タイ王国に行ってきました(カーンチャナブリー編)

2013/10/6 7903hit
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おはようございます。
今日はバンコクを離れカーンチャナブリーへ移動します。

カーンチャナブリーはバンコクから西へ約100キロミャンマーとの国境にある片田舎です。
バンコクからは車で3時間ほどかかります。

戦場にかける橋

ここに何があるかというと映画 戦場にかける橋で有名となったクウェー川鉄橋。

戦場にかける橋という映画を見たことがない人でも小学生が良くうたう霊長類の歌という替え歌で有名な主題歌は誰もが聴いたこと有ると思います。

この映画、米英合作なのですが、日本軍の捕虜になった英軍が日本から過酷な鉄道敷設工事に従事させられる物語。
単なる敵国日本と戦った英雄伝説ではなく、当初反目しあっていた日本軍の斉藤大佐と英軍のニコルスン大佐がお互いの立場を理解し、立場を超えて心が通じ合っていく戦争における個人の人格と戦争の無情さを表現した名作。
当時はまだ戦後12年、サンフランシスコ条約後5年。
身近に戦争で日本と戦い命を落とした人も多かっただろう時代にこの作品を作ったというのは驚愕せざる終えません。

その映画の舞台となったクウェー川鉄橋はタイとミャンマーを結ぶ泰緬鉄道の一部。
泰緬鉄道は当初イギリスが計画したものの工事の困難さから頓挫
第二次世界大戦が勃発後、ビルマ戦線への物資輸送のために日本軍が人海戦術で建設を行った鉄道。
劣悪な環境、無茶なスケジュール、そして戦線に近かったこともあり膨大な犠牲者を出し、死の鉄道とも言われている。そのせいもあってか日本人の観光客が訪れることはあまりなく、タイ国内や欧米からの観光客が多いそうです。

今回のツアーはこれまでのHISとは違い、Alan1.netという会社のマニアック・カーンチャナブリー 観光ツアー<1日/象のトレッキング/いかだ下り体験/泰緬鉄道乗車体験/昼食付>という観光ツアー。
マニアックって・・・

レビューを見ると割と賛否両論。 では、実際行くとどうなんでしょう。

ハイエース

車は今回もハイエース。
そういえばこっちに来てから観光用のワゴンはハイエースしか見ていません。
もちろんハイエースは世界中で人気の車種ですがこの偏り具合は凄い。
日産のNVシリーズやキャラバンといった競合も世界的には人気なのですがまったくいません。


まずは複数のホテルを回り、その後アユタヤ行き観光バスに乗り換えます。 
カーンチャナブリーーの人はそのままねー というアナウンス。
つまり、アユタヤは大型バスに乗っていくほどの鉄板人気コースだけれど、カーンチャナブリーはバンコク中のホテルを回ってやっとハイエース一台ということ。

集合

アユタヤに移動するバスはハイエースとは大きさがまったく違いました。
これ見ると、アユタヤも行ってみたかった気がしますが、まぁ昨日バンコクの寺院を巡ったし、毛色が違うのツアーの方が面白い発見があるかもしれません。


観光バス乗り換えのホテルでそこそこ時間があったのでホテルのロビーに入ってみました。
シャンデリアが見事な吹き抜けの広いロビーが印象的な高級感或るホテル。
宿泊費がいくらか分かりませんが、タイなら高級ホテルにお安く泊まれるのが嬉しいところ。

カーンチャナブリーへ

ここでハイエースで一緒に来た人たちとはお別れ、代わりに他のハイエースで来た人たちと合流してカーンチャナブリーへ向かいます。
ところで、前日のHISでもフロントガラスに小さな飛び石による傷が入っていたのですが、今日のハイエースはかなり気合いが入ったヒビが入っています。
ど真ん中に星形に空いたヒビは横に広く伸びて助手席にまで広がり、フロントガラスの1/3くらいの大きなひび割れになっています。

いつ割れてもおかしくない。


バンコク市内は都市高速のような高架道路を通り市外へ抜けます。
安全運転重視のHISとは違いまさにタイ基準の運転。
前の車がブレーキを踏んだらどうしよう、とかそんなことはどうでも良いようで
近寄れるだけ近寄ります。
バンコク市街地の道路状況はカオスで車間距離は殆ど取らないし割り込みも当たりまえ。
車間距離がないのにどうやって割り込むかというと、、頭一つ飛び出している方が問答無用で幅寄せすると幅寄せされた方はおとなしく引き下がるというスタンス。
どうしてもよけられない場合はクラクションで無理であることを伝えるという方式。
なので、まったくもって気が抜けません。普通に走っていてもいつ横の車が幅寄せしてくるか、路肩から車が飛び出してくるか、バイクがすり抜けてくるか全然分からない。

