激安390円のバックパックは最高のモバイルバッグとなるか

2019/8/26 418hit
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登山用品ブランドのデカトロンが高コスパなバックパックを出しました。
製品レビューをするのに価格から入ることは殆どないのですが、この製品に関しては価格が一番の特徴なので価格を紹介しないわけにはいけません。
その価格なんと390円。
3,900円の間違いではないです。
しかも税込み
しかもしかも、送料込み。
これバックパックの値段じゃなくて靴下とかの値段ですよね
えっと、これで黒字が出るのでしょうか・・・

パット見の素材は悪くないですね、軽いジャージ素材です。

高級感がある素材ではないですが、もっとペラペラなビニールのようなものを想像していたのでそれよりはずっとまとも。
エコバックとかで使われていそうな素材です。

チャックは当然ですがYKKではありません。

SBSというメーカーのようです。残念ながらあまりなめらかではなく耐久性も高そうではないです。
デカトロンのバックパックは10年保証がついているそうですが、チャックにも適用されるのでしょうか?
無理な使用や摩耗は保証外だそうなので、揉めるかもしれませんが、まぁ390円なら壊れたら買い替えたほうが精神衛生的に良さそうな気もします。

全体的な縫製もそんなによくないですね。

届いた時点できちんと縫えていない部分や

末端処理がされていない部分が目立ちます。


底面は黒くなっていますが特に防水加工などがされているわけではなく単に色が違うだけで同じ素材です。


バックの中はこんな感じ。内部にポケットのようなものが見えますが、これは外部ポケットの裏地がそのまま飛び出しているんですね。
これは390円じゃなければクレームものでしょう。


それより酷いのは内部の縫製です、もうとんでもないことになっています。
子供がはじめてミシンを使ったら失敗しました。みたいな縫製です。
右側と左側の縫い目が1cmくらいずれているし、途中きちんと縫われていない部分もたくさんあります。


生地の端も末端処理がされていなくてガタガタ。
あちらこちらから糸が飛び出しています。

390円 390円


フックなどにかけるための紐もとりあえずつないだだけという感じで猛烈に斜めになって下から飛び出しています。

390円 390円

という感じで全体的に390円という値段は衝撃的だけれど、品質をみるとやや納得する部分があります。
全体的に加工が荒くスキルの低さを感じさせます。

いくら安いとはいえ、単なるチープな使い物にならないゴミだったら買う意味はありません。
390円とはいえおいしい牛丼を食べに行ける時代です。マクドナルドならハンバーガーにアイスクリームとポテトも付きます。
実はこの商品にはもう一つ重要な特徴があります。
それはとても小さいこと。

公称値は10Lで、これは私が日頃愛用しているPeakDesignのSling 10Lと同容量。
このサイズのバックパックは子ども用を除くとかなり珍しいように思います。

ガジェット向けのバックパックは一般的に容量が大きくて25L〜40Lくらいありますし、一般的なリュックサックと比べても見た目1/3くらいしか大きさがありません。
最近荷物の小型化が進んで、普段歩きのときはMacBookPro(13インチ)とα7s、それにGoProを持っていくということが増えました。
そんなとき、PeakDesignのSling 10Lに入れて持ち運んでいたのですがサイズは小さいものの重さはそこそこあるので、片側だけに負担がかかるメッセンジャーバックではなく両側で持てるバックパックがほしいと思っていたのでした。

ということで、早速試してみます。

MacBookPro 13インチはギリギリ入りました。

チャック部分に負担がかかっているので長く使うとチャックが破損しそうな気はします。そのへんの割り切りは必要ですね。
深さ方向の余裕はあるのでさらにカメラを入れることもできます。

流石にフルサイズの一眼レフとかは難しそうですがEOS Kissのようなコンパクトな一眼レフやα7のようなミラーレスならしっかり入ります。
まだまだ余裕はあるのでGoProや充電器類も全く問題なく入りますね。合格。


この状態でもシルエットがそんなに悪くならないのも気に入りました。
特になにか形状を保つための工夫があるわけではないですが、全幅が狭いことが幸いしてバックパックが膨らんでも変な型崩れをする余地がないようです。

背後にはサブの荷室があります。
さっと取り出すものを入れるのに便利かなと思っていたのですが、意外と容量がある。
もしかしてと、カメラを突っ込んでみたら 普通に入ってしまいました。


α7sにタムロンのf/2.8 28-75mmのズームレンズを入れていてもちゃんと入ります。
メインの荷室に入れるよりこちらに入れたほうがカメラを傷つける可能性も減りそうだし側面にチャックがあるので背負った状態から前にバックパックを回してカメラを取り出せて便利そうです。
難点はチャックがやはりなめらかではないし弱そうなので荷物を取り出すのがややストレスなのと、いつの日か突然チャックがバカっと開いてカメラが滑り落ちないか心配です。

背負った感じは肩紐の硬さがきになりました。
値段がぜんぜん違うので比べるべきではないですが、PeakDesignのSlingは肩紐がなめらかだったのでここの快適さはかなり違います。

背面は薄いマットのようなものはありますが、ほとんど役に立っていません。
背面が密着するしメッシュ加工などにもなっていないので結構蒸れます。
それでも両肩で背負えるのは肩掛けよりバランスの良さを感じます。 短時間使うには良さそうです。

全体的に

冒頭の最高のモバイルバックとなるかの回答ですが、完全にNGです。
バッグは防水じゃないし、クッション性などもないのでカメラやPCのような高価な物を入れて持ち運ぶのはそもそも無謀すぎです。
縫製の甘さやチャックの渋さは耐久性に対する懸念を抱かずに入られません。
値段が安いことはとても素敵ですが、品質に関してはかなり酷いように思います。
内装の縫製に関しては安いといえどももう少しやりようがあったはず。
高級感は値段なりという感じです。
フォーマルな場所はもちろんカジュアルな場所に持っていくのにも躊躇しますが、チープカシオに似たある種のポップカルチャーは感じます。

それでもサイズ感はまさに求めていたものズバリという感じ。
13インチMacBookProにα7sがしっかり入るのは嬉しい。
それでいて一般的なリュックサックと比べると圧倒的に小さく軽いです。

カメラが側面から取り出せるのも良かったし、小型軽量なのは取り回しの点で楽。

個人的には値段が10倍になってもう少し重たくなってもいいので防水加工と背面のクッション加工、まともな縫製とYKKチャックがついてくれたらなと思いました。


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