4Kディスプレイの本命 LG 27MU67-B短期レビュー

2015/7/24 18824hit

LGの4Kディスプレイ、27MU67-Bを購入しました。
4Kディスプレイといえば去年の終わりに登場したDellのP2415QとP2715Q
IPS液晶でありながら24型が5万円を切り、27型でも7万円を切る低価格ぶり。
当時の同サイズのTN液晶とほとんど値段が変わらない(ヘタすると安い)という衝撃価格でその後しばらくはDELLの独壇場状態。
私もP2715Qを買うつもりだったんですが、いざポチろうとしたところでLGが27MU67-Bという4Kディスプレイを発売すると聞いてスペック的にも良さそうだったので急遽27MU67-Bに変更してポチりました。


画面の大きさは27インチということでP2715Qのライバル機です。AH-IPSの非光沢というところも同じで実際のところ同じパネルなんじゃないかと思っています。
で、何が凄いかというと、安価なPC用ディスプレイとしては初めてHDMI2.0に対応しているということ。
今までのディスプレイはHDMI1.3にしか対応していなくてHDMIを使うと4Kで60Hz出力ができなかった。
つまり4KディスプレイでありながらFullHD時代のコネクターが平然とついている状態だったわけで、過渡期のモデルという印象が拭えません。それに対して27MY67-BはHDMI2.0に対応しているのでHDMIでも4K 60Hzが可能です。
それでいて価格はAmazonで6万円を切っていてすごくお買い得感があります。
ちなみに、アメリカでは$599らしいので、今の円安状態を考えると、日本はかなりバーゲンプライスと言えます。

27MU67-BにはケーブルとしてHDMIケーブルとDisplayPortケーブルが1本ずつ付属しています。
このうちDisplayPortケーブルは片方がMini Display Port片方がDisplay Portケーブルの変換ケーブルになっています。
そして27MU67-B側にはmini Display PortとDisplay Portが1つずつ ついています。
このため、デスクトップPCのようなDisplay Portが付いているマシンはケーブル経由で27MU-67-BのMini Display Portに接続し、MacBookProのようなmini Display Portが付いているマシンは同じケーブルで27MU-67-BのDisplay Portに接続します。
このおかげで1本のケーブルでmini Display PortとDisplay Portのどちらにも対応するという仕組み。
逆に言うと、2台のPCをDisplayPortで接続する場合は別途ケーブルを買ってくる必要があります。
これにかぎらず、全体的に徹底的なコストカットを感じさせます。
ボディはフロントこそ、アルマイト加工(風)に仕上げたプラスチックで、見た目はそこまで悪くないのですが、背面に関してはまんま安っぽいプラスチック。

特に背面にでかでかとLGロゴがあるのですがこれが無塗装でツルツルの光沢プラスチックでとても安ぽい


背面にスタンドを取り付けるときは筐体が大きくゆがむので正直ちょっと不安になるほど。
スタンドの質感もそんなに良くない。反時計回りに回転させると画面が回転して縦方向に使えるのはいいのだけれど、特にロック機構等があるわけでもなく、画面を触ると簡単に回転してしまいます。時計回り側におもいっきり回すと水平が全然とれておらず、結構傾いた状態になってしまいます。


画面のクオリティはかなりいいです。4Kディスプレイの高精細さはもちろんのこと色ムラも少なめ。
緑の鮮やかさと階調豊かさはそれまで使っていたLP2475wに劣りますがそれ以外の発色や画像のくっきり感、ざらつき感のなさなどは27MU67-Bの圧勝。
目が楽になったなぁ というのを感じさせてくれます。
そしてなにより4倍の解像度で文字を読むのが楽。

それまで、MacBookAir 13インチモデルにFull HDの HP LP2475wを外付けして使っていました。
真正面にLP2475wをおいて左側にAirを置くスタイルだったのですが、Airの画面はお世辞にも綺麗とはいえずに、LP2475wと比べると目も疲れてしまうので基本的に殆どの作業はLP2475wで行い、参考資料などをAir側のディスプレイでたまに表示するくらいでAirの画面を使うことは殆どありませんでした。

それがMacBookPro retina 15インチモデル 2015年仕様に買い換えて状況が一転。
画面サイズや推定解像度(MacBookPro retinaは標準の1440x900で使用)はLP2475wのほうが大きいにもかかわらず、文字の綺麗さなどで気がついたらいつのまにかretinaの方を見ているという状態。

