全でありません。
が表示されたらはいを選択します。

場所の選択が表示されたら日本を選択します。
幾つかのキーを押すことでキーボード配列を検出させることが出来ます。
とありますが、わりと沢山のキーを押さないといけないのでいいえを選択します。

キーボードが由来する国で
日本語キーボードを使っている人は「日本語」を選択します。
キーボードの設定でWindowsの人は日本語をMacの人は日本語(Machintosh)を選びます。

USキーボードを使っている人は英語(US)を選択します。
キーボードの設定でWindowsの人は英語(US)をMacの人は英語(US) -英語(Machintosh)を選びます。

このシステムのホスト名を入力してください。
が表示されたらbaserと設定し続けるを選びます。

新しいユーザ名の本名(フルネーム)が表示されたら名前を入力します。
本名とありますが別に偽名でいいと思います。

あなたのアカウントのユーザ名にはログインで使用するユーザ名を指定して続けるを選びます。
新しいユーザのパスワードを選んでくださいが表示されたらログイン時などに使うパスワードを設定します。
確認のため、再度パスワードを入力してください。と表示されたら同じパスワードを入力して続けるを選びます。

ホームディレクトリを暗号化しますか? が表示されたらいいえを選びます。
時間の設定が表示されたらはいを選びます。

パーティショニングの方法が表示されたら
ガイド - ディスク全体を使い LVMをセットアップするを選びます。

パーティショニングするディスクの選択でSCSI3 (0,0,0) (sda) を選びます。
ディスクへの変更を書込、LVMを設定しますか?が表示されたらはいを選びます。

ガイドによるパーティショニングを利用するボリュームが表示されたら 続けるを選びます。

ディスクに変更を書き込みますかが表示されたら はいを選びます。

HTTPプロキシの情報が表示されたら、空のまま続けるを選びます。
(プロキシを使っている人は適切な情報をセットしてください)

このシステムのアップグレードをどのように管理しますか?が表示されたら
セキュリティアップデートを自動的にインストールするを選びます。

インストールするソフトウェアの選択が表示されたら
LAMP serverとSamba file serverをスペースキーで選びます。
以前のbaserCMSではここでLAMP serverを選ぶと大変なことになりましたが、最新のbaserCMSではここでインストールしても大丈夫になりました。

MySQLのrootユーザに対する新しいパスワードが表示されたらMySQL用のパスワードを設定します。
パスワードは確認のために2回同じパスワードを入力する必要があります。
このパスワードも後ほど使うので忘れないで下さい。

マスターブートレコードにGRUBブートローダをインストールしますか?が表示されたら、はいを選択します。

インストールの完了が表示されたら続けるを選択します。

Ubuntuが再起動され
baser login:が表示されたら
Ubuntuのインストールで指定したアカウントを入力しEnterを押します。
Passwordが表示されたらUbuntuをインストール時に指定したパスワードを入力してEnterを押します。
WindowsやMacと違って入力したパスワードは隠し文字になることもなく一切表示されません。

文字化けを直す


ログインに成功したら

cd hoge

と入力してみてください。
次のように文字化けを起こすことが有ります。

これはUbuntuのバグによるもので日本語でインストールを行うと文字化けが発生します。
文字化けを治すためには

nano ~/.bashrc

とタイプして、最後に

case $TERM in
linux) LANG=C ;;
*) LANG=ja_JP.UTF-8 ;;
esac

を追加します。
コントロールキーを押しながらOキーを押した後Enterで保存して、コントロールキーを押しながらXキーで終了します。
終了してもWindowsのように画面が消えるわけではなく下の方に@ubuntu:~$と表示されるだけです。

source ~/.bashrc

とタイプすると変更が有効になります。
再度


cd hoge

とタイプして
cd: hoge: No such file or directory
上記のように文字化けせずに表示されることを確認してください。

GDをインストール

baserCMSはGDという画像用のライブラリーを使用しますが、Ubuntuには標準でGDがインストールされていません。
そこでGDをインストールします。

sudo apt-get update

とタイプし、Ubuntuのパスワードを入力します。

次に

sudo apt-get install php5-gd
と入力してgdをインストールします。
途中でDo you want to continue?と聞かれるのでYとタイプしエンターを押すとGDがインストールされます。

sudo /etc/init.d/apache2 restart
と入力してapacheを再起動してGDを読み込ませます。

MySQLのセットアップ

MySQLが使用できるように設定を行います。

mysql -u root -p

と入力してMySQLのパスワードを入力

create database basercms;

