ChromeCastショートレビュー

2014/5/2 5741hit

昨年突然発売されたChromeCastについて、軽く触ってみたのでレビューしてみます。
ChromeCastはTVと接続する小さなデバイス。

外観

Chrome CastはまるでUSBメモリーのような端子がむき出しの不思議な形をしています。

立ててみると頭でっかちでまるで手塚治虫の漫画に出てくる ヒョウタンツギのようにも見えます。

USBに見える端子はHDMI端子でUSBメモリーより幅も厚みもあります。

逆側にはスマートフォンでおなじみのmicroUSB端子も付いています。
この端子は通信用ではなく給電用で、USB経由で給電を行います。


GoogleがTVに参入するのはコレが始めてではありません。特に記憶に残っているのは、GoogleTVとNexusQでしょう。
GoogleTVに付いていたキーボードやマウスと言ったデバイスはなく、唯一通常は使用しない非常用のリセットボタンが付いているだけで、その内容から言うと、ChromeCastはNexusQにとても似ています。
ただし、NexusQほどおしゃれではなくアンプ機能もないしアプリのインストールも出来ない。
しかし、とても小さく、安くそして、なにより、実用的です。
ChromeCastの値段はわずか$35で、これはNexusQ(けっきょく発売されなかった)が提示していた$399の1/10以下になります。


同梱物

本体、HDMI延長ケーブル、USBケーブル、USB給電アダブタが同梱されています。
HDMI延長ケーブルはChromeCastの幅が大きすぎてコネクタに刺さらないときに使用します。
USB給電アダブタはPCのUSBなどを利用する場合は不要です。
このあたり、安物のデバイスでは省略されることが多いのにきちんと用意しているのに感心します。
USBケーブルは充電専用のようで、Androidに繋いでみても通信することは出来ませんでした。


セットアップ

セットアップはAndroid、Chromeおよび拡張機能が入ったPC、iOSのいずれかから行います。
今回はChromeBookPixelを使ってセットアップを行ってみたいと思います。
ChromeCastをTVと接続するとブートシーケンスが行われてset me upが表示されます。
最初の壁紙がビックリするほど綺麗で、なんだかテレビの性能が上がったように感じさせてくれます。
ここで左下に表示されているのがデバイス名かつセットアップ用SSID名です。


このセットアップ用SSIDというのが面白くて、ChromeCastは起動時にWi-Fiの基地局となり、セットアップ用のPCやスマートフォンなどをこのSSIDに接続することでPCやスマートフォンからセットアップを行います。
Chrome拡張からGoogle Castのオプションを開き、ChromeCastの追加から先ほど表示されたデバイス名を選びます。

するとPCのSSIDが自動的にこのChromeCastに変更され、セットアップが行われます。

言語や接続するSSID(自宅で使用しているインターネットに繋がっているSSID)とパスワードの設定が終われば元のSSIDに戻って今度はChromeCastは1クライアントとして振る舞うようになります。


この初期セットアップの簡単さは今までのTV接続デバイスには無かったレベルで、ようやくスマートTVデバイスでまともな物が出てきたと感じさせてくれました。
あとは、ChromeやYouTubeの動画を配信するだけです。
セットアップは1台で行うだけで良く、同一SSIDに接続されたデバイスはすぐにこのChromeCastに配信できます。
YouTubeのようにネイティブで対応している場合、ChromeCastが内蔵のデバイスで直接動画を再生するため高速で滑らかに描画されるのですが、そうでない動画サイト(ニコニコ動画とか)の場合、PCで動画を受信し、それをChromeCastに配信する形になり、動作が1秒ほど遅れるのと、ビットレートが若干落ちてぎこちない映像になるようです。(15fpsほど?)
配信を行うタブは選択することが出来るので、ある動画やサイトをChromeCastで配信しつつPCでは別のサイトを見ると言うことも出来ます。

Android版YouTubeの場合、動画を配信するとスマートフォン側では再生が行われずChromeCastのみで配信が行われ、その間別の操作が可能です。
このおかげでスマートフォンをリモコンのように使用できます。


おすすめ度

全体的なおすすめ度は60%(一部の人におすすめ)
正直、このデバイスのおすすめ度は難しいです。
そもそも日本では手に入れることが出来ないためこともあり、日本人向けの動画配信サービスで対応しているのが少ないのが残念。DLNAなどにも対応していないのでどれくらいYouTubeを見るか?って事にかかってくると思います。
一方でYouTubeを見るときの使い勝手は素晴らしく対応サービスが増えればとても便利に使えそうな気がしています。
あと、これは私が電源をアンプと接続したせいかもしれませんが、たまにデバイスが反応せず再起動するしかない事がありました。(再起動自信はリモートで行えます)
そして、なんと言ってもこの値段。
音楽CD1枚程度の値段で自宅のTVがスマートTVに早変わりするのは痛快です。
DLNAに対応したり、非対応動画サイトのリフレッシュレートが上がった新型が出てくれることに期待したいです。
そしてなんと言っても日本で正式にリリースされて欲しいです。






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