すべりやすいのタイヤ痕を本気で反証してみる

2014/2/15 6087hit

Gizmodoにて
すべりやすいの道路標識が、直線道路で車が左スピンを始め、半回転するまでの前輪2つの軌跡と一致します

とあったのだけれど、前輪ではなくスピンをした時の後輪の跡だと思うのです。
ということで、ちょっとまじめに検証してみました。

なぜ後輪の跡と思うのか理由は3つ有ります。

左右に大きくぶれている

タイヤがグリップを喪失し車がスピンした場合、車は重心を中心に回ります。
一般的な車は重たいエンジンが前輪付近にある関係上、前方を中心に巻き込まれるような挙動で滑ります。
その結果後輪は最初大きく外に振れてその後内側に巻き込まれるような軌跡を描きます。
標識を見るとタイヤ痕最初大きく右に揺れてその後左側に振れているのがわかります。

スピンは後輪が滑った時に起きる

スピンはオーバーステアと言われる状態で後輪のグリップが足りずに遠心力に耐え切れず滑りだした場合に発生します。
この時後輪には外向きに引っ張るような力が働き、車は回転しながら滑ります。

前輪が滑った場合はアンダーステアと呼ばれる状態になり車は回転すること無くまっすぐに滑ります。
標識では車が半回転した跡があるので、これはアンダーステアではなくオーバーステアが発生した後であることがわかります。

タイヤ跡の延長線上をたどると後輪

最後に決定的な証拠。
この標識が半回転したあとを示すなら、車はこちらを向いていると考えるのが自然で左側と中央に2つ見えるのが前輪ということになります。
タイヤ痕を見ると、タイヤ痕は前輪の位置と外れていてその延長線上には後輪が描かれています。
右後輪は描かれていませんが、これは車の影になって実際では見えないため省略されているものと考えられます。

よく見ると左前輪と右前輪の向きが違うのも見て取れます。
これはスピンによりタイロットが外れてタイヤの向きがおかしくなったものと思われます。 意外に細かいところも再現してあるんですね

図解してみました。緑が車体の重心で、これはスピンしつつもわずかにグリップが残っており曲がり続けている状態です。
この軌跡に併せて車をおいてみました。
赤が前輪の軌跡、青が後輪の軌跡です。
赤の軌跡に比べて青の軌跡のほうが大きく左右に揺れているのが分かるかと思います。
最後に車の向きが戻っているのは、タイヤがグリップを取り戻し、カウンターステアにより振りっ返しが起きた状態です。
車がスピンした場合、多くの人は無意識にカウンターステアを当てるためこのような挙動になりがちです。


今年は日本各地で積雪が凄いようですが、意外にも積雪時よりその翌日、溶け始めた氷のほうがよく滑ったりします。
皆様安全運転でお出かけ下さい。


注意:この投稿は投稿者がウィスキーでいい気になって作ったネタ記事です。
てきとーに受け流して安全運転をお続け下さい。

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