通知
通知システムによってアプリはユーザーにチャットのメッセージやカレンダーのイベントなど重要なメッセージを伝えることが出来ます。効率よく、楽しく、丁寧に感じるアプリを作るには、通知の設計を注意深く設計する事が大切です。
通知はアプリからの声を示しアプリの個性を与えます。
不要であったりそれほど重要でない通知はユーザーをイライラさせる事になるので、通知は慎重に使ってください。
通知を表示すべきとき
人々から愛されるアプリを作るには、ユーザーの注意と集中力は守られるべき財産であることを認識する事が大切です。ユーザーはソフトウェア開発で繰り返し使う様な、値を返すために呼び出すメソッドではありません。
ユーザーの集中力は、スレッドのようです。通知を絶え間なく作るとそれらを処理して片付ける間ユーザースレッドをブロッグします。
Androidの通知システムはタスクに集中している間でも、素早くユーザーにイベントを知らせるようになっていました。それでも通知を作るのを用心深く決める事は大切です。
正しい動きをするアプリは一般に話しかけた時だけ話します。アプリが通知によって自発的にユーザーの流れを遮るべき少ない限られた場合があります。
主に時間が大切なイベントで、特にこのイベントに他の人が関係してくる場合通知が使われなくてはいけません。
例えばチャットがくる事はリアルタイムでコミュニケーションにおける同期の形です。あなたの反応を待っている他の人が居ます。
カレンダーイベントは通知を使いユーザーの注意をひく別の良い例です。なぜならイベントは間近に迫っており、なおかつカレンダーのイベントはしばしば他の人とも影響します。

通知を表示すべきでないとき
しかし、通知が使われるべきではない多くの場合があります。・ユーザーへ向けられていない情報や、時間にシビアでない情報はユーザーに通知しないでください。
例えばソーシャルネットワークの中を流れる同期的でなく直接的でない更新はリアルタイムに中断する事を正当化しません。
・新しい情報が今画面上に表示されているなら通知を作らないでください。
代わりにアプリケーションのUI自身を使って直接ユーザーに新情報を知らせてください。
例えばチャットアプリケーションはユーザーが他のユーザーと活発にチャットしている間、システムの通知を作っては行けません。
・情報を保存するか、同期を行うか、アプリケーションをアップデートするか等、システムがユーザーが関係せず放っておいても解決できるような、技術的な行動でユーザーを遮らないでください。
・ユーザーが何もせずにアプリケーションが単独でエラーから素早く復帰できる場合、エラーを伝えるためにユーザーを遮らないでください。
・ユーザーが手動で開始・停止できないサービスのために通知を使わないでください。
・ユーザーにブランドを浸透させるためによけいな通知を作らないでください。
そのような通知は失望とユーザー離れを起こすだけです。
ユーザーに少しの更新情報を提供して、彼らとアプリをつなぎ止める最良の方法は、ホームスクリーンに置くウィジェットを開発する事です。
デザインガイドライン

