Google I/O 2013 二日目

2013/6/8 6984hit
このエントリーをはてなブックマークに追加

今回泊まるホテルFUSIONは朝食が付いてくるので、今日はI/O会場の朝食ではなくホテルの朝食を取ります。
食パンと、やはりやはり、甘いパン。そしてオレンジジュース。
どうも連日の飲み過ぎで内臓が弱っているようです。 それでも帰国までは飲み続けることになると思うのでせめて日中は体に優しい物を取りたいです。
外に行くと小雨が降っていました。
といっても霧雨程度。
元々乾燥している土地柄なのか地面も殆ど濡れていない状態で傘を差すまでもありません。

自分自身に余裕が出てきたからか、それとも実際にそうなのか、サンフランシスコは去年ほどの殺気を感じずすこし安全になったように思いました。
それはパウエルやモスコーンセンター付近はサンフランシスコの中でももっとも安全と言われる場所だからかもしれませんが、去年ではホームレスが街ゆく人を品定めしていたのですが、今年はそういうムードがありません。
今年は滞在時間が少ない分、サンフランシスコの景色を出来るだけ写真に残そうと思います。(去年は危なっかしくてデジカメを殆ど出せなかった)


去年も書きましたがサンフランシスコは本当に交通天国です。
路面電車にケーブルカー、トロリーバス、市街バス、地下鉄、鉄道と公共交通機関砂漠のアメリカとは思えない充実ぶり。
やはり路面電車やケーブルカーは廃止の危機もあったようですが、観光資源としての重要さ等から残されているようです。
路面電車はバラエティも豊かで、見ていて面白かったです。

町並みもどこかおしゃれ。
モントリオールほどではないにせよ、街全体に気品と風格を感じます。

地面からわき上がる蒸気はどこか別府を思わせて懐かしかったり、
おそらくは地下鉄かケーブルカーの熱源が有るんだと思います。
路面電車の軌道上を走っているバスはよくみるとパンタグラフが付いていて、トロリーバスになっています。トロリーバスと路面電車が同じ架線から電気を取るという効率が良い仕組み。
バス自体は古さを感じますが、それでも完全なEVなのでまったく排気ガスを出しませんし静かです。
トロリーバスなので線路がないところを走ることも出来ます。(架線はいるけど)

コーヒーを持って通勤している人をよく見ます。

チャリ通もよく見かけました。
旅行者か通勤者かわかりませんが、スーツを着ることが日本ほど多くないアメリカではチャリ通も楽そうです。

日本に比べて古いビルが多いように思います。
そしてビルの装飾が多いです。

時計屋からしてこの風格です。
彫刻が凄い

トロリーではなく普通のディーゼルエンジンで動くバスもいます。
これは普通のバスなので当然どこでも走っていくことが出来ます。
マフラーが屋根上にでているのが特徴的ですね。
排気ガスは一昔前の日本と同様黒煙をもくもくと吐いてかなり体に悪そうでした。
日本のバスの場合エンジンは床下にあるのが一般的ですが、こちらのバスは最後部にあり、後ろ側には窓がないというスタイルのようです。

歩行者用信号は青信号ではなく白信号。そして、白が点滅するのではなく、赤が点滅します。
赤点滅時間がかなり長めに設定して有り、場所によっては白信号がほとんど無い場所もあるので赤点滅でもがんがん渡らないと行けません。

アメ車、日本車をよく見ます。去年より若干韓国車も増えたように思います。
車はセダンやクーペがとても多い。 それにつづいてSUVがいる感じで日本で人気のミニバンやコンパクトカーは殆ど見かけませんでした。

映画館も格好いい。 スタートレックがもう放映されてる!(日本では8月公開予定)見に行く暇ないけど 見に行きたかったー


初日のKeyNoteが物足りないせいで、実は今日もまたKeyNoteがあるんじゃないかなんていう淡い期待の噂も有りましたが、
もちろんそんなものはなく皆もくもくと朝食を取ってました。
私はホテルで朝食を取っていたので飲み物だけゲットしてセッションへ


