日産JUKE試乗してきました

2010/6/13 106887hit

日産JUKEを見てきましたに続き、
日産JUKEをデュアリスと乗り比べ試乗してきました。

JUKEにはベースとなる15RSと快適装備が付いた15RXがある。
(秋にターボとターボ4駆モデルが追加予定)

試乗したのは15RX
ベースグレードの15RSに
オートライト、本革ステアリング、フルオートエアコン、メッキ調ドアハンドル、プライバシーガラスなどの快適装備が付いたモデル
価格は15RSの1,726,725円(消費税・所得税込み)に対して
1,828,600円(同)
価格差約10万円だけれど、JUKEのオートエアコンはデザインが斬新で格好いいしキセノンもRXだけのオプションなのでRXを選んでおいた方がいい気がする。
本革ステアリングも重厚感あってこの車のクラス感にあってると思う。


エンジンは日産のコンパクトカーを支えるHR15DE 1.5Lで114馬力、157Nm
マーチの最上位グレードにも搭載されているエンジンでJUKEの大柄なボディに対してずいぶんと控えめなスペックに思える。

秋に出る予定のターボモデルは新開発のMR16DDT 1.6L直噴ターボで190馬力 240Nmとコンパクトカー離れしたパワフルさ

専用の動画も用意するほど気合いが入っているエンジンなので、これとのかねあいも気になるところ。
ターボではエンジンの他に
リアブレーキがディスクブレーキ(NAはドラム)
17インチアルミホイールが標準装備(NAは16鉄)
疑似MTモード付きCVT(NAはMTモード無し)
リアサスペンションが独立懸架マルチリンク(NAはトーションビーム)になると言われていてなかなか魅力的


とはいえターボモデルは買うにも維持費も割高
価格は200万円台中半、240万くらい
燃費は10・15で15km/hを切る程度と思われる。
ガソリンの消費量に加えてハイオク仕様になること
排気量が1.5Lを超えるので自動車税が年間34,500→39,500になるのも注意点

NAで十分だったらターボは要らないわけで
そのあたりもチェックしてきました

まず乗り始めて思ったのがハンドルを切り込んだときの感覚が凄く良い
FF車は駆動との関係でハンドルの重さが安定せずにふらふらしたりしがちだけれど、
Jukeは、重さが安定していて、コーナリング中にステアリングの角度を固定しやすいし、切り足すにも滑らかに切り足していける。
大げさに言えばFRに近い感じ。
重めのハンドルと相まって車格が上の車を運転しているように感じる。

エンジンは流れに乗った運転をする限りでは騒音も少なく運転しやすい。
音が静かなのに加えてCVTも頭よく動いてくれるのでAT乗ってるときに感じるシフトのタイミングが感覚とずれるイライラが少ない。
おかげで1.5Lという感じがせず、ハンドルの安定感を含めてコンパクトカーの安っぽさを感じさせない。

けれど、アクセルを踏み込むと別
CVTがローに移ってエンジンの回転数が上がると、さっきまでのおとなしさが嘘みたいにドンシャリと音を立てる。
1.5Lでこのサイズとすると、この程度の音は当然なのかもしれないけれど、低回転で静かだっただけに突然騒ぎ出すエンジンの荒さが目立って残念で仕方ない。
荒いと行ってもスバルみたいに荒々しいのではなく、不協和音が響く騒々しさ、アクセルを踏みたくなくなる。

Jukeはnormalモードの他にecoモードとsportモードがあるんだけれど、
ecoモードは普通に発車するにもかったるくあまり使いたいとは思えなかった。
sportモードは加速時に目に見えて加速感がよくなったけれど、
結局エンジンがドンシャリなので気持ちいいsportさでは無かった。


気になったのが視界の悪さ、後方視界の悪さは前回指摘済みだったけれど、それ以上に運転してみて違和感を感じたのがサイドミラー
縦方向にやたらと巨大なうえに、運転席から近くかなり圧迫感がある。
交差点での右左折時に進行方向にミラーが重なって邪魔に感じる事が多く。
もう少し小さい方が開放感があって良かったんじゃないだろうかと感じた。
逆にバックでの駐車時はこのミラーのおかげで真後ろ以外の視界が確保されていて安心して駐車できた。

試乗して思ったのはこの車は売れると思う。
このクラスでこれほど拘って作られた車は珍しく
1.5Lなら税金も安く、燃費もコンパクトカーとして常識な範囲で収まっている。
それでいて、デザインが個性的で我慢してコンパクトカーに乗っている感じがしない。
走りも上手くまとまっていて、乗ってる感覚はワンランク上の1.8から2Lクラスの車に乗っているように錯覚するほど
コンパクトカーからの乗り換えなら、クラスアップを感じられるし、上のクラスから乗り換えても不満は少ないと思う。
車内の狭さ、視界の悪さ、急発進時のドンシャリをのぞけば、不足を感じない。

