以前に良いスマートフォンの選び方というのを書いたけれど、
Androidの端末を色々見ていると、メーカー毎に開発の壁を超えたな と思える瞬間がある。
それまでの端末はどこかぎこちなく、使いづらいのに、ある瞬間を境に飛躍的に良くなる。
例えばHTCであればHT-03Aは普段使いするのもスキルが必要な癖のある端末だったが、Nexus one以降一気にクオリティが上がり、Desireも同時期のXperiaやDroidを圧倒する使いやすさを持っていた。
Sony Ericssonも初代XperiaことX10はエクソペリアと言われるほどタッチパネルの精度も悪くバグも多かったがXperia Arc以降品質がぐっと良くなっている。
Sharpで言えば所謂'11夏モデル以降、それまでのダメダメ感が一気になくなり、Infobarのような遊んだ端末でもサクサクとしたパフォーマンスを見せる。
壁を乗り越えたなと感じるメーカーは
HTC,Motorola,Samsung,Sony Ericsson,Sharp
壁の下にいるように思えるのが
NECカシオ,LG
壁に届いていないように見るのが
東芝富士通,パナソニック
名前が上がっていないのは、チェック出来ていないメーカーです。
この中ですごいなと思えるのはSony EricssonとSamsung
他のメーカーが初期型を黒歴史として切り捨てていく中で両社は初期型の問題に苦しめられながらも切り捨てを行っていない。
特にSony EricssonはX10に対してマルチタッチを対応させた上に1.6から2.3(国内向けは2.1)までと異例の長期バージョンアップサポートを実現している。
他のメーカーも、商品を出すときはそれをずっとサポートしていかないとブランドに関わってくるということを頭の片隅にいれて開発してほしいなぁと思う。
Androidの壁
2011/12/20 9151hit