と入力し Query OK 1 row affectedが表示されたら

quit

と入力しmysqlのコンソールを終了する。

sudo nano /etc/mysql/my.cnf

と入力し
[client]と[mysql]と[mysqldump]の下に
default-character-set=utf8
[mysqld]の下に
character-set-server=utf8
を追加してコントロールキーを押しながらOキーを押した後Enterで保存して、コントロールキーを押しながらXキーで終了する。

sudo /etc/init.d/mysql restart
と入力しMySQLを再起動する。

共有フォルダのセットアップ

Webサイトを外から書き換えられるようにSambaでフォルダを共有する

sudo nano /etc/samba/smb.conf

と入力する。パスワードを求められたらubuntuのパスワードを入力して
下記を追加する。

[baser]
comment = Baser root
path = /var/www/html
browsable=yes
read only=no
writeable=yes
guest ok = no
guest only = no
force create mode = 0666
force directory mode = 0777

コントロールキー+O Enterで保存して
コントロールキー+Xで終了

sudo initctl restart smbd

を入力して、sambaを再起動する。

Sambaに接続するためのユーザーとそのパスワードを設定するために

sudo smbpasswd -a ユーザー名

を入力する。
New SMB passwordと表示されたらSmabaに外部から接続するためのパスワードを入力する。
Retype new SMB passwordと表示されたら同じパスワードを再度入力する。

共有フォルダの所有者とアクセス権を変更するために

sudo chown nobody:nogroup /var/www/html
sudo chmod 777 /var/www/html
sudo chown -R www-data /var/www/html

と入力する。

これにより外部からプログラムを送り込んだりデータを書き換えられたり出来る様になるのでくれぐれも注意してください。

baserCMSのダウンロードとインストール


ifconfig

とタイプしてinet addr:に続くIPアドレスを記録する。

ホストOSでの作業に戻り、
Windowsの場合エクスプローラーのアドレス欄に\\IPアドレスと入力する。
Macの場合Finderの移動-サーバーへ移動を選びIPアドレスを入力する。

baserというフォルダの中にindex.htmlがあるのでこれを削除する。

baserCMSダウンロードページからbaserCMSをダウンロードする。

Macでは隠しファイルもコピーする必要があるので、
隠しファイルが表示されていない時はホスト側のTerminalを起動して

defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles -boolean true
killall Finder

と入力しておく。
中身をすべて先ほどのbaserフォルダの中にコピーする。

Apacheの書き込み権限を設定する

一度仮想マシンに戻って次のコマンドを実行する。

sudo chown -R www-data /var/www/html

ファイルを上書きした場合などにbaserCMSがエラー出し始めたらまずこのコマンドを実行してみてください。

baserCMSのインストール

ホストコンピューターに戻ってWebブラウザで仮想マシンのIPアドレスにアクセスする。

baserCMSのインストールが立ち上がるので
インストール開始をクリック

エラーが発生していないことを確認して
次のステップへをクリック
データベースの情報の
ログイン情報にroot
パスワードにMySQLのパスワード
を入れて接続テストをクリック

※本来であればrootユーザーを使ってMySQLのデータ操作を行うべきではありませんがここではセットアップを簡潔にするために開発機と割り切りrootユーザーを使用しています。
本番で使用する際には新しく権限の限られたユーザーを作ってください。

接続テストに成功したら次のステップへをクリックし
管理用メールアドレスに管理者のアドレスを
管理者アカウント名とパスワードに管理画面を開くためのアドレスとパスワードを入力してください。

これでインストールは完了です。

前:4Kディスプレイの本命 LG 27MU67-B短期レビュー 次:Developers Summit 2015Fukuokaで喋らせていただきました。

関連キーワード

[PHP][IT]

コメントを投稿する

名前URI
コメント