Developing For Glass
SXSWでも話していたTimothy Jordan イケメンですなー
この帽子はトレードマークなのでしょうか、イベントでセッションをするときはこういう風にわかりやすく目立つとあとから質問をしたいひとが登壇者を識別しやすいので親切です。

同時間にやっているAndroid Protips: Making Apps Work Like Magicととても迷ったのですが
Glassを受ける上での必須クラスとあったのでもしかしてMirroAPIを有効にするためには参加必須? と思って受けてみました。
実際の所はFirespeedでも翻訳していたWeb上に載っている情報とあまり変わらず肩すかし。
と思ってたら、最後にGDKの紹介。 GlassWareはWebのモニターという感じでかなり機能不足感が強かったのですがGDKを使えばAndroidスマートフォン同様好きなアプリを作ることが出来ます。
Glass勉強会でラーメンタイマーは作れるのか?という議論がありましたが、GDKなら間違いなく作れます。


Beyond the Blue Dot: New Futures in Android Location
Androidについては地味な印象の裏でかなり大きな改変が起きています。
その中でもビジネスを大きく変えるポテンシャルを持っているのがこれ
青い点(Blue Dot)を超えろ というのはGoogleMapsで現在位置を取ってくるときにでる青い点のことのようです。
今回の発表で大きな点は3つ
1つめは位置情報の取得を基地局、Wi-Fi、GPS、加速度センサーなどから統合的に取得するようになるAPI。
従来もそれはあったのですが、それぞれが独立して自分で組み合わせないと行けなかったのに対して、現在いる状況(屋内ならWi-Fi、屋外ならGPS)とか消費電力と精度のかねあい(早くて低消費電力な基地局情報と、正確なGPS)を
ハードウェアのチップセットによる消費電力の差なども考慮して最適な方法で取得してくれるようになります。
2つめはアプリ主体で現在いる位置を取得するのではなく、逆に有る特定範囲に入ったらアプリを起動する(Intentを投げる)仕組み。
これによりGoogle+の自動チェックインのような仕組みを自分でサービスを作ることなく実装できるようになります。
当然、ばらばらに実装していた従来よりバッテリーの面でも有利です。
3つめが加速度センサーを利用して現在歩いているのか、座っているのか、自転車に乗っているのか、車に乗っているのかを判別する仕組み。
GoogleNowを月初めに見ると先月どれだけ歩いてどれだけ自転車に乗ったか出てくるのですがこの仕組みがAPIとして公開されます。
車に乗ると自動的に音楽が流れるアプリとかが出来るって事ですね 

ここで新しい機能がなぜ新OSではなくPlayStoreの一部機能として配信されたのかについて再度説明がありました。
1つは旧端末でもリリースできること
2つはOSの機能改善に比べてアプリの更新はより頻繁に行うことが出来ること(OSの更新は時間かかるし再起動必要ですし、ユーザーとしてもありがたくない)
3つめはGoogleの独自リソース(すなわちオープンソースでない部分)を提供できること。
機能とOSの切り離しはAndroid2.1くらいのころから言われ始めました(その時はMapsなど一部のGoogle純正アプリがOSから切り離された)
その恩恵をAPIレベルまで広げようということで、言われてみると確かに納得です。
もちろん、参加者としては最新OSが唯一入った最新Nexusをおみやげでもらって自慢できると楽しいでしょうが、それ以外の多くのユーザーが使えない機能だらけになるよりよっぽど意味のある事だと思えるようになりました。
Google部分をAndroidから切り離すというのは、Google AndroidからOpen Androidへの舵取りに見えます。

会場で加速度センサーをつかって自転車に乗っていることを取得できるデモに使われた自転車。
自転車自体は固定されているのでGPSなどを取得することなく加速度のみで自転車に乗ったことを識別していることが分かります