そしてなぜだかドアが開けっ放しでトラックが走ってたりします。

そのトラックをスリップストリームを使ってオーバーテイク
車間距離あけようよ 60km/h出てますよあなた。



ところで、先日のタイ式マッサージで痛い目にあったのですが、こっちではエアコンをつけることに強迫観念でもあるんでしょうか
エアコンのレバーにねじがぶっさしてありオフに出来ないようになっていました。
昨日のこともありまだ少しからだが冷えていてちょっと寒かったです。


バンコク市内は車が多く、車間距離も短いのでいつ追突するか、追突されるか冷や冷やでしたが、
この混雑ぶりもチャオプラヤ川を越えると収まるとのことです。
早く超えて安心したい。


甘かった・・・

そうでした、忘れていました。
車間距離を取れないのではなく、車間距離という概念がないということに。
車が減って車線に余裕が出てもやはり、この運転手車間距離を取りません、ギリギリまで前の車に詰めて、これ以上ぶつかるとう状態になったら車線変更して追い去ります。
別車線がガラガラでもお構いなし、とにかく前との車間距離がぎりぎりにならないと車線変更しません。

安心どころか車速が上がって余計に危険。制限速度60km/hの所でもスピードメーターは100km/hを超えていました。
特に取り締まりもやっていないのか警察車両のような車両でもお構いなしで詰めて追い去ります。


しかも、この運転手、とにかく急ぎます。
例えばタイでは信号が赤でも左折が可能ですが、それを利用して赤信号待ちを左折レーンで追い越し、左折後Uターンしてさらに左折で列の先頭に出る なんていうあまりマナーが良くない運転したり


中央分離帯がないところでは対向車線へもがんがんはみ出して追い越しします。
何度か対向車がぶつかりそうになり、車道外に逃げると言うことがありました。

対向車が来て追い越せないときは左側の道路外を使って追い越したりもします。

繰り返しますが、スピードメーターは100km/h超えてます。

タイの路肩は幅が広く車一台程度通れる幅に加えてその横に未舗装の歩道が併走しています。
この路肩はとてもカオス。この車みたいに追い越し車線に使っている車もあれば、トゥクトゥクや加速中のトラックのように本線の速度に追いつけない車が登坂車線的に待避していたりマナーの悪いバイクが逆送していたりします。
そこに100km/hで車間距離詰めて視界が遮られた状態でつっこむとか正気の沙汰とは思えません。
車線変更したらトラックが止まっていてあわてて戻ると言う事も数度・・・
YouTubeで海外の事故をみるとなぜこんな運転するのか?と不思議な気持ちになることも多かったのですがここに来て納得しました。
彼らは安全運転のやり方を知らないのです。車間距離を開けたら安全になると言うことに気づいていない。そうとしか思えない運転です。


命が安いってこういう事かなぁと感じつつ、日本の感覚で乗っていたら神経がすり減って仕方がないので、死ぬときは死ぬ見ていてもなんにも出来ることはない。天に身を任せるだけ。
と割りきって運転を気にするのは止めることにしました。
台湾も運転が荒いなぁと思っていたのですがその比じゃないです。

しかし、不思議なのはタイの車。台湾と違ってバンパーに傷が入っている車がとても少ない。
台湾ではかなりの車がバンパーだけ別の色だったり、そもそもバンパーがなかったりしたのですがタイでは同色に塗装されたバンパーには傷が殆ど見あたりません。
こんな運転していたらいくらでもベコベコになりそうな物ですが・・・
町を眺めていると、バンパー屋が結構目に付きます。
まるであじの干物でも売っているかのようにバンパーが壁に下げられていて修理待ちの車が並んでいました。
とすると、タイ人はぶつけたらしっかりと直すのでしょうか そういえばバンパーの形が純正っぽくない車が多かった気がします。
あとは、この速度だったらもうぶつけたときには修理できないレベルになるのでしょうか・・・

事故った車から取り出したのか車両用エンジンらしき物を運ぶ車も所々に見かけます。


時速100km/hで走っているのに路肩から追い越されました。
路肩は舗装されていないダートです。戻り方や道の状況によっては即スピンになる状況です。信じられません。


タイの死亡事故率は世界3位だそうで

あたりまえだ


そうこうしてたらメコン川が見えてきました。
もうすぐ最初の目的地です。


水面に浮遊する尼さんがいる寺


なんかいきなり初っぱなかなら胡散臭い感じになのですが、ツアーはこういうのが仕方ないところです。
ツアーにはテレビでも紹介された事のある水面を浮遊する尼さんがいるお寺とあるだけで寺の名前や生い立ちにはノンタッチ、
一体どんな寺なのでしょうか?

