アクションバー
アクションバーは間違いなくAndroidアプリで最も大切な構成要素です。それは、通常アプリを通じて一貫して各スクリーンの最上部を占める専用の部分です。
アクションバーの主な目的
・重要なアクションを行う(新規作成、検索等)目立ち予想できる方法でアクセスできます。・アプリ内でビューを変えても一貫したナビゲーションと表示をサポートしてください。
・滅多に使われないアクションに対してアクションのオーバーフローを提供して複雑さを減らす。
・アプリケーションのアイデンティティを与える専用のスペースを提供する。
あなたがAndroidアプリを作るのに慣れていないなら、アクションバーはあなたが実装できる最も重要なデザイン要素の一つである事に注意してください。
ここに記載されるガイドラインに従う事で、あなたのアプリのインターフェイスをAndroidのコアアプリと一致させる効果があります。
一般的な機構
アクションバーは殆どのアプリケーションで機能で区切られたエリアがあります。
1.アプリアイコン
アプリアイコンはアプリのアイデンティティを確立します。必要であれば別のロゴやブランドに置き換える事が出来ます。重要:もし、アプリが今表示している画面が最上位でないなら、Up用の印をアプリアイコンの右側に表示する必要があります。それによりユーザーは上位の階層へ移動できます。
Upナビゲーションについての詳しくはナビゲーションパターンを見てください。

Upがある場合と無い場合のアプリアイコン
2.コントロールビュー
もしアプリがデータを異なる複数の見せ方で見せるならアクションバーのこの部分でユーザーが見せ方を切り替えられるようにします。ビューを切り替えるコントロールの例はドロップダウンメニューやタブです。
もし、アプリが異なるビューをサポートしていなければアプリタイトルや長いブランド情報などの静的なコンテンツをこのスペースに表示する事も出来ます。
3.アクションボタン
アプリの最も重要なアクションをアクションセクションで見せます。アクションバーに収まらないアクションは自動的にアクションオーバーフローに移されます。
4.アクションオーバーフロー
あまり頻繁に使用されないアクションをアクションオーバーフローに移動します。回転と異なる画面サイズへの適応
アプリを作る上で最も重要なUIについて考えるべき事は、どのようにして異なる画面サイズの回転に対応するかという事です。スピリットアクションバーを使用する事でその変化に対応できます。
アクションバーのコンテンツをメインのアクションバーの下か画面の一番下に置かる複数のバーに割り当てます。

縦方向の画面に置いてアクションボタンを表示するアクションバーを画面下に分割する。
スピリットアクションバーのレイアウトに関する考慮点
コンテンツを複数のアクションバーに分割するとき、通常3つの場所があります。1.メインアクションバー
2.トップバー
3.ボトムバー
もし、ユーザーが今の画面から上の階層へ移動できるならメインアクションバーには小さな印が表示されます。
ユーザーがアプリケーションが提供するビューを素早く切り替えるようにするにはトップバーにタブかスピーナーを使ってください。
アクションと必要によってアクションオーバーフローを表示するにはボトムバーを使ってください。

コンテキストアクションバー
コンテキストアクションバー(CAB)は特定のサブタスクの間アプリのアクションバーを上書きする一時的なアクションバーです。CABの最も一般的な使用例は選択されたデータやテキストに作用する関連したタスクのために使われます。

ブラウザーやーGmailに表示されるコンテキストアクションバー
それからユーザーが出来る事:
・それにタッチする事で追加の要素を選択する・CABによって選ばれた全てのデータアイテムにアクションを実行する。CABは自動的に自分自身を非表示にする。
・ナビゲーションバーのBackボタンかCABのチェックマークボタンを使ってCABを閉じる。これにより全ての選択ハイライトとともにCABを消します。
ユーザーが長押しでデータを選択できる時はいつもCABを使ってください。
あなたは、ユーザーが行いたい行動を加えるためにCABの内容をコントロールできます。
より詳細は選択パターンを参照してください。
アクションバーの要素
タブ
タブはアプリビュー間で素早くかつ簡単に探索し、切り替える事が出来ます。ユーザーが頻繁にビューを切り替えると予想される場合タブを使います。