個性を作る
メッセージやステータスの更新など他のユーザーによって送られたイベントはその人のイメージを含めてください。ユーザーがどのアプリがそれを通知したか確認できるように第二のアイコン(Secondary icon)にアプリアイコンを含めるのを忘れないでください。
適切な場所へナビゲート
ユーザーが通知をタッチしたら、あなたのアプリのユーザーがその情報を見て行動を起こせる場所を開いてください。殆どの場合、そこは1つのデータの詳細ビューです。(例 メッセージ)しかし、通知が積み重なっているなら複数のアイテムが見えるサマリービューであるかもしれません。(積み重なった通知については下述)
それらいずれかの場合であるならば、システムのBackキーを使ってアプリのトップレベルにナビゲートできるように、あなたのアプリのback stackにトップレベルへのナビゲーションを挿入してください。
詳細はナビゲーションデザインパターンでシステムからアプリへのナビゲーションの章を見てください。
時間にシビアなイベントのためのタイムスタンプ
スタンダードな通知は標準でタイムスタンプを右上の角に含みます。タイムスタンプが通知の前後関係で大切か考えてください。
タイムスタンプが大切でないならまず、イベントを通知を使ってユーザーの注意を引くほど重要か考えてください。
通知が重要ならば、タイムスタンプを表示しないで良いか決めてください。
ユーザーが通知がどれくらい前の物かわかる必要があるならタイムスタンプを含めるべきでしょう。
タイムスタンプを含める良い例は、コミュニケーションの通知(meail,メッセージ、チャット、ボイスメール)です。それらはユーザーがメッセージの前後関係を理解したり、返信を変えたりするためにタイムスタンプの情報を必要とする可能背があります。
通知を積み重ねる
同じ種類の通知が残っているならば、新しい通知を作るのをさけてください。その代わりに通知を積み重ねてください。
積み重ねられた通知は大まかな説明により、どのくらい通知が未完了で残っているかユーザーに理解させます。
こうするべきじゃない

こうするべき

もし、サマリーが詳細とは別画面にあるなら、積み重ねられた通知は1回の通知とは異なる場所へ通じる必要があるかもしれません。
例えば、1回の電子メールの通知は常に電子メールの内容に通じているべきですが、積み重ねられた電子メール通知はInboxの表示に通じています。
自動的に取り除く
カレンダーイベントのように、いくつかの通知は特定の時間にユーザーにイベントのアラートを送ります。その特定の時間が過ぎた後、通知はユーザーにとっておそらく大切ではありません。
あなたは自動的にそれを取り除く事を検討すべきです。
ユーザーが自発的に(訳注:通知を介さなかったとしても)チャットやボイスメッセージを見たときも同様です。
ユーザーがそれと別に通知を手動で消していく必要はありません。
通知にちら見せを提供する
オプションのチッカーテキストによって通知の短いプレビューを提供できます。通知がシステムに入り、自動的に隠れる少しの間にチッカーテキストは表示されます。

通知オプションを作る
ユーザーは常に通知をコントロールできるべきです。ユーザーがあなたのアプリが通知をサイレントに出来るように通知設定の項目をアプリケーション設定に追加してください。別のアイコンを使う
通知領域を見てすぐにユーザーはどのような通知タイプが未完了なのか理解出来ないと行けませんやるべき
Androidアプリが既に提供している通知アイコンを見て十分に区別出来るアプリの通知アイコンを作成する。
やるべきじゃない
アプリを他と区別するために色を使う。
通知アイコンはモノクロでなければ行けません。
通知との対話
通知は通知領域でアイコンにより示され、通知ドロワーをあける事でアクセスする事が出来ます。ドロワーの中で、通知は最新の物から年代順に並びます。通知に触れると、関連するアプリの通知に一致する詳細な内容を開きます。通知を左右にスワイプする事でドロワーから通知を取り除きます

タブレット上では通知領域はスクリーンの下でシステムバーと統合します。通知ドロワーは通知領域のどこを触っても開く事が出来ます。

進行中の通知
進行中の通知は、バックグラウンドで進行中のプロセスについての情報をユーザーに伝え続けます。例えば、音楽プレーヤーは今再生しているトラックを通知システムで伝え続けます。
ファイルをダウンロードしたりビデオをエンコードするような長いタスクのためにユーザーにフィードバックを見せるためにも使われています。
進行中の通知は通知ドロワーから手動で取り除く事は出来ません。

フィードバックを得るためのダイアログとトーストは通知ではない
現在画面を開いていないならダイアログやトーストを作ってはいけません。ダイアログとトーストはアプリ内で動作を行っているユーザーへの直接的な反応としてだけ表示されなければ行けません。
例えばダイアログはユーザーの操作における重大さを確認するのに用いる事が出来ます。
トーストは操作が成功したことを返す事が出来ます。

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