初代浮いた尼さんの像 今は後継者のかたが継いでいます。

最初に種も仕掛けもないよーって木の棒で水をかき混ぜます。
え? 手品?


おもむろに入水
これから行われる厳しい試練に顔も険しい


ぷかー


くるくるー


ちょっとつかれてきたらか寝るわ


あーちょっとテレビのチャンネル取って あと塩せんべい そこあるでしょ
まるで緊張感がない!


通常着衣を来たまま入水すると水圧で服がびっしりと皮膚に張り付くのですが、そこは厳しい修行のなせる技
まるで空気の衣を着ているかのようです。


ダブルピース


ライフジャケットつけて救護を待つおばちゃんに見えるかもしれませんが、そんなことはありません。
おばちゃんによる厳しい修行の成果でおばちゃんが浮いているのです。たぶん


それはいいとして、あのやたらあたら荒い運転をする運転手は犬猫に餌をやっていました。
てっきり凄く気性が荒い人かと思っていたけれど車を降りると信じられないほどいいひとでした。
日本語はしゃべれそうにありませんでした。


仏教は輪廻転生なので生き物をとても大事にするそうです。
その生き物は自分の祖先の生まれ変わりかもしれない


そのおかげか、犬猫の人間に対する警戒感がまったくありません


すぐ近くの見慣れない人間より、遠くのジャングルの物音が気になります


子供の頃、家の近くには沢山の野良犬や野良猫がいて野良犬はネコを見付けては追いかけ回していたのでずっと犬の主食はネコだと思っていました。
ここではお互い仲良く暮らしています。


本堂

階段を上って上の本堂に行きます。
そこには洞穴があって仏像があるそうです。


これ登るのー?

このお寺はジャングルの中にあるのであちこち虫がいます。
階段の上にも虫がいるので踏まないように気をつけて歩かないと行けません。
仏教においては虫だって輪廻転生の対象なんです。

階段を上ると中国風の鬼が出迎えてくれました。
下にいる人がさくらももこの漫画風で面白い。

階段を上ると景色がよく、風も通ってとても気持ちが良い。
お寺が広いので下からだと気が付かなかったですがジャングルの中にあるのがよく分かります。

洞窟が見えてきました

この寺に行く人に注意事項があります。
ここから先「土足厳禁」です。
つまり、靴下なり裸足なりで行かないと行けません。
そして、当然のようにここから先も地面は虫だらけです。
つまり、気を抜くと虫を素足で踏んでしまいます。
靴下を履かず素足出来た女性陣はここで悲鳴を上げていました。
それでも、頑張って素足で中に入っていたのは流石。

特によく見かけたのがこのムカデのような虫。
ムカデと違って毒はないようですがカタツムリと違って歩行速度が速く気を抜くと足下にいます。
これを素足で踏みたくはないですよね

中は結構広いです

奥には何体もの仏像が安置されています。

手前には仏陀の足跡があり、やはり平らで指が同じ長さです。
お金を入れている人がいましたが、盗られはしないのでしょうか。

洞窟の外にはネコもいたよ

クウェー河鉄橋へ

さて、尼さん寺のあとはいよいよカーンチャナブリー一番の名物クウェー川鉄橋に移動します。
途中トラックを改造したバスを見付けました。
バンコク市内では通常の大型バスやメータータクシーをよく見かけたのですが、こちらにはそういうのはありません。
バスの代わりにダットサントラックやハイラックスサーフを改造して客室をこしらえた簡易バスがタクシーの代わりにバイクを改造したトゥクトゥクが活躍しています。

バスと言えばとなりのトトロでも出てきた昔からどこにでもある庶民の公共交通機関の代表ですが、それすらないのがタイの現状のようです。


クウェー河鉄橋の近くに連合軍の墓地がありました。
タイは親日国ですし、戦争中は枢軸軍として戦っていました。
しかし、鉄道建設においては連合軍捕虜とともに多くの現地の人々も命を落としたという悲しい歴史があります。


クウェー河鉄橋

クウェー河鉄橋に来ました。
バンコクからは遠く離れ、バンコクの日本人観光客からはどん引きされたカーンチャナブリーの名所。
想像していたのはもっと山奥にひっそりと残っているのかと思っていたのですが意外なほど開発されおみやげ物屋が沢山建ち並び観光客も多いです。
半世紀前の映画とは思えない影響力。しかし、やはり日本人は少ないです。