Enchat, Simplify Amaze: Android's Design Principles
この内容はFirespeedでも翻訳したAndroidデザインについてを補足する内容となっていました。
Firespeed内でも8位にランクする人気記事ですので是非ご覧下さい。
そのうえでより詳細に解説してあって、アプリのデザインを考える人は必ず見てもらいたいセッションです。


Agile UX Research Practice in Android
実際にアプリを作ったとしてそれを使ったユーザーからどうやってフィードバックを得ていくかと言う話。
実はGoogleが一番強いのはこの分野じゃないかと思う。
Googleって割と完成度低いと言われる状態でアプリをリリースして、その後フィードバックを反映させていくことで最高のシェアを奪うと言うことが多い。
検索もメールも地図もスマートフォンもブラウザも最初はこんなの使い物にならないよ と言われたところから始まっていることを思うとこのセッションの重要さがわかるかと。
このセッションは中国人と日本人によって行われていて、特に日本人英語は聞きやすいので助かりました。

Android@Homeでは実際に実験用の家を造った話なんて面白かったです。
しかしながら、@Homeはかなり盛り下がりましたね。面白いアイディアだったはずですが、どうもNexusQで大失敗したのが問題となっているようで、プロジェクトとして終了したわけではないが次のプロジェクトはサプライズがない地味な内容になるはずと言うことです。
私としてはNexusQが失敗した原因なんてたかがしれていて、単体でアプリを操作できないから実行環境が厳しすぎること
標準アプリの機能がイマイチなのに開発者にAPIやマーケットなどを公開しなかったこと
つまり、ちょっと工夫するだけでかなり良くなると思っていたのでこれは残念でした。


Structure in Android App Design
アプリの全体のデザインについて、これもAndroid Designで書かれている内容の補足です。
大きな変更点としてはFacebook等でよく見かけるSidebar navigationの仕組みがNavigation Drawerと呼ばれてSupport Libraryで実装されたことだと思います。


Android Design for UI Developers
これまたデザインについての話。
よりUIに特化した部分でNavigation Drawerの動きについてもより詳しく説明されていました。
また、タブレットを使った場合のレスポンシブデザインについての説明などもあり、単に画面を広げるだけじゃ駄目よ と言う話はAndroidアプリだけでなくWebデザインにも共通してくる話だと思います。
※しかしながら私は画面をただ広げるデザインが好きだったりします。 だってそんなに大きな画面を選んだのはユーザーなのだから
あと喋っている人が、Star trekのコマンドタッカーに見えてしかった無かった・・・ 余談


A Moving Experience
Androidでもアニメーションを強化しないと行けないと言われていますが、では実際にどの部分をどうやって強化するのかについての話。
なぜか漫才みたいにふたりが掛け合っていてもしかして一番笑いがおきたセッションかも
実装面まで踏み込んでいるので今すぐアニメーションを付けてアプリを改良したいと言う人には是非見てもらいたいセッションでした。


ブース展示は直接会場に行った人だけが楽しめるI/Oの魅力。
実際の技術者たちが世界中の様々なプロダクトを紹介しています。

I/Oのセッション内容は上のようにYouTubeで見ることができます。
そのため、極端な話、セッションを見聞きするだけなら高い金払って現地に行く必要はありません。
しかし、ブースは別。 ブースに行って実際の物を触り、実際の開発者と話せるのはI/Oに直接行った人のみの特権です。
nVidiaはコントローラーと一体化した携帯ゲーム機を展示していました。OSはAndroidベース、APUはTegra4が入っているそうでパフォーマンスはかなり良い感じ。


例のChromeBookは単なるオブジェではなくてその上でWebアプリが動いていました。
それぞれのChromeBookはオンラインで接続されていて画面をタップするとカラフルな模様が端末を飛び越えて波紋を広げていきます。
画面で絵を描けばその絵に応じた音楽が流れ、その音楽と絵がやはり端末を超えて流れていきます。

