onSizeChanged

2011/9/22 5900hit

以前Androidの不満点を書いたので、今回はそれでもAndroidを選んでいる理由を書きたいと思う。
今なお、最高のOSはAndroidだと思っている。それには理由がある。

多態性

Androidにおける最大の長所は多態性だと思っている。
すなわち、様々な端末で様々なアプリを動かすことが出来る。
Androidに反対の人達はそれを断片化といい、悪いことのように言うが実のところAndroidの多態性への考慮は半端ない
それは他のモバイルOSだけでなく多態性マニアなWindowsなどと比べても柔軟にできている。

それを最初に感じたのがタイトルに書いた
onSizeChanged コールバックメソッド。この名前の印象は強烈で、この名前を見たときAndroidの成功を確信したのを覚えている。
当時は携帯アプリというと解像度固定が当たり前(iPhoneは今も解像度固定)AndroidもHVGA端末しかリリース予定がなかったときにonSizeChangedである。
いろんな解像度があるというだけで斬新だった時代に、解像度が実行中に変わるという発想をメソッド名に付けて開発者に印象づけたのだから凄い。

Androidで複数解像度対応のアプリを作るのは確かにコツが必要で大変。
プラットフォームが固定され固定解像度のみのアプリのほうが簡単なのは理解できるんだけれど、でもそれって問題を先送りしているだけだと思う。
端末は日々進化するし、プラットフォームが受け入れられるほど、実行環境は増えていく。
スマートフォン用のOSをタブレットで使うのは今では当たり前になっている。

Androidは端末環境によってリソース分配を行ったり、ドットに依存しないサイズ指定の推奨、9PathなどAndroidは多態性に対する早いうちから配慮がされていた(殆どは1.6までに実装されている)。
このため、きちんと作れば新しい利用形態が誕生したときにでもアプリの改修が不要になる。
事実、スマートテルミンはHT-03Aで設計したが最新のタブレットでもドットを引き伸ばしたりせずに最高のUIを提供できている。

今後サイクルコンピュータやTVが登場しても、放っておいても勝手にアプリが対応するから大丈夫だろうというのは売り切りが前提の中ではとても大きな安心感に繋がっている。

長い学習曲線

iPhoneと比べたとき、iPhoneは学習曲線が急に立ち上がるが、その後一定で止まってしまう印象がある。
つまり、早いうちに殆どの機能をマスターしてしまい、そこから先の伸び代が薄い。
Androidは逆で学習曲線の立ち上がりは遅いのだが、その後の伸びが長い。
正直言うと、実際にHT-03Aを買った後はしばらく公開していた。
操作は難しく、誤動作も有ったし、イマイチ理解できなかった。
買って3ヶ月はHT-03Aに懐疑的だったし、ほとんど触らず持ち運ばないことも多かった。
HT-03Aの便利さを感じるようになったのは横浜出張で知らない土地の情報をHT-03Aで調べるようになってからで利用時間が増えたことで、Androidの作法が分かり、それから2年間ずっと新しい発見が続いている。
使えば使うほど便利さが増えていくAndroidは魅力的で虜になっている。
僕は好きな端末は長時間ずっと使ってしまうのだけれど、HT-03Aはまさにこのパターン。使っているうちに本当に好きになってしまった。
例え新しい端末がサクサクでツルツルで、テカテカでも、やっぱり僕はちょっと頭の悪いHT-03Aを手放したくないのだ。

オープン

Androidは様々な点でオープンに出来ている。
マーケットもそうだし、端末もそう。
多態性に関わる部分でもあるけれど、それまで利用者が関わることが出来なかった部分にズンズンと関わっていけるのはほんとうに楽しい。
審査という色眼鏡もないし、基板を買ってきて独自の端末を作ることだって出来る。
サイクルコンピュータやGaraxyTab(初代)にAndroidを載せるというのはGoogleは想定していなかっただろうけれど、それすら可能にしてしまうポテンシャルがある。
マーケットも審査落ちの心配なく、いきなり初めることが出来る。
利益度外視でも、それなりに時間をかけて作るので、作ったアプリが第三者の判断で誰にも使ってもらえないというのは正直辛い。
しかも、初期費用のみでOKというのは心強く、収益性などを考えずに新しいアプリを開発することが出来る。
スマートテルミンはまさにこのケースで、当初は別プロジェクトの派生で生まれたアプリで限られた一部のユーザーに使ってもらえれば良いと思っていた。
もし、アプリの公開にお金がかかっていたらこのアプリは作っていないと思う。
実際には多くの人に受け入れられて小遣いになっているのでとても嬉しい。

未来思考

今、店頭に置いてあるAndroid端末はどれも未完成だと思っている。
Androidはその設計が未来の端末向けに作っていて、それは多態性についてもだけれど、プラットフォーム全体としてもっとパワフルで省エネルギーな端末に特化して作られている。
なので、Androidが流行るのは来年かな なんて思っていた。
現在の端末で上手く動かないけれど、将来にわたって継続可能なプラットフォームを提供することが優先されている。
一度作ったアプリケーションは資産になるので将来性のあるプラットフォームというのは作り手にとって魅力を感じる。

ということで、Androidはやはり好き。
世間で多く言われる、Androidのデメリットも、Androidを理解していくとそれがメリットであることに気づくと思う。
もっとも、最近はWindowsPhoneの出来が凄いので安泰とは限らないけれど

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