広場が見えてきました

広場の先にはついにあのクウェー河鉄橋が
この鉄道は何度も連合軍の攻撃に遭い破壊と再建を繰り返し
鉄道周辺には捕虜収容所が多くあったため、連合軍の爆撃は捕虜を巻き添えにすることもあったそうです。

クウェー河鉄橋も戦中に何度も破壊され、戦後日本企業により戦後補償の一環として修復されています。
劇場版では木造の橋でしたが木造橋は洪水で倒壊し残っているのは鉄橋となっています。
中央の鉄橋の形が違う部分が爆弾で破壊され後に修復された部分だそうです。

観光用のトロッコ列車が運行する時間以外は橋を歩いて渡ることが出来ます。

歩きやすいように鉄板が打ち付けてあるのですが鉄板を固定している枕木が腐ってボルトが抜けていたり鉄板も浮いていたりと老朽化が進んでいます。

ピンクの人たちはタイの修学旅行生でしょうか? 橋の大きさに対して観光客が多いため歩くときは気を使って歩く必要があります。
となりのおばちゃんは角で道を譲って修学旅行生たちが行き去るのを待っています。

橋には所々待避場所が設けられていて集団とすれ違うのに使ったり、パフォーマーが音楽を弾いていたりしました。

船に乗って下から橋を見上げる事も出来るようです。
船のエンジンは日本でよく見かける船用の単気筒汎用エンジンではなく本格的なOHV直列四気筒エンジンでした。
おそらくどこかの事故った車からひんむいて来たんだと思います。
既に有る物を使って新しい物を作るって素敵です。

速い、速すぎる

川の上は塀がありますが、川岸より先には塀がありません。横の鉄板も木版に変わり歩くのには狭すぎるし腐っていて危険。すれ違うのに一苦労です。
そこそこ高さがありますし、足場も悪いので落ちると大けがする危険有り。

この鉄道、きちんと復興させると役立ちそうな気もするのですがタイとミャンマーは仲が悪いそうなので難しそうです。
いろんな国と仲が良いタイも近い国とは割と仲が悪いようで、このあたりも日本っぽい感じがします。

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途中パフォーマーが音楽を奏でていたのですが
むむ、この音楽は!
さらに、ところどころアラレちゃんの帽子をかぶっている人を見かけました。

なんだか、タイにいると昔の日本に戻ったみたいな気がします。
命が軽く、車を皆が飛ばすし、町が元気で、観光地に観光客があふれ、人は良いけれど油断は出来ない
インフラも未完成だけれど、自然は豊富で町には夢と埃が舞っている。
違うのは殆どの場所が禁煙でタバコを吸う人が殆どいないって事くらい。
良く昔の日本は良かったって言う人いるじゃないですか、タイお勧めです。冗談じゃなく本気で

クウェー河鉄橋で あ、タイって昔(80年代)の日本っぽいなぁと思った。

日本では田舎でも野良犬を見かけることは減りましたが、ここには野良犬も野良猫もいっぱいいます。

近くに日本のSLも置いてあるそうなのでそれを見に行きます。

途中屋台が沢山出ていました。
見事と言うほか無いバナナが打っていました。
幹ごと売っているのは初めて見ました、って、バナナってこんなに放射状にそり立つように実がなるんですね

そして、バナナは木ではなく「草」らしい。
wikipedia バナナ
木に房がつり下がっているイメージなのは高橋名人の冒険島のせい

日本で見かけることのないフルーツが沢山売っています。
これはなんっていうフルーツなんだろう?

SLが見えてきました。
C56型SLです。
前輪のバンパーや色合いが米国鉄道風になっていますが型番も日本仕様そのままに残っていました。

草生えちゃったりしてますがあの橋の状況を考えるとかなり保存状態は良いのではないでしょうか

トラックを改造した機関車も置いてありました。
物資がない時代の様々な苦労が伺えます。

このSLはタイで使用された後日本に戻り、日本で使用されその後展示するためにまた日本から持ち込まれているようです。
ここに限らずですけれどタイでは様々なところで日本の戦後保障によって建てられた建物がありました。
そこにはこのような石碑があり、日本がタイに援助をしているというのを現地の人たちに伝えていました。
写真には撮り損ねたのですが、この近くには空襲で落とされた爆弾の展示もされていました。
場所柄、日本が悪者扱いされかねない場所かと思っていたのですが、そんなことはなく日本が感謝されているように感じたのは意外でした。
台湾の老人が言っていた言葉
日本にはさんざん辛い思いをさせられたが、もう過去のこと。今は沢山の良いことをしてくれると言う言葉を思い出しました。


