アプリの構造
アプリは様々な需要により様々な種類があります。例
・電卓やカメラのような1画面からなる1つのActivityを中心として作られるアプリ
・電話のような主要な機能のおいて深いナビゲーションなしで異なるActivity間を切り替えていくアプリ
・GmailやMarketのような深いナビゲーションを伴う幅広いビューの集まりを集約したアプリ
ユーザーへコンテンツとタスクをどのように見せるかにアプリの構造は大いに依存します。
標準的構造
典型的なAndroidアプリはトップレベルと詳細/編集ビューからなります。もし、ナビゲーション階層が深く複雑ならばカテゴリービューがトップレベルとディテールビュー間をつなぎます。

トップレベルビュー
アプリのトップレベルは一般的にあなたのアプリがサポートする異なる複数のビューを含みます。複数のビューは同じデータの異なる表現を演出したり、アプリの全く異なる機能の一面に触れさせます。
カテゴリービュー
カテゴリービューはデータの深い部分まで掘り下げます。詳細/編集ビュー
詳細、編集ビューはデータを堪能したり作ったりします。トップレベル
スタート画面のレイアウトは特別に注目される必要があります。これは人々がアプリを開始した後、最初に見る画面です。
そのため、初めて触る人にも、何度も起動した人にもどちらも同じように価値がある経験でなければいけません
自分自身に聞いて見てください。
典型的なユーザーが私のアプリで一番やりたそうなことは何だろう?
それによって、スタートスクリーンで提供する経験を構築してください。
コンテンツを全面に置く
多くのアプリはコンテンツの表示にフォーカスします。ナビゲーションのみの画面をさけてコンテントをスタートスクリーンの目玉とし瞬間的にアプリの見所を見せてください。
視覚的に惹かれて、データの種類や画面サイズにふさわしいレイアウトを選んでください。

Marketのスタートスクリーンは主にアプリ、音楽、書籍、ゲーム向けのストアへ導かせます。
ユーザーが関心を持つおすすめやプロモーションのコンテンツを見せる事によってリッチになっています。
アクションバーですぐに検索可能です。
ナビゲーション操作のためのアクションバーをセットアップする
一貫した操作性を提供し、重要なアクションを見せるために、アプリの全画面でアクションバーを表示する必要があります。トップレベルではアクションバーに対して特別に考えべき事があります。
・アプリアイコンやタイトルを表示するのに使います
・トップレベルが複数のビューからなるか、異なるユーザーアカウントによりデータを変えるのが主要な使用例であるならば、ビューコントロールをアクションバーに加えてナビゲートが簡単になるようにしてください。。
アプリでコンテンツを作成できるのであれば、トップレベルから直接そのコンテントにアクセスできるようにしてください。
コンテンツが検索可能ならナビゲーションの階層をショートカットできるように検索アクションをアクションバーに含めてください。

Emailは比較的生産的なので、よりデータ密度が高く簡単に取得するためのリストは効果的です。
ナビゲーションはアカウントと最近のラベルの間で切り替えをサポートします。
新しいメッセージを作ったり検索するためのアイコンが下のスピリットアクションバーで見られます。
アプリのためにアイデンティティを作る
アプリにアイデンティティを持たせることはアクションバー以上に重要です。アプリはデータのアレンジと操作方法によってアイデンティティを伝えます。
特にメディアリッチアプリケーションは退屈で単調なリストを超えるユニークなレイアウトのショーケースを作ってみてください。