そして27MU67-Bに変えたら、かつてのAirと同じスタイル、27MU67-Bをメインにしてretina側のディスプレイは殆ど使わないというスタイルに戻ってしまいました。
AirとLP2475wほど圧倒的ではないものの、それでもPro retinaより27MU67-Bが楽です。

楽といえば今回、画面サイズを大きくしています。
Airは13インチで1440x900、Retinaは15インチで2880x1800
LP2475wは24インチで1920x1080、27MU67-Bは27インチで3840x2160
なので画面サイズはノート、外付けともに1割強ほど大きく
解像度は縦横それぞれ2倍だけれど、Retina運用するので推定解像度は同じです。
それを利用して今までよりもノート、ディスプレイともに少し遠くに置くようにしました。
距離は離れたけれど画面サイズが大きくなっているので見た目のサイズは同じというわけ

これのおかげで画面と目の距離を離すことが出来たのも疲れ目解消につながっている気がします。
副次的な効果として机のスペースが広がって開発用のスマートフォンなどを余裕持って置くことが出来るようになりました。


画質は悪くないのですがしかし、Mac Book Pro retinaほど綺麗ではありません。全体的に青みがあるほか、バックライトの光漏れもあります。
普段使いでは気になることはないですが、部屋を暗くして真っ黒を表示するとこれだけ差が出ます。
ともに明るさMaxの状態で真っ黒な画面を出力。


Pro retinaはほとんど光漏れせず、均一に黒いですが、27MU67-Bは左右から線状に光が漏れていて黒さも足りません。
これに関しては価格差もあるし、IPSは画面サイズが大きくなるほど光漏れが厳しくなるという特性もあるので仕方ないのですが、暗い部屋で映画を見ようとかって思っている人は注意しておいたほうがいいです。

高画質映画ディスプレイとして検討しているならPhilipsの4K BDM4065UC/11のほうがいいかもしれません。
こちらVAパネルなので視野角こそ敵いませんが黒の引き締まり感は上です。


あと、Dell機に比べたコストカットとしてUSBのハブ機能がありません。(Dell機はUSB3.0のUSBハブ機能を実装)
ディスプレイにUSBハブなんて不要! というかたにはそれでも良いでしょうが充電対応のUSB3.0 USBハブはそれなりのお値段ですのでUSBハブの価値まで含めるとDellとの価格差はかなり減ってきます。
DisplayPortの出力がありませんのでDell機のようなデイジチェーン(1つのDisplayPortを使って数珠つなぎで複数のディスプレイを繋ぐ仕組み)も出来ません。

もう一つ最大の弱点は設定の使いづらさ
設定を行うボタンは物理ボタンではなくタッチボタンになっています。
MENU ↓↑←→OK電源 の6つのボタンで操作を行いますが、正直あまり使いにくいです。
タッチパネルは非常に敏感で少しでも触ると動いてしまうし、メニューを選ぶ↑↓ボタンと、メニューの階層を下がる→ボタンが離れているのも不親切。ここはDellのほうが使いやすいように思えました。

ディスプレイを切り替える場合は、MENU→クイック設定→入力→入力先 と選んでいく必要があり、せっかくHDMI2.0を複数つないでいるのに実際に切り替えて使うのは不便かも と思ってしまいました。
あと日本語フォントも汚いしメニュー自体が4KどころかFullHDにも対応しておらず文字がガタガタなのも残念。


おすすめ度70%(多くの人におすすめ)

いろいろ不満点はたくさん書きましたが、それでもいいです。なんといってもこの価格だから許せてしまいます。
スタンドが緩いのもディスプレイを触らなければ良い話だし、メニューも複数の機器をつなぐのでなければ、そうそう触ることもないはず、デイジーチェーンだってDisplayPortの性能問題があるので実際のところ現実的ではありません。
なによりHDMI2.0をサポートしていることで将来的に使い回しがしやすくなることはかなりポイントが高い。
今買うか? という問題を別にして、今4Kを買うならこのディスプレイは有力候補になると思います。

現在安価でそれなりに高画質な4Kディスプレイを検討しているなら
大画面や、動画の視聴がメインで、視野角を気にしないなら
PhilipsのBDM4065UC/11

USBハブがほしいならDellのP2415QかP2715Q

それ以外はこのLG 27MU67-Bが第一候補になる気がします。

前:@UiThreadが効かない時 次:baserCMSを仮想環境にインストールする 2015

関連キーワード

[物欲][IT]

コメントを投稿する

名前URI
コメント