さて、これだけでもう十分凄いツアーだったわけですが、このツアー マニアックツアーと言うだけ有ってまだまだ終わりません。
これから象に乗りに行きます。

朝よりガラスのヒビが大きくなっている気がするのですが、気のせいでしょう。


象乗り体験

象乗り場WANG-PO ELEPHANTに到着しました。
象使いはミャンマーの少数民族らしく、彼らが喋っている言葉もタイ語ではないそうです。


奥に行くと 象がいました
働いているのは子供達が多いです。


特に柵などもなく象が逃げ出したりしないのかなと思ったら、足に太い鎖が繋がれていました。
虐待のようにも見えますが象使いがこの鎖を外すとき散歩に出かける犬のように象が喜ぶのをみて、人のこと言えないなと反省。
象使いは象に話しかけながら鎖を外していました。

ただ、象の中には言うことを聞かない奴もいて、そんな象は蹴られます。
まさに文字通り出鼻をくじかれて憤慨する象

象に乗る場所は高いプラットフォームになっていてここから象に飛び乗ります。
危ない感じがしますが象は行儀良く体を動かさないようにしてくれて人が乗るのを行儀良く待ちます。
象の上に靴でまたがるのは抵抗があったのですが、ガイドが言うには象は人間なんて比べものにならない重たい荷物を運んでいるから全然大丈夫 象力持ち っていってました。


雨が降ってきました。
どうするんだろう と思ったら象が傘置き場の所まで移動して象使いが傘を取ってくれました。
こんなに細かくどこに行くか指示できるんですね


象の上から見る景色は見晴らしが良く快適そのもの。
象が王様の乗り物だったというのも分かる気がします。
一歩一歩がしっのしっと力強く歩きます。
そのたびに上では上下左右にぐらりぐらりと揺れるのですが揺れの間隔が一定なので慣れてくると腰で揺れをいなせそうです。


象に触ってみたのですが、岩のように硬い皮膚でたしかにこれなら靴で踏んでもどうともなさそう。
所々生えている毛はまばらだけれど腰が強くたわしのようにちくちくします。
そしてとても体が温かい。

象使いは鎌のような形をした先がとがった道具で象をつついて象に指示を与えるのですが
私たちが乗っている象は賢くこの道具を殆ど使わなくても正しい進路を進んでいきます。
人がすれ違うのも大変そうなこの細い階段道も足下を慎重に選びながらゆっくりと降りていきます。
象によってはこの道を通ることが出来ず回り道の広い階段を通る象もいました。


象に乗ったままメコン川に入ります。
象の機嫌によってはここで水浴びをすることもあるそうなので注意。
NEX-5Nはカバンの中に避難です。
PENTAX WG-3は防水なのでこういうときでも安心して使えるので良いですね

象の膝が埋まるほどの水位でしたが結局水浴びはなく濡れずに済みました。
こんだけ象が近寄ってもお互いぶつからない距離をぎりぎりで保つのは流石。 見えているんですかね

ここから餌場に向かいます。

象の写真を撮ってたら象使いがポーズ決めてました。


この象使いノリノリで女子大生を台からおろして象使いが座る場所に移動させたり、やりたい放題
この象もこの象でそこら辺の草食い始めたりやりたい放題。
女子大生嫌がってますが 残念 日本語は通じない


中にはこんなにちいさな象使いもいました。
iPod聴きながら手遊びしているんですけど・・・ いかに象が自分の意志だけで安全に歩いているかが分かります。

象は木々や地面に落ちた糞などはよけて歩きますが、小枝はよけてくれません。 所々小枝とぶつかりそうになるのでよけたり手ではじいたりしないと危ないです。

象乗りが終わった象にはお楽しみ 食事の時間です。
特に女子大生が乗っていた象はそこらに生えている草までむさぼっていたくらいで相当にお腹が減っていたようです。
この表情です。
山積みにされた餌に鼻をごりごりつっこんで餌を食べています

と思ったら奥底に眠っていたトウモロコシをゲットしてました。
この象。雑草食ってた割に意外とグルメです。

どやぁ



筏くだり

象が終わったら筏くだりを体験します。
先ほど象が入ったメコン川を今度は筏で流されます。
救命胴衣を着ていざ


まず、エンジン付きの船に上流まで引っ張られます。


相変わらずどこから持ってきたの?っていうような本格エンジンです。

そんなのに引っ張られているからもの凄い速度

浮力以上に波が立って筏の先頭は水没してます。


一緒に乗ってた子供がアリ! というので足下みたら
凄い大量のアリが
なんだか餌を持っているんですが何をたべてるんですかね、私には筏を食べているようにしか見えないのですが・・・