タブのタイプは固定とスクロールがあります。
スクロールできるタブ
スクロール可能なタブは常に今アクティブな表示アイテムが中央にあり、全ての横幅を占有します。そのため、専用のバーに入っている必要があります。
スクロール可能なタブはより多くのタブを表示できる様に水平にスクロールさせる事が出来ます。
たくさんの数のビューを使う場合や、アプリが動的にタブを加える(例えばメッセージアプリで開いているチャットをユーザーが行き来できるようにする場合)のでいくつのタブを使うかが不確かな場合にスクロール可能なタブを使ってください。
スクロールタブは常にコンテンツエリアをスワイプするだけでなく、タブ自身をスワイプしてもビュー間をナビゲート出来るようにしてください。
Androidマーケットにおけるスクロールタブ
固定タブ
固定タブは常に画面に表示されています。そしてスクロールタブのように追い出せません。固定タブはメインアクションバーにあり画面の向きが変わったときに移動できます。

Holo DarkとLightにおける標準のタブの見た目
スピナー
スピナーはアプリ内でユーザーがビューを切り替えられるドロップダウンメニューです。次のような場合、メインアクションバーでタブよりスピナーを使う方が適切と考えられます。
・タブバーのために使われる専用の領域を手放したくない
・アプリのユーザーがビューを滅多に切り替えないと思われるとき

カレンダーアプリケーションのアクションバースピナー
アクションボタン
アクションバーのアクションボタンはアプリの最も重要なアクションを表に示します。どのボタンが多く使われるかを考え、それにより並べてください。
利用可能なスクリーン領域により、システムはアクションバーに最も重要とされるアクションを表示し、残りをアクションオーバーフローへ移します。

Gmailアプリケーションの各所で使われているアクションボタンのサンプル。
アクションに優先度をつけるためのガイドラインはFITスキーマを使ってください。
F ― Frequent(頻繁)
・人々はこの画面を10回開くうち7回は使いますか?・一般的に何度か連続して使いますか?
・毎回余分なステップを踏むのは大変ですか?
I ― Important(重要)
・それはことさらクールか、セールスポイントなので必ず見つけてほしい物ですか?・それが必要なのはまれなケースで楽にする必要がありますか?
T ― Typical(典型)
・それは類似のアプリで一般的に大切なアクションとされていますか?・人々はアクションオーバーフローへ隠れると驚きますか?
FITのいずれかに該当したらそれはアクションバーが適切です。それ以外はアクションオーバーフローに属します。
アクションオーバーフロー
アクションバーのアクションオーバーフローはアプリのあまり使われないアクションへのアクセスを提供します。オーバーフローアイコンはメニューの物理キーを持たない電話機のみで表示されます。
メニューキーをもつ電話機はキーを押すとアクションオーバーフローが表示されます。
どれくらいのアクションがメインのアクションバーに収まるだろうか?アクションバーは以下の規則に基づきます。
・メインアクションバーのアクションボタンはバーの50%を占めない事があります。下のアクションバーに収まるアクションボタンは全ての幅を使えます。
・ピクセルから独立した密度(dp)での画面幅がメインのアクションバーに収まる項目数を決定します。
・360dp未満 2つ
・360〜499dp 3つ
・500〜599dp 4つ
・600dp以上 5つ

このテーブルは"o"がアクションバーのアイテム"="がオーバーフローアイコンを示す。
データーの共有
あなたのアプリが画像や動画などのデータを共有を許す時は常に、share action provicerをアクションバーで使ってください。share action provicerは最後に使った共有サービスを示し、次に他の共有オプションを示すスピナーを示す事で素早く操作できるようにデザインされています。

ギャラリーアプリの共有アクションプロバイダと追加の共有オプション拡張スピナー
データーの共有
スピリットアクションバーを計画するとき、以下のような質問を自答してください。タスクのビューナビゲーションはどの程度重要ですか?
もし、アプリにとってビューナビゲージョンがとても大切ならタブを使う(素早くビューを移すために) またはスピナーを使う。アプリアイコンはアクションバーから直接一貫して必要ですか?アクションオーバーフローに移動できますか?
アクションがトップレベルで表示されるべきか、オーバーフローに移動できるかを決めるためにFITスキーマーを使ってください。もし、トップレベルアクションの数がメインアクションバーのキャパシティを超えたら下の区切られたアクションバーに表示されます。他に一貫して表示するのに何が重要ですか?
コンテンツの情報をアプリで常に表示するのが重要である事があります。例えば、INBOXビューの未読メッセージの数や今再生している音楽の情報です。
それにより、アクションバーに表示して構築する重要な情報を決めていきます。
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