スノーモービルのGoogleストリートビュー
こういうのを作っちゃうのは凄いですね

ちなみにヤマハです。
Googleストリートビューカーや全自動運転カーでプリウスが使われていたりとGoogleと日本企業は割と縁が近いように感じます。

公園などを走る自転車バージョンもありました。
他にも深海用やストリートビューカー(インプレッサ)、背負い型などさまざまなストリートビューカメラが展示されていました

会場の各地には騒音や空気など様々なデータを習得する機械がおかれていました。
しかし、いくつかは盗まれたのか無くなってしまったのだとか

ブースの様子については動画でもまとめました


おみやげのChrome Book Pixelを受け取ります。
Chrome Book Pixelは米国内向け仕様のLTE版と海外用のWi-Fi版があるらしい。
しかもLTE版の方がメモリーとストレージも豪華だときいて、LTE版をくれって言ったら身分証明書を見せろ、米国人じゃないとWi-Fi版しか渡せないって断られてしまいました。
初日は日本人でもLTE版をゲットしたなんて話があったのですが、そのせいで厳しくなってしまったようです。むむ、残念。
かわりにWi-Fi版は200ドルのクーポンが付いているらしいですけど、ストレージに余裕がないWi-Fi版だとUbuntu乗せられないジャンー

その後はGoogleのエンジニア主催イベント Google I/O Nightcapに参加します。
これもGoogleI/Oの参加者なら無料で行けるイベントです。
お酒も食事も出るのに無料です。凄い場所はI/O会場の北側です。
飲んでChrome Book Pixelを持って帰るのは怖いので一度ホテルに荷物を置いて再出発。
一人で場所を探しながら移動します。(予めMapsに登録済みなのでナビに従っていけばOK)


にしても、ビルがでかいですね

途中、GoogleI/Oの参加者らしき人に呼び止められました。
彼は大きな手提げの荷物を2つもっていて
インドから嫁と二人で来たんだが、今日は昼から嫁の買い物につきあわされた。
今戻ってきたらChromeBook Pixelの受け取りは時間切れで出来ないって言われた。
でも明日、朝1の飛行機で帰らないと行けないんだ。 どうにか受け取る方法しらないか? って相談されました。
まじかよ なんか怪しいなぁ
そもそもインドから飛行機で来てI/O初日と二日目の午前中だけしか参加してないなんて事あるのかねぇ(サンフランシスコ観光をかねてI/Oがおみやげ目当てだったら有りなのか)
事の真相はどうにせよ、、申し訳ない私は手助けが出来ない と伝えるともの悲しそうに去っていったのでやっぱりホントだったのかなぁ
もし今Pixelを持っていたらクレ とかって言われたのかな
でも励ますこと以上どうしようもないんだよねぇ

おみやげの受け取りは時間制限があるので注意が必要です。


てくてく歩いていくとI/Oの服来た人がいっぱいいました あそこかなー?

と思ったらこれはGLASSユーザー限定のイベントだったらしい
よく見ると全員Glassを着用しています。
そんなのもやってるのか

われわれの会場はもう少し奥に行ったバーにありました
レンガ造りの歴史有る感じの建物です

After HourParty同様に入館時にパスポートをチェックされ成人(21歳以上なので注意)で有ることをチェックされます。
そしてのみものを頼むのですがメニューが全てGoogle関連という懲りよう

Google大好きな人が集まっていてテーマはGoogle

食事も無料、
みなさんI/Oにくるときは決して会場からまっすぐホテルに帰って寝ちゃ駄目ですよ。こういうパーティーに行かないともったいないです。(ただ酒 ただ飯が食えるとかだけじゃなくて 人と出会える場所なので)

会場ではGoogleカルトクイズなんてのもやっていました。
優勝者はドロイドくんのぬいぐるみもらってました。 いいなぁ

さて、長かったI/Oもいよいよ明日が最終日。
といっても明日は半日で終わりそのあとGoogleのサンフランシスコ事務所に行く予定です。

前:Google I/O 2013 初日 次:Google I/O 2013 三日目

関連キーワード

[Android][写真][旅行][IT][イベント]

コメントを投稿する

名前URI
コメント