ここで牽引終了。
ここからは川の流れにまかせて元いた場所に下っていきます。

雨が段々強くなってきました。
昨日のバンコクではイマイチ力の抜けたスコールしか経験していなかったので、やっといかにもスコールというスコールに遭うことが出来ました。
しかもメコン川の上で船にゆられながらのスコール
象乗りのときにスコールがなかったのも嬉しいしホント付いています。



雨の中象たちはどうしているんだろうと思ったら意外とへっちゃらそう。
雨期だから毎日のことで慣れてるんだろうなぁ
現地の人(?)もへっちゃらそう


タムクラセー橋

次はタムクラセー橋(アルヒル桟道橋)が見えるレストランで昼食です。
ここでも食べ物は取り放題、飲み物は有料というスタイルでした。

旅行レビューではさんざんな言われようだった昼食も実際食べてみると美味しいです。
雨が降っていたからかもしれませんがそんなに虫もいなかったですし、食事は常時加熱されている物も多く暖かく安全に感じました。

レストランからはタムクラセー橋を臨むことが出来ました。
メコン川と断崖絶壁に囲まれた難工事の場所。
ここでも多くの人が命を落としたそうです。
しかし今はその風光明媚さから観光スポットの一つとなっています。
ちょうど列車が通り過ぎていました。この列車はしばらく語折り返してくるのでそれに乗ります。

列車が折り返してくるまでは時間があるのでタムクラセー橋まで歩いてみることにします。
こんなところまで進出しているコカコーラといすゞ凄い

おみやげ物屋ではTシャツが沢山売っていました。
観光地価格ですがユニクロより安いです。

おみやげ物屋が並びます。
レストランも何件かあって複数の観光客が来ていました。
なぜだか皆ハイエースに乗ってきていました。

エグザイル鶏 回ってます回ってます。

駅が見えてきました。おみやげ物屋はここまで、ここから先は線路に沿って歩きます。
線路上は逃げ場がないところもあるのでダイヤに注意して歩いて下さい。

メコン川にそって断崖絶壁を削りつつなお橋をかけて何とか線路の幅を保っている状態

橋の横には岩山の切れ間に洞窟がありました。

洞窟は奥行きがあり、奥には仏像が安置されています。
仏像付近は床に岩が貼ってあり土足厳禁になっているので注意して下さい。初日のインド式寺院や、昨日のバンコク寺院、尼さん寺とタイでは宗教施設を主として靴を脱ぐところが結構あるみたいです。

こんな山奥にあるのにとても立派な仏像です。
お線香を上げることも出来ます。

洞窟は岩山がちょうど奥まり、鉄道の橋がかけられている所にあります。

タイはどこでも犬猫がいて人間になついていたのですが、特にこの付近の犬は愛想が良かったです。
慌ただしく歩く人たちを見ながらゆっくりとした時間を過ごす老犬

こっちの成犬はとにかくお腹がすいていたのか観光客の周りをついて回っていました

だれか餌くれんかなぁ??

なにそれ、餌?餌?

今日の客はケチだ

あーやってらんねぇ ちらっちらっ

あぁあぁ だめだこりゃ

あばよ

行っちまったよ

それにしてもどんだけ待たせるんだろうなぁとおもったらこのダイヤ
一日3往復

案の定遅れてきました。それでも特に急がない。
のんびりと到着して駅で時間を使いゆっくりと出発。

さっき歩いてきた橋を今度は列車に乗って渡ります。
メコン川の水が増水してきて川沿いのレストランは今にも浸水しそう。
田んぼには既に川の水が流れ込んでいますが、 ガイドはあぁもーちょっとしたら洪水になるかもねー と悠長な雰囲気。
床下浸水は洪水じゃないんですね。


車両は日本では対燃性や対衝撃性の問題でもう使われていない木造車両です。
このあたりも、安全性に関する意識が日本とは違う事を感じさせます。

見晴らしが良い場所では車両から体を乗り出す人が多くいました。

日本ではもちろんやってはダメだし、窓が開く車両自体ほとんど無くなってしまいましたが草花の香りを嗅ぎ、風を感じながら車両にゆられるのはとても気持ちが良いです。

もちろん、車両から顔や手を出す行為は危険です。
誰も文句を言わないと言うだけの話であって、安全と言う話ではありません。
日本の線路ほど整備されていないので場所によっては木々が迫っていて

気を抜くと木々や岩にぶつかるのでとても危ない。

酷いときは客室の中にまで枝が入ってくることもあるので窓際席で顔を出さなくても危ない。
枝がしなってムチのようになりかなり痛い、もし目に入ったら失明すると思います。

顔やカメラを出すときは良く前を確認して撮りましょう。

沿線は大がかりな畑になっていました。
この葉っぱはもしかして大麻!???

