StartupWeekend Fukuokaに参加してきました

2012/11/13 3572hit

去年に続いてStartupWeekend Fukuokaに参加してきました。
今回はOrganizerとしての参加です。

このイベントはアイデアを起業して実現するまでを週末に圧縮して行うというとても変わったイベントです。

主な流れは初日は簡単なゲームを実施。
好きな単語や面白い単語を日本語と英語で出した後に適当に決めたチームで言葉を二つ選び
その言葉を使ったサービスを5分で考えて1分で発表します。

選ばれた単語はAmazingとPizzaで驚きを提供するピザ屋として変わった形のピザ、ロシアンルーレットなピザ、家に焼きにくるピザなどなどを発表
この緩い感じで緊張がほぐれた感

次からが本番で、アイディアを持ってきた人がアイディアを発表。
ここで審査基準が発表されました。「顧客が居ること」、「マネタイズされていること」、「現実的であること」
現実性という部分が重すぎたのか前回に比べて奇抜なアイディアや大がかりなアイディアより、小さなアイディアが評価されていた感がありました。
私が考えていたのはスマートTV、TVにインターネットの力を付与することでもっとTVが面白くなるという発想だったのですが賛同を得ることが出来ず敗退。
アイディア自体は悪くないと思っているのですが、それを60秒で伝えることが大事なのがStartupWeekend

その後、投票上位チームはチームメンバーを集めて回ります。
ここでもメンバーが作れなかったらその時点で失格、他のチームに入ることを強制されます。
これはスタートアップと同様の良い仲間を集める技術の練習でもあるようです。

最終的にできあがったチームは
・デジタル名刺のエクスチェンジカード
・トイレマップを作るトイレファン
・ストレージを選べるクラウド写真保管サービスラストアルバム
・勉強会やイベント運営を支援するVicome
・カフェ向けソーシャルネットワーク カフェイン
の5チーム

私は名前と顔が一致しないという問題を解決するというのに惹かれてエクスチェンジカードに参加することにします。
この情報が集まってGoogleグラスが完成したら、あの人誰だっけ? 会ったこと有るけど・・・ が無くなる!
その日は大まかな方向性を決めて解散。

2日目
2日目には顧客確認のために外に出されます。
自分が作ろうとしているサービスのお客さんを探して、需要があるかどうか、欲しいサービスならいくらまで払うか?を聞いて回ります。
しかし、天神で人に話を聞くのってかなり辛い感じ。
名刺に関しての不満を聞くと
・もらう名刺が多すぎる。同じ人の名刺が何枚もあったりする
・検索がしづらい
という当初思っていた意見が多く集まりました。
しかし、その一方で、名刺という実際の物を持つことの価値がある と言う意見や
初対面では顔と名前を一致させるために机の上に相手の並び順で名刺を置いて話す という意見もあり
そこで、当初の名刺を置き換えると言う物から名刺を補完する物へと方向性をチェンジ。
名刺が出会いを演出する物なら、その後の二人の関係を補佐するツールにしようということで出会いを記録していくサービスを作ることに
対象ユーザも当初予定のビジネスマンから、一度に会う人数が多く、会う頻度の割に相手を覚えにくいIT系勉強会利用者へとシフト。
名前はかっこいいExchangeCardからよりパーソナル感あふれる「Atta」に変更。
キャッチコピーは「出会いを記録する」
このアイデアが変わる瞬間がStartupWeekendの面白いところ。
普通のHackathonなら作りたい物を作って終わりですが、StartupWeekendはそれが本当に社会を変える物にするために方向転換を要求されます。
自分がやりたいこと100%のアイディアから、それを現実にするために世間にもまれた混じったアイデアに変わっていく たぶん54時間って言う作業でがっつりやることよりそこの気づきが一番しんどいと思います。

「登録画面を作る」「出会ったログを記憶していく」という2本筋だけを決めて開発チームとプレゼンチームに分かれて準備を開始。
今回はチームに参加するよりもいろんなチームの傾向を見ようと思っていたので軽めのプレゼンチームに入り、KeyNoteでプレゼン資料をこりこり作る。

他のチームを見るとチームの傾向に変化が現れてきています。。
話だけで作業が進んでいないチームもあれば、逆に完全に作業に没頭しているチーム、中にはばらばらになっているチームも居ます。
やりたいことが出来ない中でのチーム運営の難しさが目立ってきて、メンバーが多い方が有利というわけではないのが見えてきます。
また、全体的に殺気立ってきてインタビューを回答してくれない人が増えてきました。

3日目は
プレゼン資料の詰めだけをやり、マネタイズなどについて話す。
まず考えたのは名刺のテンプレート販売をするサービスを作り手数料を頂く「AppleStore」形式。
これならデザイナーも名刺を使う人もハッピーになるはず。
これとは別に、エンタープライズ向けに部下がお客さんとどう折衝したのかが見られたり、自社のロゴマークを貼ることが出来る有償のエンタープライズエディションというのも考えたのですが
方向性を絞る と言う意味でエンタープライズ要素は完全に外すことに。。。


午後はプレゼンに向けて練習を開始
失敗に気づかされます 私が資料を作って、それをリーダーの三宅さんが話すわけですが、
そのせいで三宅さんは他人の資料を使って話すことになってしまった。
次回、参加する人へのアドバイスは、プレゼン資料の作成はプレゼンを喋る人が陣頭指揮を執るべき

プレゼン発表・結果
そのようなゴタゴタが直前まで続いたままプレゼンへ突入。
結果は・・・ 参加チーム内での投票では最優秀だったものの、審査員達の評価ではランク外
残念ながら世界大会へは行けませんでした。

優勝チームはVicome
意外なことですが、5チーム中もっとも非現実的なチームでした。
一番夢にあふれていた様に思います。


前回このイベントに参加して以降、「マネタイズ」に関しての認識が変わりました。
それまではお金を稼ぐために何かを作るのが「マネタイズ」だと思っていたのですが、そうではなく
何かを作るためにお金を稼ぐ「マネタイズ」ってのもあるのだと言うことを知りました。

次回の参加者は是非、ものすごい非現実的で夢にあふれたアイディアを持ってきていただきたい。
それをチーム参加者皆で現実的にしていくのがStartupWeekendの魅力だと思います。



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