FutureSync vol.2に参加しました

2012/5/22 3828hit

FutureSync vol.2に行ってきました。
今回は大量のセッション+LT+後援会というOSC形式のイベントになりました。
参加費用は1000円と有料イベントだったので、どれだけ人がくるか心配だったのですが、ふたを開けてみると400人近く8参加者がくる大盛況ぶり


私はuserSyncというタイトルでセッションをやらせていただきました。
最近はUIやUXが注目されているけれど、目標をシンプル・ユーザーフレンドリー・直感的と決めつけた上で、そのための方法を論じている事が多いのが気になった。
けれども、本当に「シンプル」をユーザーが求めているんだろうか と疑問に思った。
誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論」の感想サイトを見ていると、
分かり易くするためにはシンプルじゃないと行けない。 iPhoneはボタン一個でサイコー みたいな事を書いている人が居て驚いた。
「誰のためのデザイン」で最初に使いづらいと言われていたのがまさにボタン一つのプレゼン用スライドリモコン。
クリックで次に行き長押しで戻るというオペレーションが分かりづらすぎるという指摘だったのだから。

そもそもあの本にはシンプルであることはそこまで求められていない。
むしろ過剰にデザイン上のシンプルを追い求めた結果、ユーザーが分かりにくくなった例を多く紹介してある。
そうやって考えると、iPhoneはタッチパネルまで含めるとボタンは複数あり、指を何本も使い決して「決してシンプルではない」しそれが受け入れられていると言う事に気づいた。
シンプルは美しく見せるデザインかもしれないけれどユーザーが求めている物とは限らない
それはユーザーフレンドリーや直感的なUIに関してもそう。
はなから、ユーザーフレンドリーじゃないといけない、直感的じゃないといけないと勝手な仮説ありきで話を進めるのではなく
まず、ユーザーが何を求めているか、ユーザーの立場になってみようという話をしました。

正直、王道的に言われている事を否定する内容だったので、どの程度の人がくるか心配だったのですが、なんと満員御礼。 凄く嬉しかったです。
userSyncする方法は結論がまだ出ていないのでどうやってユーザーの目線に立つかいろんな意見を聞きたい(Syncしたい)と思っています。
考えある人は是非BlogやTwitterで意見を投げて欲しいです。

次は@yaiveさんのクリエイティブの歴史とこれからに参加。
デザインの歴史について
かつて、多くの物は職人が長い時間をかけてデザインにも時間を割いて物を作っていた。
それが産業革命になり、職人ではなく機械が大量生産を始めるとデザインがおろそかになり始めた。
そして、その後デザインが注目されるようになってきたというデザインの歴史を踏まえた上で、同じ事がITにも起きていると言う指摘。
すなわちITでだれでもサービスを立ち上げられる世になる中でデザインがおろそかになり、そして最近またデザインが注目されるようになってきたと言う指摘。

目から鱗です。 私もDOSゲームのデザインセンスに比べて最近はセンスに欠けると思っていて、なぜそうなってしまったのか疑問だったのですが
工業製品の歴史と重ねる事で納得出来ました。
工業製品は多くの人に渡すために、ソフトウェアは規模が大きくなったがためにデザインがおろそかになっている。
DOSゲーのころはセンスが有った

そして、それ以降は@yaiveさん個人の話に、
なぜ物作りの世界に入ったのかからはじまり
過去に自分がやった失敗した物作りが他人の人生を変えるきっかけとなった話や(失敗してもやった方が良い)
自分が作った物が否定されるのは人格を否定されるようで辛いけれど、有る程度までは否定も受け入れた上で、受け入れられない部分はテキーラで忘れる。 この割り切りはクリエイターとして大切だなと思った。
えぇテキーラ飲みますよ

それと、自分は天才、出来る と思い込む大切さは共感。
最近、行き詰まっている人って自分を低く見過ぎだと思う。
自分はこれが精一杯と決めつけて成長をあきらめるから、年齢とともに生きづらくなってくる。
自分はやれば出来る、だからやりまくろうって思うことが大事。

Pefumeだって多分出来るはずっておもわなきゃしょうがない って歌ってたように、出来るって思う事から全ては始まると思う。
なんだか凄く立派なプレゼン資料を作っていたようですが、実際には使われずに即興で話されていて情熱的で面白かった。

たぶん出来るはずって思わなきゃしょうがない Perfume ワンルームディスコ

3番目は「楽しさ」を中心に考えるモノづくりに
Perfumeのダンスデータを元にムービーを作ったと言う話

データを一旦3DCGで下書きにして、色付き接着剤をつかって1フレームずつ金太郎飴のように重ねて描き鰹削り機で削りながらデジカメで撮影してアニメーションを作って行ったという、デジタルからアナログに落としてく感じがとても面白かった。
デジタルに有ったクリーンな感じが程よくそがれて、撮影時の日の光や塗り絵の透明感などでCG風でもありアナログのようでもある不思議な映像になってる。
そんな気が遠くなるような行為を「楽しい」というモチベーションで続けて行ったと言う話。

最後に行ったのがAndroidの話
ここではどちらかと言うとAndroidの辛い面を中心に話されていました。
実際のところそれほどAndroidの開発で苦しんだ事がないので実感が持てなかったのですが、
とりあえず比較対象もしらんといかんだろう ということでiOSアプリの開発もやってみる予定です。
また、多くの人が見逃している組み込みに置いてAndroidが広がりつつ有るという事例も紹介。
プログラマブルな家電がどんどん増えてくるかもしれません。
残念なのがAndroidマーケットはスマートフォン、タブレット、テレビを対象としていてそれ以外の組み込みではアプリをダウンロード出来ない事。
逆に言えばそこにはまだマーケットが居ると言う事でもあります。

今回全体を通して、UI,UXの話がかなり多かったように思いました
テーマ自体もそっちよりだったので、日頃UI,UXを意識していない人に取っては面白いSyncが出来たんじゃないでしょか
逆に言うと日頃UI,UXばかりやっていた人はSyncで来たのか疑問が残った。
もう少し開発者よりの話や実際に物を作るセッションが多くても良いんじゃないかと感じた。
マシュマロチャレンジはまさにその内容でとても評判が良かったようです。

次回、Vol.3はVol.1とも2とも違う新しいスタイルでやれたら面白いと思います。

今回主催した河野さん、北斗さん、小柳さん
素晴らしい場をありがとうございました。

多くの人が思っているのの数十倍の作業をこの3人の方は行われていました。
周りがもう少しサポートしてやるべきだったと反省しています。
本当にありがとうございました。

そして、スタッフの皆様、学生の皆様、とても素晴らしいイベントに出来てよかったです。
きっとこんな楽しい思いを出来た人間はそう居ないでしょう。
みなとこのイベントに参加出来た事誇りに思います。

userSyncに来てくれた皆様
来てくれる人が嬉しいと言ってくれる事がもの凄く力になっています。
@yaiveさんの話でもありましたが、自分ができるって思う事はこの業界でやって行く事で本当に大事な事。
その自信をつけて下さっているのは見に来てくれる皆様の力です。

最後に
FutureSyncはSyncするイベント、つまり双方向のイベントです。
FutureSyncに参加された方は是非BlogやSNSなどで意見を聞かせて下さい。
ただ、そこで聞いただけの話はいつか薄れてしまいます。
記録として残すことで自分の記憶に刻まれ、他の人に影響を及ぼすことが出来ます。 Sync!
セッションに対してもイベントに対しても、意見を発信する事で双方向のイベントになり本当の意味でこのイベントが実行出来ると思っています。

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