と思ったらタピオカらしいです。
タピオカと大麻の葉っぱはとっても似ているんですね。驚きました。
大麻の葉っぱは縁がぎざぎざしているので判別できるみたい


そうこうしているうちに、駅に到着。

バンコクへ

今回のツアーはこれで終わりですが、最後のアトラクションが残っています。
そう、残念ながらこの列車はバンコクまでは行かないのでここからまたあの運転で3時間かけてバンコクまで帰ります。

途中トイレ休憩によったのですが、流石田舎のトイレ。
バンコク市内のように新しくはなく、日本の和式トイレに近い形で金隠しがない、地面に穴が空いているだけというトイレでした。(大小の区別なし)
水洗でもなく、横に水が組んであるのでそれを流せという方式。 おかげでとてもくさかったです。
このあたりは田舎だから仕方ないところですが、汚いトイレは苦手という人もいるでしょうし注意が必要です。

途中からまた雨が降ってきました。
今回の旅はずっと雨尽くしです。
雨期だから雨が降るのは仕方ないにせよ、聞いていたざーっと降って数十分後には晴れ間が見えていると言うことはなく、ざーっと降った後その後もしばらくシトシト降り続けるという日本の梅雨のような雨でした。
しかし、何が怖いってあの運転。 雨でも変わらないんですよ、
道路は所々泥が流れてきているし、そんな中時速100km/hで他の車を車間距離ぎりぎりで追い越す物だから
いつ滑ってスピンしてもおかしくない。 柵がない橋も象も筏も列車内に飛び込んでくる木々もこれに比べたら数百倍安全。
と思ってたら道が大渋滞して突然動きが悪くなりました。

相変わらず割り込みはお互い酷いけれど、少なくともこの速度なら死ぬことはなさそうで一安心。

途中やはりハイエースだらけの集団がいました。
本当になぜこんなにハイエースしかいないのでしょうか・・・


渋滞はいっこうにやむ気配が無く、行きは数分でかっとんだ町を30分以上かけてゆっくりと通過。
そもそもバンコクへ続く道は渋滞が酷い場所らしいですが、雨が降ると特に渋滞が酷くなるそうでまさにそれにはまってしまったと言うわけ。
信号機がないので警察が出て信号機代わりをしていましたが、基本的に交通マナーが悪すぎてそれが渋滞を加速させているように思います。
右折車を待たないとか、バスが平気で車線変更して割り込み2車線占有した状態で停まるとか・・・
出発したのは午後3時。通常なら6時には着くはずですが9時を過ぎても未だにバンコク市街に入りません。

とすると、後ろで提案があり、もう近くの駅で降ろしてくれと
よく見ると前にBTSの駅があります。

BTS

たしかに、このまま行くとあと1,2時間はかかりそうだし、BTSにチャレンジするのも面白そう!
ということで、BTS乗ってみましたよ

問題は自分たちの目的地駅がどこか分からない。
昨日買ったSIMが使えないのでGoogleMapsも使えず、仕方ないので駅員に地図を見せて貰えますか? とお願いすると地図を無料で貰えました。 ありがとうタイ。
料金の仕組みは変わっていて、チケット売り場ではお札が使えません。
そこで窓口で目的地を言うとそこまでの料金とおつりとでお金を両替してくれます。
空港での一件があったので懸念していたのですがちゃんと全額両替されていました。

日本の券売機では先に料金を入れてその後目的地を選ぶ方式が主流ですが、BTSは最初に目的地のエリアを番号で入力し、枚数を指定すると金額が指示されるのでその金額を入れるという形式。

車両もとても近代的で綺麗。現在地と目的地の電光掲示などもあり米国のBARTよりずっと近代的で日本の地下鉄当たりと比べても遜色がありません。
Chong Nonsi駅まで行くと昨日酷い目にあったマッサージ屋のすぐ近くに着くようです。ちょうどその向かいにある蟹を食べに行きたかったのでこれは好都合。
予想外のトラブルでしたが、一つアトラクションが増えて面白かったです。
乗り降りの駅さえ知っていればBTSに乗ることは難しくないし、スリとか当たり前のことに注意すれば断然安全そうだったので機会がある方は乗ってみられることをお勧めします。