3D回転台はカバーアートを飾り立て、音楽アプリのための独特なアイデンティティを確立します。
デフォルトのリーセントビューでは最近聞いていた音楽へのフォーカスを保ちます。
カテゴリー
一般に、データを重視したアプリの目的は組織的なカテゴリーを介して、データを閲覧・管理できる、詳細レベルにナビゲートすることです。そこでデータを見たり管理したりできます。
アプリを浅く保ち、意識的なナビゲーション操作を最小にしてください。
一般にトップレベルから詳細ビューまでの垂直ナビゲーションのステップ数がアプリコンテントの構造によって記されていたとしても、
面倒なナビゲーションをショートカットする方法がいくつかあります。
タブを使ってカテゴリーを選択しデータを表示する
カテゴリーが一般的かカテゴリーの数が少なければ、これは良い方法かもしれません。階層が取り除かれ、ユーザーによる一番の関心がデータに残る事がその利点です。
データリッチなカテゴリー間を横へナビゲートするのは、明示的なナビゲーションステップというよりも普段のブラウジング体験に似ています。
カテゴリーが一般的か、予測可能か、互いに密接に関係しているのであれば(すべてのアイテムが同時に表示される訳ではない)スクロールタブを使ってください。
操作の苦労を最小にするために、スクロールするタブの数を管理できるレベルに押さえてください。
経験則:
5〜7を超えない

マーケットはタブを使いカテゴリーの選択とコンテンツを同時に見せます。
ユーザーは左右のスワイプでコンテンツのカテゴリー間をナビゲート出来ます。
タブのカテゴリーが密接に関連しないならFixedタブを薦めます。それによりすべてのカテゴリーが同時に見えます。

YouTubeはFixedタブを使い、複数のあまり関係のない機能の領域を切り替えます
階層を飛び越えさせる
人々がより早く目的を達成できるショートカットを利用してください。リストやグリッドビュー内からデータへのトップレベルのアクションを出来るように、ドロップダウンやスプリットリストアイテムを利用して主なアクションを直接リストビューに表示してください
これにより、階層深くまでナビゲートしなくてもデータへのアクションを実施できます。

Musicはユーザーがカテゴリー表示(アルバム)内からデータ項目(歌)を操作できます。
それにより歌の詳細ビューまで操作する必要がなくなります。
複数のデータ項目に作用する
概してカテゴリービューはコンテントの詳細ビューへガイドするためのものですが、しばしば複数のデータへのアクションに使えることも記憶に留めておいてください。例えば、詳細ビューでアイテムを削除する事を許すなら、カテゴリービューで複数のアイテムを削除できるようにする必要があります。
どの詳細ビューでのアクションがアイテムのコレクションへ適用できるか分析してください。
そして、カテゴリービューでそれらの複数のアイテムへアクションを適用できるようにマルチ選択を使ってください。
詳細
詳細ビューはデータを見て操作させます。詳細ビューのレイアウトは表示するデータの形に依存します。そのためアプリによってとても大きく異なります。
レイアウト
詳細ビューで行う操作を考慮してレイアウトを作ります。興味深いコンテンツのために、消灯モードを利用して、フルスクリーンのコンテンツを観る事へ集中させてください。


Google Booksの詳細ビューは本物の本を読む感覚を追体験するのが全てです。
ページフリップアニメーションがその感じを強化します。
没頭できるようにアプリは消灯モードになり、システムUIの表示を隠します。
ピープルアプリの詳細ビューはコミュニケーションオプションのためにあります。
リストビューは電話番号、電子メール、アドレスやその他情報を素早く閲覧しアクセスさせます。
スプリットアイテムは、呼び出しとメッセージングをコンパクトな一行の項目にまとめるのに使われます。
詳細ビューの間で優秀な操作性を作る
ユーザーが順番に複数のアイテムを見ると考えられるならば詳細ビューの内部で異なるアイテムへナビゲート出来るようにしてください。これを実現するためにスワイプビューやその他テクニック(フィルムストリップなど)を使ってください。

Gmailは詳細ビュー間のナビゲートにスワイプビューを使います。

イメージを通して左右に移動するためにスワイプジェスチャーをサポートするのに加えて、ギャラリーは素早く特定の画像へジャンプできるフィルムストリップコントロールを提供します。
チェックリスト
・スタートスクリーンで有益なコンテンツを表示する方法を探す・アクションバーを使って一貫した操作性を提供する
・水平操作やショートカットを使って浅い階層を維持する
・複数選択を使用してユーザーが複数のデータに操作できるようにしてください。
・スワイプビューを使って詳細アイテム間を素早くナビゲートするようにしてください。
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