何故登ったかって 道を間違えたからさ(写真無し)

2008/8/25 5113hit

土日で満願寺温泉に行ってきました。
黒川温泉近くの小さな温泉。
霧深き阿蘇を越えた先にあったのは満願寺温泉 瑞雲荘。
入り口はまんま田舎の農家だったけど、一歩はいるととても綺麗。
宿は離れで、大浴場(というほど大きくはない)の他に部屋ごとに温泉が完備
しかも、外が見えるし石造りだし、個室用とは思えないほど豪華。
あまりに快適だったので、お酒を二杯飲む頃には雨音が子守歌に。

次の日、前日の天気が嘘のように晴れ上がった空。
誰かが、久住にでも登ろうか? と呟く
装備は全く持ってきてなかったけど、この天気で久住なら行けるだろうと登ることに。

ところが、ここで問題
久住の登山口牧ノ戸へ行くには国道442号線からやまなみハイウェイに移らないと行けないのだけど、↑九重 の看板につられて、曲がり損ねてしまった。
そこにあったのは、久住の上級者コースと言われる赤川登山口。

結局、赤川登山口から登ることに
ただ、装備が無くて皆ジーンズとか綿パンとか上は半袖、バックパックすらない。
俺に至っては間違えてはいてきた職場用の革靴

天候が怪しかったのでカメラと携帯は置いていくことに)
ペットボトル片手に、強行登山。

登りはじめは川沿いに登る。
途中いくつか温泉の源泉が見えて硫黄のにおいが鼻につく。

と、ここで、初めて下山中の登山客に遭遇。
先が気になるので、状況を聞いてみると、
先は非常に滑りやすくて、その装備では行くべきではないと一蹴。
ありがたいお言葉を無視して登山強行。

ゴロゴロとした岩場を抜けると、彼らの言うことを聞くべきだったと後悔する羽目に
前日の雨で泥が崩れて泥の上がもの凄く滑る。
しかも、進むうちに浅い靴底に泥が詰まって何もないところでもどんどん滑るように
さらに、途中まであった階段も、泥ごと流れて崩れて使えない状態
木の根っこや他の登山客の足跡を掴んだり、足をかけたりしながら地面に這い蹲るようによじ登る。
それでも、滑ったり転んだりで泥だらけ
ただでさえ、歩きづらい道を片手にペットボトルを持っているからもう大変。
もし、これでカメラを持っていたら終わってたと思う。 真面目に

あまりの過酷な状況に途中で作戦会議、
登るか、降りるか。。。
目の前を見ると今までよじ登ってきた角度が水平に見えるほどの急斜面。

次の下山客に先の状況を聞いて判断しようととりあえず登り続ける。
ここで地面の様子がすっかり変わって、あれほど滑りやすかった泥はなくなって、代わりに岩がむき出しの急斜面をまっ直線にガシガシ登る。
ちょっと横を見ると断崖絶壁。
岩場のおかげで滑りにくいのはなくなったけど、谷がわを見ると延々と落ちていきそうでくらくらしそうになる。

5分も登らないうちに息が切れて休憩すると、さっき作戦会議をしたばかりの場所が凄く下に小さく見える。
足を滑らせたら死ぬ。

同時に、いままであんまり見えなかった景色が一気に広がり始める。
それまで雲と同じ高さで登っていたのが一気に雲を追い抜く
斜面が急だから、岩の上に立つと上下左右全てに久住連山の広大な景色が広がる。
カメラがないのが残念で仕方ない。
なにより凄かったのが、目の前で山肌に当たった風が雲を生み出しながらどんどんと登っていく。
まさに、今自分がいる斜面が雲を作り出していく
上昇気流が雲を生み出すって 教科書何度読むより分かりやすくて感動した。
横を見ると崖で、あらためて自分たちが登っている斜面の急っぷりに驚く
(後で等高線をみたら、平均値で45度を超えてた・・・ 下手なジェットコースターより酷い)

それまでの泥地が嘘のようなハイペースで一気に登頂。
最初の登山客含めて三人に装備の不備を指摘されました。 いや、ごもっともです。

帰りは体力や装備がそこそこまともな二人(といってもとても登山をする格好ではない)が赤川から降りて、俺含めた三人は安全な牧ノ戸コースで帰ることに。
(少々しゃくだけど装備を考えるとあの泥を下山するのは無謀すぎたので)

もとより牧ノ戸コースは気軽に登れるお手軽コースではあるけど、赤川を登ったあとから考えたらもはや山ですらない。
すたすたと下山。
とにかく平坦で、踏み固められた道や、フェンス、階段が白々しくさえある。
(景色を楽しむゆとりさえある)

赤川チームも無事下山してなんとかけが人なしで登山を終えました。
懸念していた雨は、登りは急斜面の上昇気流のおかげで雲を生成する場所ですんでいて、
下山時は雨が降りおわった後で幸いぬれる事もなかった。

赤川登山中に手に付いた泥は井戸水じゃ取れず、アルカリ温泉でやっととれた

無事に登山できたけど、今回の登山はさすがに後悔。
装備が貧弱すぎて楽しむ余裕が少なかった。
登山靴があれば、もっとアグレッシブに攻められただろうし、バックパックがあればカメラであのすてきな写真も撮れたしけんせーからもらったコンロで山頂コーヒーも行けたはず
半袖だったので、腕に小さな傷をおった人もいたし、転倒時パンツに穴が開いた人もいた。
なにより、今回けが人が出なかったのは、たまたま雨が降らず、霧におそわれず、気温がそれなりにあり、、体調が万端で、道を間違えず、危険なところで足を踏み外さなかっただけで、同じ装備でもう一度行けって言われても断る。

ただ、登頂時あれ程安堵し、もう登るまいと思った登山道を、今すでに、ちゃんとした装備で登りたいっておもってる自分がいる。
ちゃんとした装備で楽しみながら登山をして、写真を撮りたい。
山頂でコーヒーも飲みたい
牧ノ戸では得られない達成感と充実感があったし、ものすごい景色も見られた。

次久住に登るときもまた赤川から登りたい。

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