Nexus5のレンズぼかし機能が凄過ぎる

2014/4/28 9579hit

Google Cameraがリリースされレンズぼかし機能という機能が付きました。
この機能、従来のスマートフォンカメラで苦手とされていたレンズのボケ感をソフトウェアで再現しようというものです。
似たような目的のアプリは従来でもあったのですが、従来のアプリはピントを合わせたい場所を中心に丸形に周辺をぼかすだけだったので、ぼやけた背景にくっきりとした被写体が浮かび上がるという表現が出来ませんでした。
しかし、Google Cameraは距離の深さ情報を取得することで、よりリアルなボケ味を再現していて、奥行きが入り組んだ場合でもボケ感とくっきり感が共存しているのが最大の特徴です。
ということでどの程度リアルにぼけるのかNEX5Nと比べてみましょう。
圧縮率や解像度の差を無くすために全ての写真は横幅1600pxにリサイズしPhotoshopで画質高(8)にて再圧縮を行っています。


まずはNexus5によるレンズぼかし機能なしの写真。

非常にバギーだったNexus5のカメラ機能はAndroid4.4.2にバージョンアップしてから劇的に改善されています。
当初のAFを思いっきり間違えるような挙動もなくなりました。

レンズぼかし機能を有効にした写真はこのようになります。
ボケ味は最大。画質は最高に設定しています。

ドロイドくんの境界線を見ると、境界線はくっきりしているのに背景だけがぼけているのが分かるかと思います。
特に左側のイヤフォンコネクタにもピントが合っているのが深さ情報を正しく取得出来ている証拠といえます。
距離情報を取ってくるのが難しかったであろうスマートウォッチの反射(ガラス面はピントが合っていないが虚像にはピントが合っている状態)も正しく再現されているのは驚き。

次にNEX-5Nに16mm F2.8のいわゆるパンケーキレンズを付けた状態です。


ボケ味は足りていませんが、入り組んだところのボケ方は流石にソフトウェアでは再現できないレベルがあります。
レンズぼかしの場合全体的に緑かぶりしていますがそのような症状も発生していません。

最後にNEX-5Nに50mm F1.8の単焦点レンズを付けた時の写真。


流石に圧倒的にぼけていますし、ピントが合っている部分のくっきり感も断然違います。
しかし、このレンズ、レンズだけでNEXUS5本体とほぼ同じ値段だし、重さもNEXUS5より重かったりします。

いかがでしょうか、
正直、私の感想としてはもっとNEX圧勝になるかと思っていました。
最近、デジカメを持っていなくてもスマートフォンで充分という人と同時に、写真に興味を持った人がデジタル一眼に移行するという二極化が進んでいますが、その中でも特に売りになっているのがレンズのボケ感。
巨大なセンサーとレンズを使う一眼レフならではの写真がスマートフォンでここまで再現されちゃうというのも衝撃ではあります。

もちろん、ソフトウェア処理ではイヤホンのケーブル部分のように奥行きが入り組んだところで違和感の有る画像になったり、気持ちの良いボケ味が出なかったり、
動画にも対応していないし、撮影後10秒近く処理時間が必要等々、まだNEXの方が画質面でも実用面でも圧倒的ですが、倍以上の価格や重量を考えるとついにミラーレスも危ない時代に来たのかも と思ってしまいました。
撮影後ピントがあった場所を変更できると言うのも新鮮です。最終レンダリングの時間はかかりますが、ピンぼけプレビューの時間は素早くこのあたりの作り込みレベルも凄い。
そして、このような機能を奥行きセンサーなど特殊なハードウェアを用いることなく、カメラを軽く動かすだけという既存のハードでやってのけたのも驚きです。

最後にNexus5のレンズぼかし機能で撮影した料理写真。
料理写真はレンズぼかし機能が特に活きてくる被写体だと思います。

前:Nexus5 5インチを快適に使う設定とカメラ性能 次:日産デュアリス4年目のレビュー

関連キーワード

[写真][モバイル][IT]

コメントを投稿する