ソンブーン

Chong Nonsi駅で降りて蟹料理の店まで移動。
途中大きな交差点があるのですが中々信号が変わらないので驚きました。
おそらく3,4分は一方向が青のままでした。
そしていざ青になったと思っても左折車があったりして安心して渡ることは出来ません。

ソンブーンにつきました。孫文と関係有るかどうかはわかりませんが、中華の感じはします。
行列が出来ていたのですが、店員にどれくらい待てばいいか聞いたところ15分くらいとのこと。
本当かよ? どうみてももっと大量に並んでいるだろ。
と思ったら、実際には10分少々で呼ばれました。 疑ってごめん。

店内に入ってみて納得、ビルが丸ごと食堂になっていて各フロアかなりのサイズがあります。
この人数で回していたらそりゃたしかに回転が速いわけです。

前菜で頼んだ野菜。

唐辛子がきいて激辛なんですが、なぜだか激辛が苦手な私もタイの激辛は食べることが出来ます。
辛いけれどいつまでも口の中がひりひりするようなことが無く、ついつい止まらなくなる不思議な中毒性があります。
とても美味しい。

ビールも頼みました。
どちらもタイブランドのビールでハイネケンのビールより安かったのですが味は日本のビールそっくりで日本のビールが好きな人はこちらの方がなじみやすいかと思います。
逆に海外のビールらしい特別感を求める人には物足りないかもしれません。

蟹も来ました。

うっまーい
蟹なんて、どこで食っても同じだろ、っていうか魚介類は日本が一番でしょ、と思っていましたが、
蟹にかかったとろっとろの卵が蟹をほのかに甘くしてとても美味しい。
しかも、卵も卵で蟹からだしが出て上品な味になっています。
素材ではなく調理で勝負というわけ。

蟹の中に、殻が割りにくい物があったのでハサミを貸りようとしたら、お皿を持ってきて、ここに乗せてといわれました。
割れていない蟹を木槌で割ってくれるそうです。
タイに来て思うのですが、人を使うことが多いです。
ホテルではドアを開けてくれる人がいて、送迎車もチャイルドロックがかかっていて運転手が毎回ドアを開けてくれる。(もちろん前払い制なので逃亡防止とかでもない)
BTSでは両替を人がやっているし、そして蟹。 日本なら自分でやるのが当たり前なこと、機械化されているのが当たり前なことを人がやってくれるって嬉しいです。

よくしてもらったので精算時お礼にチップを20バーツ(約60円)渡したのですが、既にチップ料はこみだから要らないとのこと
いやいや、良くしてくれたから上げるというととても喜んで貰えました。
なんだか成金になった気分。

さてさて、そうして無事にホテルに帰り着きました
いよいよ明日は帰国日ですが、このまま寝るのももったいないので、初日に日本の歌が流れていたバーに行ってみることに。
スミノフのショットグラス。
グラスの形がちょっといびつ。
料金は日本の普通のバーで飲むのと変わらないくらいだからやはりそれなりに高級な部類になると思う。


もう一杯はタイウィスキー
これは・・・
ウィスキーではなく、ウィスキーベースのカクテルでした。
しかも、かなり甘いです。
日本で言うとカルアミルクの様な雰囲気。
シロップでも入っているのかというくらいこってりねっちり甘くて個人的にはイマイチ好きじゃないです。


今回のツアー想像よりかなり楽しかったです。
正直、興味があったのはクウェー河鉄橋だけでしたが実際に行ってみると象乗りにも気づきがあったし、筏くだりではスコールが楽しめた。
タムクラセー橋は想像以上に急勾配で、メコン川の怖さも知れたし、ちょっとしたハプニングでBTS乗れたのも結果オーライ
普段は見られないタイの片田舎な雰囲気がみられて意外とそちらが楽しかったです。
でも、一番スリルがあったのは往復のワンボックス。あれだけは絶対改善した方が良いと思います。
どんな楽しい旅行も死んでしまったら元も子もない。
たしかに、あれで30分くらい早く着くかもしれませんが、それならもう少し安全運転をして30分長いプランにしてもらった方が良かった。
HISの運転では他人の運転を怖いと思うことはあっても自分たちの運転には安心感が持てていたのでそこが凄く残念でした。

今回の旅行は三泊四日しかないのでもう明日には帰国です。
短い旅行だったのでてんこ盛りで楽しめました。
明日は朝一で帰るので観光もありません。

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