ということで、問題はデュアリスですよ、

この車、生い立ちが面白くてヨーロッパでVWゴルフやプジョー307に対抗するために設計され、当初はイギリスで作って日本に逆輸入していたほどで、日本市場が軽視されていたのが分かる。
その後日本で思ったより好評だったので九州工場生産に切り替えられている。
そのせいか、国産車にあってもどこかヨーロッパ車的な雰囲気が漂う

JUKEから言うと兄貴分にあたる車。
JUKEの全幅1765mm 全長4135mm 全高1565mmに対して
ディアリスは全幅1780mm 全長4315mm 全高1615mm

サイズから言うと一回り違うのだけれど、デザインからそれほど差を感じない。
曲面を多用し大きく見せるデザインのJUKEと直線を多用し小さく見せるデュアリスの差を感じる。

JUKEで問題だった後部座席は、DUALISではゆったり広々、
全長の長さに加えて 天井も下がってないので頭上スペースが余裕なのに加えてやたらと巨大なサンルーフで後部座席の開放感ばっちり
後部座席の乗降時だけは、JUKEの方が乗りやすかった
JUKEはドア自体がコンパクトなのに加えて、車体中間が内側に絞り込まれているのでヒンジが内側に入っていて、ドアを大きく開いても張り出しが少ないんじゃないかと思う。
ドアも軽いのでドアを大きく広げて楽に乗ることが出来た。

これに比べるとデュアリスはつま先がドアとシートに引っかかり少し乗りにくい


ディアリスというと足回りが評判らしいが
試乗したコースでは峠道などがなかったので、足回りは十分テストできなかった。
試乗した限りでは段差や継ぎ目で多少揺れるものの、収まりが早くてマイルドな感じ
JUKEも乗り心地は悪くなかったので街中で走る分ではそんなに差を感じないかも
ただ、それ以上に驚いたのが、すっごく静か 乗り心地も悪くないので一昔前の高級車並の快適さ
そりゃシーマも発売中止になるわけです。
ディアリス乗った後シーマの良さは何か?って聞かれたら威張り感 としか言えない

この乗り心地で200万円台は反則すぎる。もし400万と言われても納得できるほど。
Jukeはコンパクトカーの我慢を感じさせないと思ったけれど
デュアリスは車の贅沢を味わえるレベル。

サンルーフは信号待ちで空を見上げるくらいなら出来るけれど、普通はまず見えない。
リクライニングすると空がまるまる見えて気持ちいい
日差しの暑さはじんわり暖まりはするけれど、UVカットのおかげか照りつけるってほどは無かったです。

もう一つ変わっていたのがアクセルで、最初全然加速しない!って思ったほど加速が鈍い。
トルク感は十分なのに、ある程度強く踏んでもじんわりとしか加速しない。
と思ったらアクセルの踏みしろが広くて、アクセルを踏みますほどにリニアにパワーが増していく。
最近の車ってアクセルを指先でくいっと踏むだけでエンジンスロットルが過剰に開いて過激に加速する傾向があるけれど、
しっかり踏まないとしっかり加速しないってのは新鮮。NAロードスターみたい。

で、もっと些細にチェックしたかったんだけれど、乗り心地の良さで完全に舞い上がってしまってよく覚えてないです。
KyoのRX-8を運転したときに、これは凄い車だと思ったけれど、同じような感覚をデュアリスに感じた。

難点を探せば、車内の質感が低いだとか、エアコンの音が(高級車と比べて)うるさいだとか、アクセルペダルが窮屈だとかあるけれど
それもこれもこの値段でこの乗り心地を実現するためと言われたら納得してしまう。

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コメント

名前:bakuhai|投稿日:2010/06/16 17:42

同じようにデュアリスとジュ−クで悩んでる者です。

ジュークに試乗しましたが、ほぼおんなじ感想ですね。
もちろんいいところもいっぱい有りましたが、パワー不足、エンジンの吹け上がりというよりがさつな音、ドラムだからかブレーキの効きの悪さ(17インチにドラムは見栄えが悪すぎますよね)、運転席以外はとにかく狭い。

このクラスで運転を楽しめるなら、それだけでもいいかなと思い、次回1.6Lターボ4WDに期待という感じでした。

今は12年モノのプリメーラワゴンCVT-M6に乗ってますが、ナンでも運べて、よく走るのでなかなか替えられません。
デュアリスに200馬力ぐらいのエンジンが積まれてたらとっくに乗り換えてたんですがね。デュアリスはトルクはあるんで町のりには良いんですが、飛ばしたいときに応えてくれないのがもどかしい。
ちなみに、日産関係者なので他の車からは選べないのがつらいとこです。

名前:kenz|投稿日:2010/06/16 20:54

ほんと、あの排気音はもう少しチューニングして欲しかったです。
やはり本命はターボ+4WDなのかも。
デュアリスは乗ると運転が大人しくなりそうな気がしました。
それにしてもプリメーラワゴンCVT-M6とは羨ましいです。
あの頃の日産車は独特な味があって抜け出せないですよね

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